将来の災害リスクと向き合う難しさ/高嶋哲夫「富士山噴火」

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太陽フレアによる大停電SF(伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で」)に続いて、
こちらはより身近な自然災害を描いた、

南海トラフ大地震の惨劇から約3年、富士山が不気味に動きはじめる。
物語の舞台は主に御殿場市。
地震とは違い、火山の噴火はその兆候を掴むことはできるが、
観光への影響等の反対で住民の避難が進まない中、遂に噴火。
御殿場市、全住民の避難・救出活動が精緻に描かれている。

起こりうる自然災害が目の前に広がるような描写を読むと、
自分が生きているうちには起きて欲しくない、と願ってしまう。
その一方で、できるかぎり長く生きて(可能なら不老不死で)、
世の中の移り変わりを体験していたい、という想いもある。

満ち足りた人生かどうかは、生きた年月の長さではなく、
自分の心のあり方が決めるものだと分かってはいるけど…

でもどうして将来の災害リスクと向き合うことはこうも難しいのか。
古典で目に付く人生論は、
「未来や過去に振り回されず、今この時に目を向けよ! 」
と説いたものばかりだしなぁ。。。

そして結局、こういう大災害に備える株式投資の心構えは、
誰もが知る、ウォーレン・バフェットの言葉に集約されるのかな。

“Only buy something that you’d be perfectly happy to hold if the market shut down for 10 years.”

とりあえず富士山噴火で東京にも飛来する火山灰に備えて、
我が家にゴーグルがあったかの確認だけはしておこう。

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