お薦めの本

お薦めの本

天文物理学者BossB「宇宙思考」

謎めいた著者名とタイトルに惹かれて手に取ると、宇宙物理学の知見から、私たちの人生を読み解いた一冊だった。こういう観点で書かれた本に初めて出会った。たとえば、膨張を続ける宇宙には中心も果てもないのなら、...
お薦めの本

一期一会の夜空に目を向けられる人生でありたい

「月刊星ナビ 2024年7月号」の特集、星空人生100年計画が興味深い。これまでとこれからの激レア天文現象がまとめられている。自分が物心ついた頃からの記録を抜き出してみると、日付現象1986年4月ハレ...
お薦めの本

戸谷洋志「恋愛の哲学」が読みやすかった

すべての学問の出発点には「数学」と「哲学」がある。世界を読み解くための「言語」が数学で、「心」が哲学。そう考え始めてから、関連書籍を手に取るようにしているが、私には壁が高く、挫折せずに最後まで読める本...
お薦めの本

太陽の黒点活動と景気や気象の関係

2024年5月8日から11日かけて大規模な太陽フレアが7回発生。普段は見られない緯度の地域でオーロラが観測されている。太陽の活動が活発な時期に入ってきたのだろうと、これまで追ってきた黒点数の統計データ...
お薦めの本

脇屋友詞「厨房の哲学者」

30代前半の頃、たまたま近くに用事があった帰り道、あの脇屋シェフの店がこんなところにあるんだ!と出会い、赤坂の「トゥーランドット 臥龍居」でランチをいただいた。当時の私は街中華ぐらいしか食べたことがな...
お薦めの本

加速化するイノベーションという欺瞞/バーツラフ・シュミル「Invention and Innovation」

「イノベーションは加速している」とよく言われているが、過度な期待は禁物であると説いた本が興味深かったのでメモ。 バーツラフ・シュミル「Invention and Innovation 歴史に学ぶ未来の...
お薦めの本

忘れていたこの感覚! 宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」

全国の書店員が投票で選ぶ本屋大賞に輝いた、宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」を読んだ。先日テレビ番組で、この小説の舞台となった滋賀県大津が、聖地巡礼で盛り上がっているという特集を見たのがきっかけ。普段...
古今和歌集

生命の存在意義はエントロピー増大を加速すること/池谷裕二「夢を叶えるために脳はある」

引き続き、池谷裕二「夢を叶えるために脳はある」に収録された、3日間の講義録のうち3日目を読み終えてメモ。私たちにはなぜ脳があるのか? 私たちの存在価値は何なのか?池谷氏の解説が衝撃的な内容だった。 私...
世界を読み解く方法

脳の限界が悪を生む?/池谷裕二「夢を叶えるために脳はある」

引き続き、池谷裕二「夢を叶えるために脳はある」に収録された、3日間の講義録のうち2日目を読み終えてメモ。人工知能との比較から考える脳の特徴がテーマ。 四色定理はコンピューターを使った力技で証明された。...
お薦めの本

現実と仮想の混同はすでに脳内で…/池谷裕二「夢を叶えるために脳はある」

脳科学者、池谷裕二さんの新刊「夢を叶えるために脳はある」。高校生向け講義シリーズ3部作の完結編。前作はブルーバックス創刊50周年記念イベントでもらって読んだ。あれから10年以上も経ったのか。 記憶が「...
お薦めの本

お葬式のフリーレンはダサい/アンナ・アスラニアン「生と死を分ける翻訳」

あらゆる国の言語を日本語に翻訳できてしまうから、日本人は外国語が苦手という話を聞いたことがある。真偽のほど分からない。でも本来、イコールでない2つの言語を繋げようとしても、様々な困難を伴い、時には誤訳...
世界を読み解く方法

愛とは時間をムダにすること/辻信一「ナマケモノ教授のムダのてつがく」

「タイパ」について学ぶための読書。一冊目は、 稲田豊史「映画を早送りで観る人たち」続いて読んだのは、文化人類学者が「ムダ」をテーマに書いた、 辻信一「ナマケモノ教授のムダのてつがく」「タイパを重視する...
お薦めの本

タイパはオタクに憧れる?/稲田豊史「映画を早送りで観る人たち」

現在の圧倒的な「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」人気は、「コスパ」「タイパ」重視の世の中と関係があるのだろう。私には無縁の世界だから…、と距離を置かずに学んでみようと思い、まずは「倍速...
お薦めの本

投資関連の良書が増えたような。あの清原達郎さんの著書がついに!

株価の上昇傾向が続き、株式投資に注目が集まってくると、しょうもない投資指南書が本屋に平積みされはじめる。タイトルで「1億円」と煽ってくるのがその代表例。そんな光景を眺めながら、上昇相場の終わりを意識す...
お薦めの本

工藤勇一・苫野一徳「子どもたちに民主主義を教えよう」

今の読書テーマのひとつ「民主主義の学び直し」。子供向けの易しい本も読もうと手に取った一冊が、目的とは少し違ったけど、内容がとても興味深かった。 工藤勇一・苫野一徳「子どもたちに民主主義を教えよう」校長...
お薦めの本

東大教授が語り合う10の未来予測

以前この動画配信が面白い!と紹介したシリーズが書籍化されていた。 東大TV「知の巨人たちの雑談」がおもしろい(22/07/30)すごく面白いのに、どの動画も1万回再生にも届かず、続編を楽しみにしていた...
世界を読み解く方法

善悪二元論を倫理学から考えてみる/佐藤岳詩「倫理の問題とは何か」

自分の信じているものを強く信じるために、敵を作って批判してしまいがちなのはなぜなのか?それはデカルトの「方法序説」以来、私たちが築いてきた思考法の基本が二元論だから?今月のrennyさんとのポッドキャ...
お薦めの本

読んだ本と振り返る2023年

読書にまつわる今年一番の発見といえば、rennyさんとの対話の中でご指摘いただいた、「吉田さんにとって投資とは何ですか?と掘り下げると、読書が出てくるかもしれない。」読書が株式市場の日々の動きから遠ざ...
お薦めの本

行動遺伝学の3原則(エリック・タークハイマー)

行動遺伝学者の安藤寿康氏と、作家の橘玲氏の対談本、「運は遺伝する」がわかりやすく、遺伝学に関心がある方にオススメ。(キャスリン・ペイジ・ハーデン「遺伝と平等」は難しくて途中で挫折)その中でこれは頭に入...
お薦めの本

ジョン・フォン・ノイマンの多分野に広がる好奇心。その背景は…

ジョン・フォン・ノイマン(1903~57)に関する本を2冊読んだ。 アナニヨ・バッタチャリヤ「未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン」 高橋昌一郎「フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔」「未...