グラフの神様、ウィリアム・プレイフェア/データ視覚化の人類史

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マイケル・フレンドリー、ハワード・ウェイナー「データ視覚化の人類史」

このなかでデータグラフィックスの父として紹介される、
ウィリアム・プレイフェア(1759~1823)の功績に衝撃を受けた。
私たちがExcelでグラフを作る時の標準的設定のほとんどが、
プレイフェアがはじめた手法が現在まで続いているようだ。

たとえば以下のような慣習がプレイフェアの功績。

  1. グラフを囲む「フレーム」
  2. 図表の「タイトル」を付ける
  3. 「色づけ」をする(2本の線グラフなら色分け)
  4. 「軸のラベル付け」、単位を付す
  5. 「グリッド線」。主要な線と補助線とで太さを変える
  6. 理論値、仮説値、推測値を表す場合は破線で表現する

そして線グラフ、棒グラフ、円グラフを使って、
経済に関する統計データをグラフ化するという発想を根付かせた。

現在、私たちが毎日のように目にする、感染者数の推移グラフ。
あれが単なる数値の羅列では議論のしようがないので、その功績はあまりに大きく、
ぜひともその名を頭に入れておきたい。(世界史の教科書に載せてもよいのでは?)

こんなにスゴい人がいたとは!

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