世界を読み解く方法

シオラン「崩壊概要」を分かったつもりになってみた

エミール・シオランの「崩壊概要」を読んだ。難しくて全体として何の話なのかさっぱり分からなかった。せっかく読んだので、メモした気になる文章を勝手に編集。私たちは様々なものを定義づけたりして「分かったつも...
投資や経済の話題

マイケル・ジャクソン。アメリカが文化的な覇権国家になった1980年代の象徴。

マイケル・ジャクソンの伝記映画「Michael」を観てきた。私は1978年生まれなので、小学生の頃がマイケルの絶頂期なのかな。ちょうど「スリラー(1982)」から「BAD(1987)」のあたり。ムーン...
日記と雑談

ちいかわ:物語の深層と経済効果を追いかけて

1990年代生まれの執筆者と編集委員を中心につくられた、人文系の雑誌「ゲンロンy」(2026年3月創刊)。もともとは「瀬戸内海未来主義」の特集を読みたくて買ったのだが…創刊号に掲載の座談会「令和カルチ...
偶然とリスクの諸相

ローティの偶然性とは?/朱喜哲「バラバラな世界で共に生きる」

リチャード・ローティの「偶然性・アイロニー・連帯」。2012年の松岡正剛さんのイベント「連塾 本の自叙伝」で知って、手に取ってみたものの、まったく理解できずに挫折した一冊。あの頃はリーマン・ショック(...
情報と知性

私たちは見たい現実しか見ようとしない/稲増一憲「マスメディアとは何か」

この本で著者が伝えたいメッセージは末尾に示される通り、「マスメディアへのステレオタイプを鵜吞みにするな」その世間一般の固定観念とその間違えをサクッとまとめると、 テレビや新聞は偏向報道によって世論を扇...
サッカー

Jリーグ2025年度クラブ決算が発表

Jリーグ各クラブの2025年度決算が発表された。2026~27シーズンからヨーロッパとスケジュールをあわせるのに伴い、これまでの1月期決算から6月期決算に変更するクラブが多いようだ。つまり2026年1...
お薦めの本

「逃げ上手の若君」の史実を求めて、鈴木由美「中先代の乱」

現在配信中のアニメ「逃げ上手の若君」第2期。主人公、北条時行は史実では?と書籍を探してみると、 鈴木由美「中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢」中公新書のこの一冊が、時行を扱った唯一の本みたい。まず...
サッカー

ワールドカップの裏側にある経済と構造。欧州五大リーグを「シリコンバレー」に見立てる。

ワールドカップ期間中、様々なサッカー関連動画がYouTubeに掲載された。その中でも投資家の視点で選ぶなら、この動画が群を抜いて興味深かった。rennyさんとのポットキャストでもこういう話をすべきだよ...
世阿弥「風姿花伝」

「ワールド イズ ダンシング」を見るなら「風姿花伝」も!

この7月スタートのアニメ「ワールド イズ ダンシング」。日本史の授業で必ず習う、能の大成者、世阿弥が主人公。この機会に名著として名高い「風姿花伝」を読み直した。私は30代の頃は世阿弥の人生論をこの本に...
投資や経済の話題

投資の字源を辿る・英語版:invest、risk、economy

漢字から投資にまつわる語源を調べてみて、 投資の字源を辿る:「投」「資」「価」「値」「格」を解剖(26/06/16)今度は英語については調べてみたくなった。investとは?途中までは「服を着せる」と...
国際政治・外交と地政学

コンゴ民主共和国? ワールドカップから巡るコンゴ激動の歴史

ワールドカップを観ていてなんか変だなと思ったのが、「イングランド vs コンゴ民主共和国」という表現。普通こういう時って「民主共和国」は省略するよね?「アメリカ合衆国 vs ベルギー王国」と言わないよ...
社会や政治の問題など

なぜ社会は分断したのか?/二元論、エリートの過剰生産、つながりすぎた世界

社会の分断はなぜ起きるのか?今まで出会ったその原因のうち気になるものをいったん整理。 二元論 人口と経済のサイクル 社会的つながりの行き過ぎあいまいを許さない二元的選択肢これは10年前に私自身もなんと...
情報と知性

現代に失われた「待つ」という情緒

スマホでいつでも暇つぶしができるようになったことで、退屈したり、イライラせずに「待つ」ことができるようになる?と思いきや…逆に慢性的な退屈状態に陥っているようで。。。最近なにかの本の脚注で見つけてメモ...
投資や経済の話題

日本はブラジルに経済的にも敗れたのか?/【W杯2026】日本vsブラジル

今朝のブラジル戦。総じて圧倒される展開だったが、昔ほど大きな差は感じなかった。前半を1点リードで終えて、後半にカゼミロに得点される直前、日本がカウンターのチャンスを決められなかったのが運命の分かれ道。...
世界を読み解く方法

プラトン「国家」が分からない。「知を愛する人」への遠き道のり。

プラトン「国家」を挫折しそうになりながら読み終えた。タイトルの通り、理想的な国家のあり方も議論されていたが、読み進めるにつれて、国家論なのか人生論なのか曖昧になっていく。そして最後の最後に提示される「...
情報と知性

AI時代の「日本語の危機」─トークン格差とルビ財団の挑戦

かつてのベストセラー、水村美苗「日本語が亡びるとき」(2008年出版)。支配的な言語のもとに経済的な利益が集まるものだから、インターネットの普及により、英語が絶対的な存在になるのでは?それに伴い日本語...
サッカー

ワールドカップ2026のユニフォーム供給メーカー

ワールドカップが始まると調べたくなるのが、各国代表にユニフォームを提供しているメーカー。おそらく1994年アメリカ大会がきっかけでナイキが本格参入。以来、出場の常連国とみなされた代表のユニフォームは、...
投資や経済の話題

投資の字源を辿る:「投」「資」「価」「値」「格」を解剖

「○○とは何か?」言葉の定義を問われると、普段から深く考えていないことに気付く。多くの言葉は解釈が様々だから、問われるたびに回答が変わりそう。もしも確かな定義があるとするのなら、その漢字の持つ意味(=...
食文化と美食探訪

捨てられる「おから」を料理に! Convivio・辻大輔シェフの挑戦

北参道のイタリア料理店「Convivio」。辻大輔シェフが料理に「おから」を利用していると聞いて興味津々。お店を訪れてみて、まずテーブルに置かれていたこの情報に驚き。情報を追加すると、豆腐屋さんが廃棄...
情報と知性

文字が記憶と知恵の足かせに? プラトン「パイドロス」がAI時代に問いかけること

プラトン読書シリーズの続き。今回は「パイドロス」。文字の発明について批判した部分だけ読んだことはあったが、実は通しで読んだことがなかったので、ふたたび手に取った。やっぱり末尾の文字にまつわる記述が興味...