美術鑑賞

山水画と洛中洛外図の対比/花田清輝「金いろの雲」

美術館に「洛中洛外図屏風」が飾られると、当時の風俗が読み解けるとの観点から、この部分にこんな人々が描かれているよ、と案内が付けられていて、それはどこだ?とキョロキョロしながら鑑賞するのが定番。 しか...
古典に学ぶ人生論

フランクリンの人生論「13の徳目」「心の代数」

五島慶太が家を建てる以前の五島美術館の敷地は、ロバート・ウォーカー・アーウィンという人物の別宅があった場所で、この人はベンジャミン・フランクリン(1706~90)のひ孫なんだとか。 そんなことを知っ...
COVID-19

農業経営者の声から農産物販売の現状を学ぶ

一般社団法人日本食農連携機構のウェブサイトに掲載されている 農林水産省と農業経営者との「対話」 〜コロナ禍のもとでのweb会議システムを活用した意見交換〜 を興味深く読んだ。 農水省と農業経...
投資や経済の話題

オーストリッチ効果(取引目的以外で証券口座にログインするのはどんな時?)

投資家が取引をする意思がないのに、証券口座にログインするのはどんな時? そんな研究をした人がいたらしい。 The Ostrich Effect: Selective Attention...
日本の美意識

日本語の色名称の起源は光と影「明・暗・顕・漠」

日本の色に関する言語の変遷を知りたいと調べていたら、佐竹昭広(1927~2008)の「古代日本語における色名の性格」が、ぜひとも読むべき論文らしいのだが、手に入りづらい。(岩波現代新書「万葉集抜書」に...
日本の美意識

建礼門院右京大夫の見た空の色

前回に引き続き「建礼門院右京大夫集」の星夜の話。今日は「色」に着目して編集してみる。 「空を見上げたれば、ことに晴れて、浅葱色なるに、光ことごとしき星の大きなる、むらなく出たる、なのめならずおも...
めくるめく和歌の世界

建礼門院右京大夫の見た星空

古代日本は星に対する関心が薄かった? かつての「広辞苑」編者、新村出(1876〜1976)は、古代日本の星に対する関心の薄さを指摘した。 「支那の星学説、占星術及び星辰崇拝が輸入されないうち...
めくるめく和歌の世界

後拾遺和歌集の中秋の名月

今年は明日が中秋の名月(旧暦八月十五夜)ということで、去年、手に入れた岩波文庫の「後拾遺和歌集」から、中秋の名月を詠った和歌を抜き出してみた。 まずはおさらい。勅撰和歌集での月の和歌が増えはじめるの...
人生の哲学と科学

ムーン・イリュージョン/昇りかけの月はなぜ大きく見える?

地平線から顔を出したばかりの月が大きく見えるのはなぜか? 古代より議論されてきたが未だに解明されない謎だという。「ムーン・イリュージョン」なんて美しい問題名がつけられて、天文学や物理学はもちろん、心...
世界を読み解く方法

読書は新たな自分に出会うため/永田和宏「知の体力」

今年の年賀状がわりに書いた、 何のために本を読むのか?(20/01/01) 私なりに読書の意義をまとめてみたのだが、もっと美しいまとめかたをしている本に出会った。 永田和宏「知の体力」 ...
日記と雑談

情報発信は文章と動画どちらがいい?

私のことをおもしろがって、YouTubeやZoomを使って、セミナーをやったらどうか、と勧めてくれる方が多いのだけど、あまり気がすすまない。 たしかに今は文章を書くよりも、動画にした方が課金しやす...
日本の歴史と文化

藤原定家「明月記」のオーロラ

藤原定家「明月記」に残る天文の話題と言えば、超新星爆発に関する記述だが、オーロラに関するものもあるらしい。 建仁四年正月十九日(西暦1204年2月21日)の記述 「秉燭以後、北ならび艮の方に赤...
世界を読み解く方法

教養としての現代アート鑑賞法/秋元雄史「アート思考」

去年、出版記念講演にも参加した「一目置かれる知的教養 日本美術鑑賞」。著者の秋元雄史さんがビジネス書っぽい装いの本を出していることを知った。 アート思考 ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方...
社会や政治の問題など

比較の呪縛がある限り、格差問題はなくならない。

おそらくトマ・ピケティ「21世紀の資本」(2014)以来、格差問題に関連する書籍がいろいろ出版されたように思う。三冊をひとまとめにしておくと。 ロバート・H・フランク「幸せとお金の経済学」 ロバー...
古典に学ぶ人生論

評判の気にしすぎに道元が物申す/正法眼蔵随聞記

鎌倉時代の禅僧、道元の弟子が師の教えを書きとめた「正法眼蔵随聞記」。 世間の評判を気にしがちな風潮を批判する発言が繰り返し登場し、日本って昔からこういう感じだったのだなぁ、と苦笑してしまう。 ...
人生の哲学と科学

統合失調症の原点は農耕社会への移行/中井久夫「分裂病と人類」

「統合失調症」が「精神分裂病」と呼ばれていた時代の一冊、 中井久夫「分裂病と人類」(1982年出版) ここで語られている話が現在どう言われているかは分からない。でも狩猟社会から農耕社会への移行...
世界を読み解く方法

私たちの認識は幻想にすぎない/道元「正法眼蔵」山水経

とくに脈絡もなく久しぶりに道元の「正法眼蔵」を読み始めた。 10年来、挫折と再読を繰り返し、解読できた部分をちぎってメモを残す。宝探しに出かけては、その断片を見つけて帰る、そんな古典だ。 言葉が「...
投資の賢人に学ぶ

外山滋比古さんの投資哲学「儲けようと考えない投資」

今月はじめに大ベストセラー「思考の整理学」の著者、外山滋比古さんが96歳で亡くなった。 外山氏が投資歴60年を超える個人投資家であることを知ったのは2年前。その後、投資家が記した本との視点で著作を読...
お薦めの本

海水温上昇と海洋酸性化が日本の食生活に与える影響

二酸化炭素排出による地球温暖化については否定する説もあり、いろいろ読んでいると、どちらが正しいのかは正直よく分からない。 ただ大気から海に溶け込む二酸化炭素が増えることで、海洋酸性化が進み、海の食物...
投信ビジネスの闇と再生への道

さよならESG投資。次はインパクト投資に期待。

先日、経済誌の取材で尋ねられて初めて知ったのだけど、先月設定された「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド」が、投資信託の当初設定額で歴代2位となる金額を集めたそうな。 グローバルESGハ...
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