お薦めの本

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円の命運を握る通貨スワップ協定/河野龍太郎、唐鎌大輔「世界経済の死角」

いつの間にか当たり前の存在になっていた、通貨スワップ協定(通貨スワップ取極、通貨交換協定)。アメリカのFRBが日本を含む先進5ヵ国の中央銀行と、ドルと各国通貨を交換(スワップ)する協定。金融危機が起き...
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イノベーションの歴史/河野龍太郎、唐鎌大輔「世界経済の死角」

河野龍太郎さんと唐鎌大輔さんの対談本「世界経済の死角」。両氏の最新作を読了済みだったため、一気に読んでしまったが、これは「日本経済の死角」「弱い円の正体」を含めて再読し、きちんとメモを取りながら、知識...
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中央公論を知らずに生きてきて人生損した

論壇誌というジャンルの雑誌があることを初めて知った。読書好きを自称しながら、この体たらくは恥ずかしい限り。今回、中央公論を読んで、なんだこの面白い雑誌は!40代後半になるまで知らなかったなんて人生損し...
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日本のネット環境は脆弱?/小宮山功一朗、小泉悠「サイバースペースの地政学」

早川書房のKindleセール(7月14日まで)つながりで、 トム・スタンデージ「ヴィクトリア朝時代のインターネット」を読んで面白かったら次は、 小宮山功一朗、小泉悠「サイバースペースの地政学」へ読み進...
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芝村裕吏「セルフ・クラフト・ワールド」

早川書房のKindleセール(7月14日まで)を機に、気になっていたSF小説をいろいろ購入して読んでいる。これまでのところ一番面白かったのが、 芝村裕吏「セルフ・クラフト・ワールド」全3巻VRゲームの...
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トム・スタンデージ「ヴィクトリア朝時代のインターネット」(1998年出版)

インターネットが本格的に普及を始めようとしていた頃、その後に起きることを予言したような本が出版されていた。 トム・スタンデージ「ヴィクトリア朝時代のインターネット」もちろん19世紀にインターネットがあ...
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多細胞個体の「私」と生殖細胞のズレ/市橋伯一「増えるものたちの進化生物学」

本屋で見かけた、学習塾の日能研が発表している、過去3年間で中学入試の国語で出題された作品リスト。出題回数が上位の本(ちくまプリマー新書が多い)を、だいたい読んでみて、一番興味深かったのが、 市橋伯一「...
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ヒマラヤ山脈と脳進化の不思議な相関/藤井一至「土と生命の46億年史」

ヒマラヤ山脈の隆起と人類の脳容量増大に相関関係が?!藤井一至「土と生命の46億年史」で出会った驚くべき仮説。約4000万年前にインド亜大陸がユーラシア大陸と衝突して、ヒマラヤ山脈とチベット高原が形成さ...
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Altraのベアフットシューズを買う/池田光史「歩く」

池田光史「歩く マジで人生が変わる習慣」歩くことの重要性と現代人の座りすぎ問題を解説し、足本来の力を取り戻すための靴選びまで紹介した一冊。歩けばアイデアが舞い降りるアメリカでは「ウォーキングミーティン...
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地政学の入門書として秀逸!/社會部部長「あの国の本当の思惑を見抜く地政学」

米ソ冷戦終結後の約20年間は、経済成長が最重要視された時代だった。グローバル化が進展したあの時期がむしろ例外だったのかもしれない。2010年代半ばからは(特に2014年のロシアのクリミア侵攻あたりから...
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わずかな確率の差が…/大栗博司「数学の言葉で世界を見たら」

数学は好き嫌いで済まされるレベルの道具ではない。宇宙の原理は数学という言語で記述されている(ガリレオ・ガリレイ)数学の不合理なまでの有効性(ユージン・ウイグナー)経験とは独立した思考の産物であるはずの...
日本の美意識

加藤周一「日本文化における時間と空間」

NHK「あの人の本棚」で鈴木敏夫さんが紹介されていて、愛読書の一つとして加藤周一の著作をあげていた。この機会に読んでみたのが、 加藤周一「日本文化における時間と空間」2008年に亡くなった著者が200...
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スーザン・ストレンジの予言的警鐘。カジノ資本主義、マッド・マネー。

先月収録したrennyさんとのポッドキャストの中で、スーザン・ストレンジ(1923~98)の本について触れた。でも私自身も内容を忘れかかっていたので、この機会に再読した。2冊の本の内容を簡単に紹介する...
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オスマン帝国滅亡から約100年。荒れに荒れる旧支配地。

1922年にオスマン帝国が滅亡してから約100年。ふと気がつくと近年の目に付く紛争のほとんどは、旧オスマン帝国の支配していた地域で起きているような…調べてみたら想像以上に多くて驚きだった。バルカン半島...
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ニクソン・ショックからの数年を学ぶ/西野智彦「ドキュメント 通貨失政」

2025年4月のトランプ関税は経済秩序の改変を狙ったもの?1971年8月のニクソン・ショック以来の経済史における大事件?そんな仮説をもとに1970年代を振り返ることのできる本を探し、西野智彦「ドキュメ...
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作家の執筆環境(ハード・ソフト)/本の雑誌2025年3月号

たまたま見つけた「本の雑誌(2025年3月号)」。特集記事「私はこれで書きました。」が読んでみたかったのだ。作家のみなさんが現在、どんなツールで原稿を書いているのか?以下のような構成になっている。 北...
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音声メディアの可能性/冨山雄一「今、ラジオ全盛期。」

ラジオとは無縁の人生を送ってきたので、 冨山雄一「今、ラジオ全盛期。」というタイトルに、なんだ?と興味を持って読んでみた。2024年2月に開催のオールナイトニッポンの特別イベントに、 東京ドームに、5...
お薦めの本

鈴木俊貴「僕には鳥の言葉がわかる」

鈴木俊貴さんはシジュウカラの研究を通じて、「動物言語学」という新たな分野を立ち上げた人物。私も3年前に初めてこの研究を知って、とんでもなく驚いた。つい最近まで、言語学者と動物学者の共通認識は、 動物の...
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21世紀の本をめぐる環境の激変/ジョン・B・トンプソン「ブック・ウォーズ」

デジタル革命が書籍関連ビジネスに与えた衝撃を描いた、 ジョン・B・トンプソン「ブック・ウォーズ」2025年1月に日本語訳が出版されたが、原書は2021年出版で事例やデータは2018~19年。以下のよう...
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生産性の低さが日本経済停滞の原因ではない/河野龍太郎「日本経済の死角」

毎年年末に経済書の良書がランキング化されるが、これは必ず上位にランクするであろう一冊。 河野龍太郎「日本経済の死角」日本経済が長期停滞を脱するために労働生産性の向上を!こく説明がされることが多々あるが...