投資家にオススメしたい現代文の学び直し

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22歳で株式投資をはじめるまでは、ほとんど本を読んでいなかった。
必要に迫られて、経済、金融、会計、経営関連の書籍を読み倒したが、
この世界を読み解くための方法に近づいた実感はえられなかった。

30代になると、古典を読みあさりながら歴史・文化を探究し、
脳科学や宇宙物理学などの科学書にも手を伸ばしていった。
知的好奇心のおもむくままに無軌道な読書をしているうちに、
求めていたものに少しずつ近づき、投資リターンも向上していった。

こうして22歳から40歳までに2,000冊くらいの本を読んできたが、
40歳目前にとんでもなく遠回りをしていたことに気付かされる。
この本との出逢いがきっかけだった。

東大入試の問題文に採用されている文章が素晴らしく、
私の追い求めていた世界を読み解く方法がここにあった!

受験生は過去問を解いていくことで、
いまを生きるための思考力が自然と身についていく。
現代文とは現代に必要な教養を身につける科目だったのか!

学生時代、国語・現代文が苦手で敬遠していたことを反省し、
その後、受験生用の問題集も解きはじめて、一番良かった本が、

その学びの記録をこのブログに書き残している。

実際に問題を解いてみると、読解力を磨くことの大切さを痛感させられる。
読んで分かったつもりでも、きちんと文脈を読み取れていないかも?

世間を見渡すと、文脈を読めば、著者はそんな主張をしていないよね?
というような内容で炎上している奇妙な例に出会うことがある。
揚げ足取りなのかと思っていたが、あれは読解力不足から来ているのだ。
(接続詞が読み取れず、バラバラの短文として認識している事例が多い)

読解力がなければ、企業のIR情報を理解することもままならない。
己を過信せず、定期的に問題集を解いて反省する機会が必要だ。

また書籍に頻出する言葉の意味を正しく理解できているか、
確認するために役立つ、受験生用のオススメ参考書もある。

何か学びたいものを見つけたら、無軌道に読書を重ねる前に、
まずは中学・高校時代の勉強に戻って土台を作るところから。
私のように歳を重ねる前に、ぜひとも気が付いて欲しい。

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