お薦めの本

世界を読み解く方法

私にとって最高の投資指南書、羽生善治「決断力」

私が投資家人生で一番参考にしている方は、ウォーレン・バフェットさんよりも、将棋の羽生善治さん。2005年に出版された「決断力」との出会いにはじまる。この本を手に取ったきっかけは、とてもふざけたもので、...
お薦めの本

金融の神様は何を間違えたのか?/セバスチャン・マラビー「グリーンスパン」

1987~2006年にFRB議長を務めたアラン・グリーンスパン。在任中は「神様」や「マエストロ」と崇められていたが、退任直後に起きた金融危機に責任の一端があると指摘され、その評価は失墜。今も功罪の議論...
お薦めの本

21世紀版「海賊資本主義」/水野和夫「次なる100年 歴史の危機から学ぶこと」

水野和夫「次なる100年 歴史の危機から学ぶこと」は、「ゼロ金利」の持つ意味を歴史的背景を踏まえて掘り下げた一冊。私が投資をはじめた約20年前、ゼロ金利は日本に特有の珍現象だったが、今や金利がないのは...
お薦めの本

トランプ誕生までの思想的背景/岡本裕一朗「アメリカ現代思想の教室」

2016年の大統領選挙でトランプが勝利したのは「反知性主義」ではない。その背景を読み解いた、岡本裕一朗「アメリカ現代思想の教室」が、とても興味深かったので図解してみた。
お薦めの本

数学者、加藤文元氏の異分野対談「人と数学のあいだ」

「人と数学のあいだ」数学者、加藤文元氏と異分野の方との対談集。竹内薫氏(物理学・プログラミング)岩井圭也氏(小説)上野雄文氏(脳科学)川上量生氏(ビジネス)といった面々との対談が収録されている。こうし...
お薦めの本

アメリカを学ぶための基本書「現代アメリカ政治経済入門」

資産形成はアメリカ株にインデックス投資するだけでOK、みたいな話をよく見聞きするし、私の株式ポートフォリオも5~6割がアメリカ企業で占められている。でもなぜそんなにもアメリカに期待をしているのか? そ...
お薦めの本

脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか?

2018年から活動の「池谷脳AI融合プロジェクト」。人工知能を用いて脳の新たな能力を開拓し、脳の潜在能力は一体どれほどなのかを見極めること、を目的としているという。このプロジェクトの代表、池谷裕二氏と...
お薦めの本

気候変動を論じるときの5つの問い by ビル・ゲイツ

ビル・ゲイツ「地球の未来のため僕が決断したこと」で紹介されている、気候変動に関する情報を目にしたときの論点整理が分かりやすい。排出量削減目標のトン数は、年間総排出量の510億トンの何パーセントにあたる...
お薦めの本

アートで魅せる数学の世界

数学って美しいなぁ…とうっとりさせられる一冊、岡本健太郎「アートで魅せる数学の世界」。エクセルの散布図を使って様々な絵が描けてしまう。正直、細かい数式はほとんど理解できないのだが、この本の記述にそって...
お薦めの本

がんは進化のプロセス/アシーナ・アクティピス「がんは裏切る細胞である」

アシーナ・アクティピス「がんは裏切る細胞である」は、「癌(がん)」に関する最新の知見がまとめられた興味深い一冊。がんは多細胞という性質に特有の問題ひとりの人間の一生の間に繰り広げられる細胞の進化の数は...
お薦めの本

数値化できないものを管理しようとする欲望が「ブルシット・ジョブ」を生んでいる

最近引用されている機会を目にすることが多くなった、デヴィッド・グレーバー「ブルシット・ジョブ」。過去数十年間で労働生産性は大きく上がったはず。それにも関わらず、ケインズが1930年に20世紀末の姿とし...
お薦めの本

ドーパミンと起業家精神/リーバーマン&ロング「もっと!」

ドーパミンに関する最新脳科学を紹介した一冊、ダニエル・リーバーマンとマイケル・ロングの「もっと!」を読んでいて、起業家精神で日本がアメリカに適わない理由がよく分かった。そもそも遺伝子に端を発する違いな...
お薦めの本

これから学ぶべき分野の整理

年の初めなので、これからの読書の方向性をまとめてみる。世界を読み解く方法をつかみたい!というのが私を読書へ駆り立てる原動力のひとつであり、そうして養った大局観を証券市場で試して楽しむ♪のが私の趣味。株...
お薦めの本

読んだ本と振り返る2021年

FIREに対する違和感をきっかけに投資をめぐる2021年の奇妙なキーワードのひとつは、“FIRE(Financial Independence and Retire Early)”だろうか。たしか今年...
お薦めの本

日本のクリスマス騒ぎは国を守るための祭り?

今がシーズンということでクリスマス関連の本を手に取った。 堀井憲一郎「愛と狂瀾のメリークリスマス」序章のこの一節が気になり、一気に読んだ。「キリスト教を背景にした西洋文明は、自分たちと同じルールで動く...
お薦めの本

グラフの神様、ウィリアム・プレイフェア/データ視覚化の人類史

マイケル・フレンドリー、ハワード・ウェイナー「データ視覚化の人類史」。 このなかでデータグラフィックスの父として紹介される、 ウィリアム・プレイフェア(1759~1823)の功績に衝撃を受けた。 私た...
お薦めの本

今なお続く「民主制vs独裁制」の原点/ヘロドトス「歴史」

ヘロドトス「歴史」再読まとめのつづき。クロイソスとソロンの富と幸福にまつわる問答 巻1・30~31(岩波文庫・上巻P31~36)理想の統治体制の議論 巻3・80~82(岩波文庫・上巻P392~396)...
お薦めの本

幸運と幸福の違いとは?/ヘロドトス「歴史」

ヘロドトス「歴史」を読み直している。読み進めていくと一番最初に出会う読みどころはやはり、クロイソスとソロンの問答。※岩波文庫・上巻のP31~権力の絶頂にあったリュディア王クロイソスは、ギリシアの賢人ソ...
お薦めの本

正義が愚行に変わるとき/ポール・A・オフィット「禍いの科学」

COVID-19以前に直近で経験した大きな危機といえば、2008年からはじまる金融危機と、2011年の東日本大震災。そしてこの2つには共通点がある。当初は持ち家の夢にあと一歩届かない庶民の夢を叶える!...
世界を読み解く方法

ル・ボン「群集心理」は、人間の条件、大衆の反逆の源流。

今月のNHK「100分de名著」が、ギュスターヴ・ル・ボン「群集心理」。まだ読んでいなかったので、この機会に手に取った。これまで読んだ本と歴史との関連をつなげると、こういう流れかなと。ル・ボン「群集心...