世界を読み解く方法

人の目を曇らせる「思想」「嗜好」「習慣」(柳宗悦)

私たちが本質を見失いがちなのはなぜか? 柳宗悦がこんな言葉を残している。 「大方の人は何かを通して眺めてしまう。いつも眼と物との間に一物を入れる。ある者は思想を入れ、ある者は嗜好を交え、ある者...
社会的投資

約12年前、なぜ私はESG投資に関心を持ったのだろう?

初心忘るべからず(世阿弥「花鏡」)。 私が初めて「ESG投資」という概念を知ったのは2009年の秋頃。日本ではその存在がほとんど知られていない頃、なぜ私が関心を持ったのか、振り返ることで頭の整理を...
脳と遺伝子の探求

ビジネス書は後知恵バイアスとハロー効果だらけ

ダニエル・カーネマン「ファスト&スロー」は、その内容の記憶が薄れてきたら繰り返し読むべき一冊。先ごろ出版された続編「ノイズ」を読む前の復習にもいいだろう。  いわゆるビジネス書には大きく分けて二つ...
お薦めの本

数値化できないものを管理しようとする欲望が「ブルシット・ジョブ」を生んでいる

最近引用されている機会を目にすることが多くなった、デヴィッド・グレーバー「ブルシット・ジョブ」。 過去数十年間で労働生産性は大きく上がったはず。それにも関わらず、ケインズが1930年に20世紀末の姿...
資本主義問題

投信のせいでESG投資への不信感がつのる。未来を変える力はあるのか?

昨年末に1年のまとめをした時に書き忘れていたこと。 ESG投資関連の投資信託の状況を見つめていると、年々怒りが増してきて、 「ESG」を冠する投資信託は長期投資に不向きだ。(18/07/1...
日記と雑談

かつては人魂と認識された流れ星☆彡

明け方、初めて流れ星を見た。 東京じゃ無理でしょと今まで見ようともしなかったが、妻にねだられて近くの公園に出かけたところ、見えた! 寒すぎて外にいられるのは30分が限界だったが、明らかに流れ星と分...
お薦めの本

ドーパミンと起業家精神/リーバーマン&ロング「もっと!」

ドーパミンに関する最新脳科学を紹介した一冊、ダニエル・リーバーマンとマイケル・ロングの「もっと!」を読んでいて、起業家精神で日本がアメリカに適わない理由がよく分かった。そもそも遺伝子に端を発する違いな...
お薦めの本

これから学ぶべき分野の整理

年の初めなので、これからの読書の方向性をまとめてみる。 世界を読み解く方法をつかみたい!というのが私を読書へ駆り立てる原動力のひとつであり、そうして養った大局観を証券市場で試して楽しむ♪のが私の趣味...
お薦めの本

読んだ本と振り返る2021年

FIREに対する違和感をきっかけに 投資をめぐる2021年の奇妙なキーワードのひとつは、“FIRE(Financial Independence and Retire Early)”だろうか。たしか...
投資や経済の話題

個人投資家としての2021年

今年は去年と比べると気合いを入れて投資をする局面はなかった。投資額が一番大きかったのはソニーに200株を投資したぐらい。 ソニーが帰ってきた!(21/02/07) これを書いてから株価が10,...
食文化と美食探訪

2021年の美食探訪

ますます外食の機会が減った2021年。過去5年の推移を調べるとこんな感じ。 このうち3分の1は、徒歩圏のレストランでの食事。 そして徒歩圏に含まれない3分の1は馴染みの料理屋の個室で、 とい...
めくるめく和歌の世界

失われた言葉がもつ音楽性。神名、梁塵秘抄。

文字や文章を声に出して読むことはほとんどない。小学校の国語の授業か、カラオケが好きな人が歌う時ぐらいだろうか。歌詞は忘れてしまったが、音楽は覚えているようなこともたびたびで、私たちの脳内では、文字と音...
お薦めの本

日本のクリスマス騒ぎは国を守るための祭り?

今がシーズンということでクリスマス関連の本を手に取った。 堀井憲一郎「愛と狂瀾のメリークリスマス」 序章のこの一節が気になり、一気に読んだ。 「キリスト教を背景にした西洋文明は、自分...
偶然とリスクの諸相

不確実性を飼いならす? 不確実性は私たちの存在そのものでは?

二冊の本を同時平行で読んでいて、うーん…と思ったこと。 イアン・スチュアート「不確実性を飼いならす」 ルーシー・ジョーンズ「歴史を変えた自然災害」 数学者のイアン・スチュアートは、不確実性を...
社会的投資

脱炭素インフレ。ESGを進めることで起こる歪みをどう解決するか?

COVID19-オミクロン騒動前は、止まらない原油価格上昇が不安視されていた。その時、これは潮目が変わったなぁと感じて、内輪の掲示板に書いたこと。 従来の物価上昇には金融政策で、物価を安定させてきた...
お薦めの本

グラフの神様、ウィリアム・プレイフェア/データ視覚化の人類史

マイケル・フレンドリー、ハワード・ウェイナー「データ視覚化の人類史」。 このなかでデータグラフィックスの父として紹介される、 ウィリアム・プレイフェア(1759~1823)の功績に衝撃を受けた。 ...
「時」を読み解く

時を読み解く際に必要な整理。4つの知覚体験。

アラン・バーディックは「なぜ時間は飛ぶように過ぎるのか」の中で、時間にまつわる議論が混乱に陥るのは、様々な知覚体験を1つの言葉で表現しようとするからだと指摘。次の4つの知覚体験に分けて考えるべきでは?...
偶然とリスクの諸相

マックス・ギュンター「運とつきあう 幸せとお金を呼び込む13の方法」

マックス・ギュンター「運とつきあう」。 同じ著者の「マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール」を読まれた投資家の方も多いのではないかと思う。 運をいかにつかむか?をテーマに13の技法をま...
ビジネスの勘所

創業者や先駆者の考えをいかに残すか?

企業の創業者や何かの分野の先駆者といった、理想を持って自ら道を切り開いた世代が第一線を退き、次の世代へと引き継がれた後に、どうも歯車がかみ合わなくなる。 当初の理想や目的が忘れられるにつれて、暴走...
脳と遺伝子の探求

セロトニン運搬遺伝子と日本人の可能性

橘玲「スピリチュアルズ」を読み進める中で(←この本おもしろい!)、以前読んだエレーヌ・フォックス「脳科学は人格を変えられるか?」について、重要な部分を読み落としていたことに気が付き、たしかめた。 ...
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