百人一首

愛ゆえに気付く命の尊さ/百人一首50「君がため…」

百人一首の恋歌で、なんとなく親しみがわくのは、陽成院の「恋ぞつもりて…」とこの一首だ。 君がため 惜しからざらし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな あなたのためなら、命も惜しくないと思っていた。 でも恋が成就した今は、いつまで...
お薦めの本

愛と平和を説きつつ戦うのはなぜ?/石川明人「キリスト教と戦争」

なぜキリスト教は愛と平和を説きながら、戦争ができるのか? そんな素朴な疑問をキリスト教徒の著者が読み解く、 石川明人「 キリスト教と戦争」 が興味深かったのでメモ。 現在のカトリック教会の戦争に対する立場 現...
お薦めの本

エシカル消費よりも寄付の選別に頭を使え!/ウィリアム・マッカスキル「効果的な利他主義宣言!」

本屋でたまたま手にとった ウィリアム・マッカスキル「効果的な利他主義宣言! 慈善活動への科学的アプローチ」 目次を開いて飛び込んできた文言にビックリ。 第8章 搾取工場の商品を避けるべきでない道義的理由 これ...
お薦めの本

すべての歴史は現代史!/本村凌二「教養としての世界史の読み方」

歴史入門書というジャンルは次から次へと出版されては消えていく。 つまりはどれも似たり寄ったりで、他の本の焼き直しということなのだが、 今回読んだこの本は出色のできばえで、名著として長く残りそうだ。 本村凌二「教養と...
投資や経済の話題

問答集1(日本と韓国の関係、GAFAへの投資スタンス)

9月から月に1度、同じメンバーで昼ごはんを食べながら、 投資をはじめ様々な質問に私が答えるという機会をいただいている。 調べ物をしながらブログにまとめるのと違って、 瞬発力で回答するから思っていることが素直に出てきておもしろい。 こ...
古典に学ぶ人生論

幸福と成功、希望について/三木清「人生論ノート」

本棚の隅で忘れられていた、三木清の「人生論ノート」。 表現が回りくどくて、すぐに放り出してしまったのだが、 今月放送のNHK「100分de名著」で再発見することができた。 番組自体は去年春の再放送で見ていたはずなのだが、 なぜか今回...
人工知能をめぐる議論

人工知能を入力と出力の関係で仕分けする/松尾豊「人工知能は人間を超えるか」

乱立する人工知能の話題をどのように仕分けすべきか?先日は「ボトムアップ型とトップダウン型」という見方を学んだ。松尾豊「人工知能は人間を超えるか」を読み直してみると、これも分かりやすい仕分け方だなぁというものがあったのでメモ。 人工知能を入...
食文化と美食探訪

味噌の日本史

まずは931~38年に編さんされた辞典「和名類聚抄」。 味噌の語源について語られている。 「末醤は、高麗醤ともいい、美蘇のことである。俗に味醤の字を用いる。本来は末醤といったが、末は搗末の意味である。末を訛って未とし、未を点じて味と...
お薦めの本

アンドロイドは人間を映し出す鏡/石黒浩「ロボットとは何か?」

アンドロイド研究を通じて人間を理解しようと探求する石黒浩氏。 自分そっくりのアンドロイドを作って感じたことが記された著書、 「ロボットとは何か? 」(2009年出版)がおもしろい。 人間は自分でさえも表面的にしか認識していない ...
人工知能をめぐる議論

人工知能・ボトムアップ型とトップダウン型

最近、人工知能の議論が広まるにつれて、なんだかよく分からない話をはじめる人も増えてきた。 先日は「シンギュラリティ」を切り口に頭を整理してみたが、より分かりやすい整理の仕方をアニメの中に見つけたのでメモ。 「ソードアート・オンライン ア...
投資や経済の話題

SBI証券iDeCoのバランスファンド・資産配分割合の比較

来週iDeCoの商品選びの解説をする際の参考資料として作ったもの。初めて投資をする方は、バランスファンドから始めるのがいいのかな。複数のファンドを組み合わせる場合でも資産配分の参考にできそうだから、SBI証券iDeCoのバランスファンド4つ...
金融危機2007~?

リーマン・ショック後の金融緩和が格差を広げた?

最近読んだ、ジャック・ペレッティ「世界を変えた14の密約」の中で、 2008年の金融危機以降に実施された量的緩和のカネの95%が1%のカネ持ちへ流れていった。 との興味深い記述があり、こういうのを見せられると元をたどりた...
IR情報等から企業を見る

会計トリックスター・ゴーンの失脚は必然

十数年来どう評価すべきか悩みのタネだったカルロス・ゴーンの会計操作。 リバイバルプランの会計演出 ゴーン就任直後の1999年3月期から2000年3月期のV字回復は、 会計操作による演出だった話は、たびたび紹介してきた。 ...
IR情報等から企業を見る

40歳にして初めてディズニーランドへ行く

東京生まれの東京育ちながら、今まで縁のなかったディズニーランド。JALの顧客に貸切でディズニーシーを開放というチケットをいただいて、40歳にして生まれて初めてディズニーランドに行ってきた。 19時30分から3時間限定での貸切営業だったのだ...
コラボ企画☆本日のスープ

アクティブファンドの評価軸とは?/本日のスープ101皿目

リレー連載企画「本日のスープ~株式投資をめぐる三重奏~」。 m@さんからのご寄稿コラムです。 2014年に始まったリレーブログ、本日のスープも前回100皿目を迎えました。4年半以上継続してきてもやっぱり「貯蓄から投資へ」のキーワ...
投信ビジネスの闇と再生への道

インデックス投資の広がりは、個人投資家の金融リテラシー向上の証だろうか?

投資信託協会の統計データを使って調べ物をしていてふと気がついたこと。 株式投信に占めるインデックス投信の割合がかなりの勢いで上昇している。 一部の知恵ある個人投資家だけでなく、全体的に金融リテラシーが向上したことで、旬のテーマを扱っ...
お薦めの本

日本企業に投資するなら長寿の同族企業?/ファミリービジネス白書2018

日本企業には自分の在任期間中だけなんとか乗り切れれば、 といったサラリーマン経営者が多いと揶揄されることがある。 私が投資している日本企業も11社のうち7社が創業家の経営者。 魅力的な企業を選ぼうとすると、自然とこうなってしまうのかも...
古今和歌集

「黄」の佐保山と「紅」の竜田川。古今集・紅葉の和歌

「もみじ」に当てられた漢字が「黄葉」から「紅葉」へ変わり、 和歌に詠われるイメージも変わることを書いた。 もみじが「黄」から「紅」に変わる頃に/百人一首24「紅葉の錦 神のまにまに」 これを...
万葉集

もみじが「黄」から「紅」に変わる頃に/百人一首24「紅葉の錦 神のまにまに」

もみじの語源 かつて日本人は 無文字社会からの移行期の万葉仮名の時代、 木の葉が色を変えることを「モミツ(毛美都)」と呼んでいた。 それが「モミチ(毛美知)」と名詞化し、万葉集の時代になると、 「黄葉」を「モミチ」や「モミチバ...
投信ビジネスの闇と再生への道

付き合う金融機関で運用損益がこんなに変わる!

森信親氏が今年7月に金融庁長官を退任。 私の中での森長官のイメージは、金融機関の悪しき慣習を糾弾し、 一般市民が資産形成を行う環境を改善しようと尽力してくれた人。 とくに2017年4月の業界関係者に向けた講演は痛快で(金融庁サイトに講...