本屋で見かけた岩波書店発行の雑誌「世界」。
特集テーマ「台湾という問い」が気になって手に取った。
投資家が「台湾有事」と言われて真っ先に心配するのは、
TSMCと半導体供給がどうなるのか?
そして先ごろの高市発言による中国との関係悪化…。
こうした考え方は投資家に限らず、日本人全般に当てはまる。
そんな現状への警鐘を寄せた、駒込武 京大教授の記事が良かった。
日本は人権や民主、正義という原理からではなく、
もっぱら経済的な「国益」から台湾を論じている。
20世紀初めにドイツ軍が植民地で現地民を大量虐殺。
「自国民でもなく敵国民でもない、つまり人間ではない」
という考え方が起こした事件だった。
そして同じことが今まさにガザ地区で起きている。
台湾についても中国が「内政問題」と主張する以上、
統一に反対する台湾住民は、自国民でも敵国民ではなくなる。
そしてこうした状況を作ってしまった根源には、
1895年の日本による台湾領有がある。
日本人は台湾有事に巻き込まれることを恐れているが、
台湾こそが日本と中国との対立に巻き込まれてきた、
というのが歴史的な真相であることを忘れてはならない。
こんな内容の記事を読んで、台湾について無知なまま、
自分たちの利益のみで世界を捉えようとする視野の狭さを反省。
さらに台湾出身で日本で平和活動をするファン・ユーシャン氏が、
沖縄の米軍基地による人権侵害を目の当たりにして、
「台湾は米軍基地による被害を負担せずに、自分たちの人権を守るために、沖縄の人々の人権を犠牲にしているのかもしれない。」
この視点もまったく頭になかった。
雑誌「世界」を初めて読んだけど、とても勉強になった。
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