お薦めの本

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曜変の輝きと千利休の美学

雑誌BRUTUSの最新号の特集が「曜変天目」。「窯変(ようへん)」の美。窯の中で釉薬が化学反応を起こし、美しい色彩や結晶が生まれる。とりわけ美しい茶碗には「窯」に変わって「曜」の字が当てられた。「曜」...
お薦めの本

うつ病とサッカー 元ドイツ代表GKロベルト・エンケの隠された闘いの記録

各国サッカーの選手会を統合する国際機関の「FIFPro」が、2015年にこんな発表をしていたことを知った。FIFPro「Research links severe injuries to mental...
お薦めの本

アメリカとローマ帝国衰亡の類似点

ローマ史について手元の本を読み直してみると、ありきたりだがアメリカと重ね合わしてみたくなってしまう。目にとまった記述をいくつかメモ。ローマ帝国衰亡史の冒頭文と現在のアメリカの類似点リーマン・ショックが...
お薦めの本

マルクス・アウレリウス「自省録」の背景

ローマ皇帝、マルクス・アウレリウスの手記「自省録」が、NHK「100分de名著」の今月の1冊ということで再読した。自省録のことば「一つ一つの行動を一生の最後のもののごとくおこない、あらゆるでたらめや、...
お薦めの本

東証一部上場企業のデュポンROE推移

著者謹呈という札付きで日本経済新聞出版社から届いた本。 柳良平、広木隆、井出真吾「ROEを超える企業価値創造」著者とそれほど接点がないから、マネックス証券がくれたのか、はたまたESG関連書籍だから日経...
世界を読み解く方法

オルテガの「大衆」は、アレントの「技術的知識の奴隷」となる。

オルテガ・イ・ガセット「大衆の反逆」(1930)を読み直すと、続けて手に取りたくなるのが、ハンナ・アレント「人間の条件」。 アレントはユダヤ系のドイツ人。ヒトラーの政権掌握(1933)に際してアメリカ...
お薦めの本

大衆に埋没しない生き方のヒント/オルテガ「大衆の反逆」

1922年にイタリアでムッソリーニ、33年にドイツでヒトラーが政権を取る、その間の1930年に発表されたオルテガ・イ・ガセット「大衆の反逆」。NHK「100分de名著」で取り上げられていたのを機に読み...
世界を読み解く方法

私たちの目を曇らせる10の思い込み/ハンス・ロスリング「ファクトフルネス」

国連のSDGs(持続可能な開発目標)に関係する人であれば、読んでおかないと恥をかくという、ハンス・ロスリング「ファクトフルネス」。 読み進めてみると、人が陥りがちな思考パターンが示され、SDGsへの関...
お薦めの本

仮想世界の経済圏拡大で地球の限界を超えられる?/ジェレミー・ベイレンソン「VRは脳をどう変えるのか?」

ひょんなことからVRに関心を持つようになり、関連図書を探していたところ、ジェレミー・ベイレンソン「VRは脳をどう変えるのか?」と出会った。著者は認知心理学の観点から長年VRを研究している人物。VR内で...
お薦めの本

宇宙ビジネスの入門書と関連ファンド

年末のランチ会で宇宙ビジネスは投資対象としてどうなのか?と問われたが、この分野をほとんど学んでいなかったので、まずは手始めに「宇宙ビジネス入門」という題の本を手に取った。 石田真康「宇宙ビジネス入門」...
お薦めの本

読んだ本と振り返る2018年

区の図書カウンター(ネット予約で貸出のみの施設)とKindleのおかげで、本棚のスペースを気にせず本を読めるようになり、読書環境は抜群!それに伴い1年で何冊の本を読んでいるのかサッパリ分からなくなった...
お薦めの本

すべての歴史は現代史!/本村凌二「教養としての世界史の読み方」

歴史入門書というジャンルは次から次へと出版されては消えていく。つまりはどれも似たり寄ったりで、他の本の焼き直しということなのだが、今回読んだこの本は出色のできばえで、名著として長く残りそうだ。 本村凌...
お薦めの本

愛と平和を説きつつ戦うのはなぜ?/石川明人「キリスト教と戦争」

なぜキリスト教は愛と平和を説きながら、戦争ができるのか?そんな素朴な疑問をキリスト教徒の著者が読み解く、石川明人「キリスト教と戦争」が興味深かったのでメモ。現在のカトリック教会の戦争に対する立場現在の...
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エシカル消費よりも寄付の選別に頭を使え!/ウィリアム・マッカスキル「効果的な利他主義宣言!」

本屋でたまたま手にとったウィリアム・マッカスキル「効果的な利他主義宣言! 慈善活動への科学的アプローチ」目次を開いて飛び込んできた文言にビックリ。第8章 搾取工場の商品を避けるべきでない道義的理由これ...
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アンドロイドは人間を映し出す鏡/石黒浩「ロボットとは何か?」

アンドロイド研究を通じて人間を理解しようと探求する石黒浩氏。自分そっくりのアンドロイドを作って感じたことが記された著書、「ロボットとは何か?」(2009年出版)がおもしろい。人間は自分でさえも表面的に...
お薦めの本

日本企業に投資するなら長寿の同族企業?/ファミリービジネス白書2018

日本企業には自分の在任期間中だけなんとか乗り切れれば、といったサラリーマン経営者が多いと揶揄されることがある。私が投資している日本企業も11社のうち7社が創業家の経営者。魅力的な企業を選ぼうとすると、...
世界を読み解く方法

高僧との禅問答のような…高川武将「超越の棋士 羽生善治との対話」

2010年9月から永世七冠達成の2018年1月までの7年間におよぶ羽生善治さんへの全8回のインタビューをまとめた1冊、 高川武将「超越の棋士 羽生善治との対話」うつ病経験者であるインタビュアーの著者が...
お薦めの本

たねや急拡大の秘密「近江商人の哲学 「たねや」に学ぶ商いの基本」

たねやの四代目、山本昌仁氏が書いた本がかなり面白い。お菓子づくりに込められた想いが分かり、たねやのお菓子を食べたくなるのはもちろん、縮小する業界で右肩上がりの成長に導いた三代目の手腕が特に興味深い。そ...
お薦めの本

体外受精はいまだ人体実験のレベルなのか?

昨年から今年にかけて開催された連続シンポジウム「激動する世界と宗教」。その最終回の模様を収録した「宗教と生命 激動する世界と宗教」の中での、生命倫理学を専門とする安藤泰至氏の発言に驚いた。 「体外受精...
お薦めの本

若いうちに投資を経験すべき理由/村上世彰「いま君に伝えたいお金の話」

約10年前に「村上ファンド」と称され世間を賑わした村上世彰氏。当時は「物言う株主」として経営者から煙たがられ、悪いイメージをつけられた。しかしここ数年で、 投資家に企業との建設的な対話を促す「スチュワ...