お薦めの本

人生を楽しむために学び、自分なりの価値観を持て!/國分功一郎「目的への抵抗」

今春、國分功一郎「暇と退屈の倫理学」の文庫化を機に再読、 蔵書に加えてまもなく、新潮新書から新刊が出たので手にとった。 國分功一郎「目的への抵抗」 読み始めてみると、その内容の半分超は、 おととし...
日記と雑談

2020年3月頃をふりかえる

今週、rennyさんとポッドキャストを収録した際、テーマが2020年3月の投信レポートの振り返りだったので、手元資料としてざっと関連ニュースを書き出していた。 2020年3月頃の大きなニュース 2...
日記と雑談

Discord に触れようとして Midjourney にハマる

SNSの盛衰 COVID-19襲来を機にユーザーが急増したという"Discord"。 このボイスチャットアプリは、20代、30代のユーザーが多く、親世代のSNS、Twitter、Facebookに代わ...
食文化と美食探訪

辻留・辻嘉一 語録 料理秘伝

そういえば最後に赤坂「辻留」に訪れてから8年以上経つ。その間に魯山人に師事した三代目の辻義一さんは引退し、今は代替わりをされて、四代目は辻家ではない方になっているようだ。 初代・辻留次郎さんが京都で仕...
日本の美意識

語源に学ぶ「しあわせ」のかたち。為合わせ・仕合わせ・幸せ。

中島みゆき「糸」にこんな一節がある。 縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に 出逢えることを 人は 仕合わせと呼びます 「幸せ」ではなく、「仕合わせ」と表現し、 さらに語源をきちんと意識した深い...
お薦めの本

将来の災害リスクと向き合う難しさ/高嶋哲夫「富士山噴火」

太陽フレアによる大停電SF(伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で」)に続いて、 こちらはより身近な自然災害を描いた、 高嶋哲夫「富士山噴火」 南海トラフ大地震の惨劇から約3年、富士山が不気味に動きはじめ...
お薦めの本

太陽フレアによる大停電を描いたSF/伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で」

SF小説から将来起こりうるリスクを学ぶことができるのでは? 最初に手に取った一冊は、巨大な太陽フレアによって変電設備が破壊され、3年以上復旧の目処が立たない状況を描いた、 伊藤瑞彦「赤いオーロラの...
お薦めの本

ユダヤ人も危惧するイスラエルの現状/シルヴァン・シペル「イスラエルvs.ユダヤ人」

断片的に伝わるイスラエルに関するニュースに違和感を覚え、ゴールデンウィーク中にイスラエル関連書を読んでみた。 ダニエル・ソカッチ「イスラエル 人類史上最もやっかいな問題」 シルヴァン・シペル「イスラ...
お薦めの本

ヌリエル・ルービニ「MEGATHREATS 世界経済を破滅させる10の巨大な脅威」

ヌリエル・ルービニ博士と言えば、2006年頃からサブプライムローンの拡大と住宅バブルを警告し続けた人物。 当初は頭のおかしい学者と軽んじられていたが、2008年9月にリーマン・ショックが起きると、予言...
日記と雑談

免許更新が35歳で半隠居を目指すきっかけだった

22歳で運転免許を取って、25歳、30歳、35歳、40歳と更新し、まもなく45歳になる今年、5回目の免許更新をしてきた。過去の免許証をすべて保管しているので、顔写真を並べて眺めていて、ふと思い出したの...
お薦めの本

浜辺真紀子「株主との対話ガイドブック」

2000年から約20年間、ヤフーのIRを担当されていた、浜辺真紀子さんから新刊本をいただいた。 「株主との対話」ガイドブック ターゲティングからESG、海外投資家対応まで 先日、rennyさんとのポ...
食文化と美食探訪

ペアリングとは違う、お茶と料理のマリアージュ。

ひらまつ。私にとって唯一の「塩漬け株(買値から6割下落を放置)」。でも株主優待のためだけに保有していたおかげで、いい経験ができた。 リストランテASOで「ひらまつ茶宴」という株主向けパーティーに参加...
お薦めの本

世界史の学び直しに「もういちど読む山川世界史プラス」

人の記憶はあいまいだから、繰り返し学ぶしかない。とはいえ何度も同じ本を読むのは飽きてしまう。 最近、国際情勢に不穏な動きが満載なので、歴史的背景も踏まえて、未来を考え続けなければと、世界史を現代史か...
日本の神様と昔話

勝利祈願の八咫烏。神話のカラスは太陽神と結びつき、情報をつかさどる。

サッカー好きにとっては、熊野といえば八咫烏。日本サッカー協会のシンボルマークである。 現地に赴いたのを機に、なぜ八咫烏が勝利祈願とつながるのか、 古代神話におけるカラスの立ち位置などを整理してみ...
投資や経済の話題

黒田総裁の退任会見メモ。経済は人口動態次第。

長期旅行に出かけて、確認できていなかった黒田総裁の退任会見。この手のものは時間が経ってから振り返ると味わい深いもの。白川総裁の退任会見はたまに読み返している。(関連記事) とりあえず今の時点で目に留ま...
日本文化探究の旅

伊勢参り・熊野詣の御朱印をふりかえり

長期旅行の楽しみの一つは御朱印めぐり。いただいてきた御朱印をふりかえって雑感。 伊勢神宮関連の御朱印は簡素。引き算の美学なのか、参拝者が多いからなのか。   COVID-19襲来以降の傾向なのか...
日本文化探究の旅

熊野詣。観光気分で訪れたら過酷だった。

久しぶりに歴史・文化探求の旅に出かけた。伊勢参りと熊野詣がメインだったのだが熊野が過酷だった。 熊野古道を歩いてみたいなと思っていたが、終わりの見えないゴツゴツの岩に恐怖して早々に断念。 神倉...
投資教育

見聞を深めるための「世界の箱庭」投資

投資に関心を持った時、最初にどんな人や情報と出会うか? これがその後の人生を左右する可能性もあると考えている。 マネックスの松本大さんが中学生からお薦めの投資法を尋ねられ、以下のように回答したらしく、...
美術鑑賞

ディオール展。通常の美術展とは客層がだいぶ違った。

5月28日まで東京都現代美術館で開催されている「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」を昨日鑑賞。 ちなみに今日10時から5月分の拝観チケット販売がはじまって、あっという間に売り切れた!と話題...
人工知能をめぐる議論

AIくずし字認識アプリ「みを(miwo)」

最近AI関連ニュースは「Chat GPT」の話題で持ちきりだけど、個人的に注目しているのは、AIくずし字認識アプリの「みを(miwo)」。 古文書のくずし字をカメラ撮影して、このアプリに読む込むと、い...