お薦めの本

お薦めの本

動物の言語研究から人間社会を俯瞰する

ゴリラ研究の山極寿一さんと野鳥研究の鈴木俊貴さんの対談本、「動物たちは何をしゃべっているのか?」。京都大学の総長を務めた山極さんをご存じの方はほとんどだと思う。私が鈴木さんのシジュウカラ研究を知ったの...
お薦めの本

カール・ローズ「意識高い系資本主義が民主主義を滅ぼす」

内容もさることながら、翻訳のタイトルが素晴らしい一冊。カール・ローズ「意識高い系資本主義が民主主義を滅ぼす」。原題の“WOKE CAPITALISM”の“woke”に、「意識高い系」という日本語をあて...
お薦めの本

世界のサッカークラブ経営の潮流

横浜F・マリノスの財務諸表を振り返った際、 2015年にシティ・フットボール・グループ(CFG)の出資により、債務超過を脱した局面があったことを紹介した。サッカーファンにとっては当たり前の話だが、この...
お薦めの本

人類の半分は「蚊」に殺された

ティモシー・ワインガード「蚊が歴史をつくった」。主にハマダラカを媒介とするマラリアが、どのように人類史に影響を与えてきたかを描く歴史書だ。私たちの免疫は生まれ育った地域の環境に適応している。だから領土...
お薦めの本

起業の天才!江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男

昨年からリクルートHDへの投資を少しずつ増やしてきたので、創業者、江副浩正さんがどんな人だったのか知りたくなった。子供の頃「リクルート事件」のニュースで見たような記憶もある。そして事件のせいで、会社の...
お薦めの本

思考とは新皮質の座標系を歩くこと/ジェフ・ホーキンス「脳は世界をどう見ているのか」

1996年に携帯情報端末“Palm”を世に送り出したジェフ・ホーキンス。若い人は知らないだろうけど、スマホが登場する以前の世の中は、携帯電話と携帯情報端末、携帯音楽プレイヤーが別々に存在したの。その中...
お薦めの本

ハイゼンベルク「部分と全体」

ウェルナー・ハイゼンベルクの自伝「部分と全体」を久しぶりに読み返した。この本をはじめて手に取ったのは2012年のこと。投資好きが興じて未来学を追い求めて挫折した過程で、ハイゼンベルク「不確定性原理」ゲ...
投資哲学を求めて

マンデルブロ「禁断の金融10ヵ条」

マンデルブロ「禁断の市場」を再読し、2009年夏の記事を書き直した。当時はナシーム・ニコラス・タレブ「ブラック・スワン」を読み、その中で紹介された哲学者ポパーと数学者マンデルブロが気になり、彼らのむず...
世界を読み解く方法

投資家にオススメしたい現代文の学び直し

22歳で株式投資をはじめるまでは、ほとんど本を読んでいなかった。必要に迫られて、経済、金融、会計、経営関連の書籍を読み倒したが、この世界を読み解くための方法に近づいた実感はえられなかった。30代になる...
世界を読み解く方法

投資家にオススメの社会学の名著

相場の格言に「人の行く裏に道あり花の山」というものがある。しかし多くの個人投資家はこれと逆行しているのではないか。投資家だけではなく、社会全体が一方向に触れやすくなっている。「知」を解放する装置として...
世界を読み解く方法

投資家にオススメの科学書(相対性理論・環世界)

当事者として企業価値評価を争点の裁判に関わる中、リーマン・ショックが起こり株価が暴落し、世界が大混乱。裁判になったり、株価が乱高下したりするのは、企業価値を評価する絶対的な方法がないからだよね。大学院...
世界を読み解く方法

投資家にオススメの科学書(進化論)

個人投資家の間で信仰を集める「長期投資」の教え。もちろん私も信じたいが、鵜呑みにしないための学びも必要だ。「長期で株式を保有すれば必ず儲かる!」という信仰の土台は、進化論の曲解から生まれているのではな...
お薦めの本

人生を楽しむために学び、自分なりの価値観を持て!/國分功一郎「目的への抵抗」

今春、國分功一郎「暇と退屈の倫理学」の文庫化を機に再読、蔵書に加えてまもなく、新潮新書から新刊が出たので手にとった。國分功一郎「目的への抵抗」読み始めてみると、その内容の半分超は、おととしジョルジョ・...
お薦めの本

将来の災害リスクと向き合う難しさ/高嶋哲夫「富士山噴火」

太陽フレアによる大停電SF(伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で」)に続いて、 こちらはより身近な自然災害を描いた、 高嶋哲夫「富士山噴火」南海トラフ大地震の惨劇から約3年、富士山が不気味に動きはじめる。 物...
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太陽フレアによる大停電を描いたSF/伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で」

SF小説から将来起こりうるリスクを学ぶことができるのでは? 最初に手に取った一冊は、巨大な太陽フレアによって変電設備が破壊され、3年以上復旧の目処が立たない状況を描いた、伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で」...
お薦めの本

ユダヤ人も危惧するイスラエルの現状/シルヴァン・シペル「イスラエルvs.ユダヤ人」

断片的に伝わるイスラエルに関するニュースに違和感を覚え、ゴールデンウィーク中にイスラエル関連書を読んでみた。 ダニエル・ソカッチ「イスラエル 人類史上最もやっかいな問題」 シルヴァン・シペル「イスラエ...
お薦めの本

ヌリエル・ルービニ「MEGATHREATS 世界経済を破滅させる10の巨大な脅威」

ヌリエル・ルービニ博士と言えば、2006年頃からサブプライムローンの拡大と住宅バブルを警告し続けた人物。当初は頭のおかしい学者と軽んじられていたが、2008年9月にリーマン・ショックが起きると、予言者...
お薦めの本

浜辺真紀子「株主との対話ガイドブック」

2000年から約20年間、ヤフーのIRを担当されていた、浜辺真紀子さんから新刊本をいただいた。「株主との対話」ガイドブック ターゲティングからESG、海外投資家対応まで先日、rennyさんとのポットキ...
お薦めの本

世界史の学び直しに「もういちど読む山川世界史プラス」

人の記憶はあいまいだから、繰り返し学ぶしかない。とはいえ何度も同じ本を読むのは飽きてしまう。最近、国際情勢に不穏な動きが満載なので、歴史的背景も踏まえて、未来を考え続けなければと、世界史を現代史からさ...
お薦めの本

古代種を失えば、その食物は消滅する?/ダン・サラディーノ「世界の絶滅危惧食」

動植物の大量絶滅の話を見聞きするようになって久しいが、なぜか頭の中で食べものと繋がりにくいのは私だけだろうか。でも最近ようやく、天ぷらを通じて異変が身近になってきた。「きす」以上に深刻な「めごち」。江...