私にとって最高の投資指南書、羽生善治「決断力」

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私が投資家人生で一番参考にしている方は、
ウォーレン・バフェットさんよりも、将棋の羽生善治さん。
rennyさんとのお話の中でそんなことを語った。

2005年に出版された「決断力」との出会いにはじまる。
この本を手に取ったきっかけは、とてもふざけたもので、
髪がフサフサだった頃の私は、雰囲気が羽生さんに似ているとよく言われ、
将棋自体には興味がなくとも、応援したくなる存在だったから(笑)

この本は投資のヒントだらけで衝撃を受けたのを思い出す。
棋を一手を選ぶための決断と、投資行動の決断とがリンクして、
以後、羽生さんの著書を通じて投資の心得や思考法を学んでいる。

ブログでたびたび引用してきたのは次の二つだろう。

「以前、私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。しかし今は、十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。・・・報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続してやるのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。」

株式投資は運次第な面もあり、努力しても報われないことも多い。
ただし続けることで、不運に左右される要素を減らしていったり、
偶然の幸運に出会いやすくする、といったことはできると私は思う。

同じ情熱、気力、モチベーションを持って続けるために、
羽生さんは後の著書で、変化の中でやりがいを探し続け、
分かりそうで分からないことに出会い、考え続けることを楽しむ、
といったヒントも残している。

「全体を判断する目とは、大局観である。1つの場面で、今はどういう状況で、これから先どうしたらいいのか、そういう状況判断ができる力だ。本質を見抜く力と言ってもいい。その思考の基盤になるのが勘、つまり直感力だ。直感力の元になるのは感性である。・・・将棋にかぎらず、ぎりぎりの勝負で力を発揮できる決め手は、大局観と感性のバランスだ。感性は、どの部分がプラスに働くというのではなく、読書をしたり、音楽を聴いたり、将棋界以外の人と会ったり・・・というさまざまな刺激によって総合的に研ぎ澄まされていくものだと思っている。」

これは私のブログが株式投資から多分野に広がる原点。
何かを極めるための直感を磨くため、古今東西あらゆるものに触れるべき!

私はそう受け取ったから、日本企業に投資するのであれば、
日本の歴史・文化に触れて、日本らしい事業とは何か考える。
また人間を知るには古典は片っ端から読むべきだし、
人にとって最も内側の脳科学、最も外側の宇宙物理学も学びたい。

このほかにもあげていけば、投資のヒントが満載の一冊だ。

「固定観念に縛られたり、昔からのやり方やいきさつにとらわれずに、物事を簡単に、単純に考える。」

「私は、積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にすると、いつも自分に言い聞かせている。」

「将棋は勝つことが目的だが、勝とうとすることはある意味で、欲である。その欲が考えを鈍くしたり、度胸を鈍くする。」

「情報をいくら分類、整理しても、どこが問題かをしっかりとらえないと正しく分析できない。さらにいうなら、山ほどある情報から自分に必要な情報を得るには、「選ぶ」より「いかに捨てるか」のほうが重要なのである。」

とくに最後の情報の取捨選択は、重要な論点なので、
今日のところはいったんおしまいにして、また後日。

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