1922年にオスマン帝国が滅亡してから約100年。
ふと気がつくと近年の目に付く紛争のほとんどは、
旧オスマン帝国の支配していた地域で起きているような…
調べてみたら想像以上に多くて驚きだった。
バルカン半島の紛争
- ユーゴスラビア内戦と民族紛争(1991-2001)
- コソボ紛争(1998-99、2004、2008)
- マケドニア紛争(2001、2015)
イスラエル・アラブ紛争
- 中東戦争(1948-1949、1956、1967、1973)
- レバノン戦争(1982、2006)
- パレスチナ蜂起(インティファーダ)(1987-1993、2000-2005)
- ガザ紛争(2023-2024に激化)
イラクを中心とする紛争
- イラク・クルド紛争(1919-2003)
- イラン・イラク戦争(1980-1988)
- 湾岸戦争(1990-1991)
- イラク戦争(2003-2011)
- イスラム国(ISIS)の台頭(2014-)
旧ソ連・コーカサス地域の紛争
- ジョージア・オセチア紛争(1918-1920、2008)
- アルメニア・アゼルバイジャン戦争(1918-1920)
- チェチェン紛争(1994-1996、1999-2009)
- 北コーカサスでの反乱(2009-)
- ロシア・ウクライナ戦争(2014、2022-)
北アフリカ地域の分相
- エジプトの政変と紛争(1952、1956、2011)
- リビア内戦(2011-)
オスマン帝国が健在だったら世界は平和だったのだろうか。
でも、そもそもオスマン帝国の歴史を知らなすぎるな。
こんなことを考え始めた矢先、ちょうど良い本に出会った。
講談社現代新書から今年3月に出版されたばかり。
100ページほど読み進めたが、これは読みやすい。
コメント
オスマン帝国末期のアルメニア人虐殺というのもありましたよね。
素人の私がだからどうだというつもりは全然ありませんが、なんか血塗られた地域ですね。
血塗られた地域になってしまった遠因にオスマン帝国の統治法があるのか?などなど、歴史を追う中で何か分かることがあったら興味深いなと考えています。