脳と遺伝子の探求 体内時計を司る遺伝子とその司令塔/岡村均「時計遺伝子」 タイトルに惹かれて手に取った、岡村均「時計遺伝子」。 すべては理解できなかったので簡単に読書メモ。 私たちを形作るすべての細胞に「時計遺伝子」が含まれている。 そしてこれらの時計遺伝子の司令塔が、眼の... 2024.02.10 脳と遺伝子の探求
お薦めの本 行動遺伝学の3原則(エリック・タークハイマー) 行動遺伝学者の安藤寿康氏と、作家の橘玲氏の対談本、 「運は遺伝する」がわかりやすく、遺伝学に関心がある方にオススメ。 (キャスリン・ペイジ・ハーデン「遺伝と平等」は難しくて途中で挫折) その中でこれは... 2023.12.12 お薦めの本脳と遺伝子の探求
脳と遺伝子の探求 行動遺伝学は日進月歩。一つの遺伝子だけで人生は語れない。 遺伝と環境が私たちの人生に与える影響を研究する行動遺伝学。 これから「文系」と呼ばれる分野の諸学問は、脳科学や遺伝学等、 私たちの内側の最先端を追求する学問によって様変わりしていく。 そんな予感がする... 2023.11.23 脳と遺伝子の探求
脳と遺伝子の探求 文字を読むことの脳科学/メアリアン・ウルフ「プルーストとイカ」 先週、読書好きのための遊園地?、角川武蔵野ミュージアムを訪問。 図書館や書店のような管理のしやすさを重視した本棚ではなく、 目に留まったテーマから芋ずる式に読みたい本があふれだす仕組み。 脳関連の棚で... 2023.11.15 脳と遺伝子の探求
お薦めの本 思考とは新皮質の座標系を歩くこと/ジェフ・ホーキンス「脳は世界をどう見ているのか」 1996年に携帯情報端末“Palm”を世に送り出したジェフ・ホーキンス。 若い人は知らないだろうけど、スマホが登場する以前の世の中は、携帯電話と携帯情報端末、携帯音楽プレイヤーが別々に存在したの。その... 2023.08.06 お薦めの本脳と遺伝子の探求
脳と遺伝子の探求 知的好奇心の衰えに抗う 世の中が複雑になればなるほど、何が将来に役立つか分からない。だから一見無駄に思われるような知識や経験が重要になってくる。 そんな混沌の中に飛び込むために不可欠なのが知的好奇心だが、歳を重ねるにつれて衰... 2023.02.15 脳と遺伝子の探求
世界を読み解く方法 カルロ・ロヴェッリの量子論に、思考法や思考の癖を学ぶ。 カルロ・ロヴェッリ「世界は関係でできている」。 量子力学の解釈をめぐり、大きく分けて、「多世界解釈」「隠れた変数の理論」「QBリズム」の3つの派閥があるが、著者は「関係」を軸に解釈すべきと説く。 科学... 2022.08.26 世界を読み解く方法脳と遺伝子の探求
脳と遺伝子の探求 過去の記憶が色あせるから、時の流れを実感できる。 もしも覚えたことをいつまでも忘れない記憶力があったなら。そんな能力を手にしたら、状況が変化したときに、以前の記憶が鮮明すぎて邪魔で、新しい環境に適応できない。 そんな研究結果をネズミを使って示した論文... 2022.03.04 脳と遺伝子の探求「時」を読み解く
脳と遺伝子の探求 新しい習慣に慣れるのにどれくらいかかるのか? 私たちは新しい習慣に慣れるのにどれくらいかかるのか? 池谷裕二「寝る脳は風邪を引かない」で、下記の論文が紹介されており、平均して66日ほどで行動が変容するとのこと。 Phillippa Lally“H... 2022.02.28 脳と遺伝子の探求
お薦めの本 がんは進化のプロセス/アシーナ・アクティピス「がんは裏切る細胞である」 アシーナ・アクティピス「がんは裏切る細胞である」は、「癌(がん)」に関する最新の知見がまとめられた興味深い一冊。 がんは多細胞という性質に特有の問題 ひとりの人間の一生の間に繰り広げられる細胞の進化の... 2022.01.21 お薦めの本脳と遺伝子の探求生物と生命の不思議
世界を読み解く方法 人の目を曇らせる「思想」「嗜好」「習慣」(柳宗悦) 私たちが本質を見失いがちなのはなぜか? 柳宗悦がこんな言葉を残している。 「大方の人は何かを通して眺めてしまう。いつも眼と物との間に一物を入れる。ある者は思想を入れ、ある者は嗜好を交え、ある者は習慣で... 2022.01.14 世界を読み解く方法脳と遺伝子の探求
脳と遺伝子の探求 ビジネス書は後知恵バイアスとハロー効果だらけ ダニエル・カーネマン「ファスト&スロー」は、その内容の記憶が薄れてきたら繰り返し読むべき一冊。先ごろ出版された続編「ノイズ」を読む前の復習にもいいだろう。 いわゆるビジネス書には大きく分けて二つの種... 2022.01.11 脳と遺伝子の探求
お薦めの本 ドーパミンと起業家精神/リーバーマン&ロング「もっと!」 ドーパミンに関する最新脳科学を紹介した一冊、ダニエル・リーバーマンとマイケル・ロングの「もっと!」を読んでいて、起業家精神で日本がアメリカに適わない理由がよく分かった。そもそも遺伝子に端を発する違いな... 2022.01.03 お薦めの本脳と遺伝子の探求
脳と遺伝子の探求 セロトニン運搬遺伝子と日本人の可能性 橘玲「スピリチュアルズ」を読み進める中で(←この本おもしろい!)、以前読んだエレーヌ・フォックス「脳科学は人格を変えられるか?」について、重要な部分を読み落としていたことに気が付き、たしかめた。 お気... 2021.11.21 脳と遺伝子の探求
お薦めの本 道を見つける力を手放し、海馬を鍛えなくなった人類の未来は? スマホとGoogle Mapがなかった頃、とにかくよく道に迷った。子供の頃から記憶力には自信があったので駅前の地図をスキャンして、後で戻って来られるように、目印となるものを記憶しながら目的地を目指す。... 2021.09.09 お薦めの本脳と遺伝子の探求
兼好法師「徒然草」 偽ブランドは嘘つきのはじまり/池谷裕二「脳はすごふる快楽主義」 脳科学者の池谷裕二さんが最新の論文を紹介するエッセイ集。第3巻の「脳はすごふる快楽主義」を読んだ。 このシリーズは実に面白く、前2巻で印象的だった論文もメモを残している。 心が通じ合うとは、相手の言葉... 2021.01.14 兼好法師「徒然草」お薦めの本脳と遺伝子の探求
お薦めの本 お気楽人間の遺伝子と脳の秘密?/エレーヌ・フォックス「脳科学は人格を変えられるか?」 軽やかに生きているように見えるがその秘訣は? そんな風に問われて過去にまとめた人生観を読み直した。 私の人生観(13/06/22) 意外にもいま振り返っても、追加・修正する必要がなくて上出来。私が後に... 2020.05.18 お薦めの本脳と遺伝子の探求
お薦めの本 心が通じ合うとは、相手の言葉が予測できること?/池谷裕二「できない脳ほど自信過剰」 脳科学の論文を紹介したコラムをまとめた 池谷裕二「できない脳ほど自信過剰」 このなかで一番興味深かったのは、「気が合う」を科学的に解明しようとする研究者の論文。 Speaker–listener ne... 2018.08.10 お薦めの本脳と遺伝子の探求
脳と遺伝子の探求 脳の進化にまつわる誤解。ポール・マクリーン「三位一体脳モデル」の間違え。 デイビット・J・リンデンの「 脳はいいかげんにできている」。 ふと同じような話を昔読んだことがあるような?と調べていたら、 脳の見方に関するありがちな間違えに気付かされた。 脳は3段アイスのようなもの... 2018.07.29 脳と遺伝子の探求
脳と遺伝子の探求 フライングの脳科学。人は何秒で反応できるか? 織田一朗「時計の科学」を読んでいて、ふと気になる記述があった。 「国際陸連がフライングの規定を「1000分の100秒」に設定した根拠は、生理学の古典的な論文の「人間が外的刺激を感知し、大脳が判断して、... 2018.02.03 脳と遺伝子の探求