人の記憶はあいまいだから、繰り返し学ぶしかない。
とはいえ何度も同じ本を読むのは飽きてしまう。
最近、国際情勢に不穏な動きが満載なので、
歴史的背景も踏まえて、未来を考え続けなければと、
世界史を現代史からさかのぼって学び直そうとしている。
高校時代に勉強していた頃から、
山川出版社の「詳説世界史研究」を愛用してきたが、
少し飽きてきて、なんかいいのないかな?と探してみたら、
- 木村靖二、岸本美緒、小松久男 編「もういちど読む山川世界史プラス」
というアジア編とヨーロッパ・アメリカ編の二分冊と出会った。
はじめは「もういちど読む山川世界史」は、
高校生の時ですら物足りなかった教科書ベースのやつでしょ?
と目もくれなかったが、先日ふと書店でまえがきを開いてみたら、
「『詳説世界史研究』は、政治史や国際関係史を軸に古代から現代までの世界を、オーソドックスな内容で、かつ最先端の研究成果に十分目配りした概説書です。ただそれだけに、どうしても厚くなり、自宅や図書館で読むならともかく、簡単に手にしにくいのは確かです。そこで、その内容を精査して簡易化し、ビジネスパーソンはじめ世界史に興味を持った読者が手に取り、読みやすいように再編集しました。」
ベースが「詳説世界史研究」なら、今回の学び直しはこれを使おう!
そしてこれを読みながら確認する年表は、
世界の政治、経済、科学、思想、文化が俯瞰できる逸品。
今から買うならPDF版もある。
書籍版は印刷の状態がイマイチで少し読みにくい。
PDFは検索ができるけど、タブレットでは俯瞰するのが難しく、
PCを起動して大きめのディスプレイで読まないといけない。
私は結局、両方持っているけど、どちらがいいかは使う人次第。
とりあえず今の私はこんな感じで勉強中。
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