人工知能をめぐる議論

人間は限られた時間の中で何をやろうとしているのか?

対談集・養老孟司「AIの壁」の中での羽生善治さんの発言。 「例えば、アルファ碁は機械学習で3000万局ぐらい練習しているんです。人間が一生、一生懸命やり続けても10万局ぐらいですからね。AIと人...
食文化と美食探訪

日本料理×SDGs。プラスチックゴミと養殖魚。

先ごろ視聴した日本料理に関するオンラインセミナーで、SDGs(Sustainable Development Goals)に言及していたのでメモ。 和食文化学会シンポジウム 柴田書店オンライン...
世界を読み解く方法

夢窓国師の世界を読み解く方法/「夢中問答集」25~29段を中心に

引き続き「夢中問答集」を読み直す中で、夢窓国師が説いた、悟りに至る考え方のようなものが、今の私たちが世界をいかに読み解くか?という方法を探す手助けになるのではないかと感じた。 夢窓国師は「仏道」とは...
日記と雑談

静嘉堂文庫美術館の移転に思う

静嘉堂文庫美術館が今年閉館となり、展示ギャラリーが丸の内の明治生命館へと移される。 その沿革を追っていくと、もともと神田駿河台の岩崎家自邸内に創設したものを、1924年に世田谷区岡本へ移転して現在に...
古典に学ぶ人生論

夢窓国師の幸福論/夢中問答集・第1~5段

とある方の問答集を企画・編集をしようと考えていて、その参考にしようと、久しぶりに「夢中問答集」を手に取った。 鎌倉末期~室町初期の臨済宗の禅僧、夢窓国師(夢窓疎石)と、室町幕府・初代将軍、足利尊氏の...
世界を読み解く方法

知的好奇心が本業にどのような恩恵をもたらすのか?

たぶん今年に入ってから一度も電車に乗っていないと思う。自家用車も持っていないので、地元からまったく動いていない。 でもその代わり、たとえ移動ができたとしても、遠すぎて参加できなかったイベントがオンラ...
お薦めの本

日本最古の天文記録はオーロラ/片岡龍峰「日本に現れたオーロラの謎」

オーロラというと雪に閉ざされた寒い地域のもの、というイメージだが、古典を読み解くと、日本でもオーロラが観測できていたらしい。 そんなことを去年知ったのだが、 藤原定家「明月記」のオーロ...
万葉集

令和の宴会後、大伴旅人が詠んだ梅歌四首

現在の元号「令和」は、太宰府、大伴旅人の館で開かれた宴会の様子が描かれた、「万葉集」巻五「梅花歌三十二首ならびに序」の序文から取られたことは有名。 梅の季節ということで、その梅の和歌32首に目を通し...
お薦めの本

畳敷きの和室を語ることのできる最後のチャンス?/松村秀一・服部岑生「和室学」

2013年にユネスコ無形文化遺産の登録された「和食」。これに尽力した菊乃井の村田吉弘さんは、登録を喜ぶのではなく、「遺産」ということは絶滅危惧種なのだという危機感を持つべき、という話をよくされている。...
新古今和歌集

梅と香と袖の連環/業平「梅の花香をのみ袖にとどめおきて」

伊勢物語の第4段の和歌といえば、古今和歌集の恋五の巻頭にも採られた一首が有名。 月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ わが身ひとつは もとの身にして 一般的に目にする伊勢物語は藤原定家(1162〜124...
古今和歌集

古今集「誰が袖ふれし宿の梅」とお香の文化

妻がお香をもらって、「たがそで?」「こきんしゅんじょう?」と何やら調べているので、もしや?と思ったら、 色よりも 香こそあはれと 思ほゆれ 誰が袖ふれし 宿の梅ぞも 古今和歌集・春歌上巻の...
IR情報等から企業を見る

ソニーが帰ってきた!

先週、ソニーの株価が12,000円を超え、なんだか気分が上がってしまう。日本を代表する上場企業と言えば、ソニーとトヨタ自動車、という意識がこびりついている私は古い人間なのだなぁと反省。 私はITバ...
日本の歴史と文化

江戸時代の学びに対する熱意

田中優子×松岡正剛の対談シリーズ第二弾「江戸問答」。 私塾や藩校の話の中で、大分県日田の「咸宜園」が、関東や東北からも門下生を5,000人近く集めたことを例に、 「江戸時代の学問の目的は聖人(...
お薦めの本

困った脳の働きを手なずけるために/鈴木宏昭「認知バイアス」

私たちの行動の中に現れる偏りや歪み「認知バイアス」。 進化の過程で手に入れた有益な能力ではあるけれど、長所と短所はつねに表裏一体の関係にある。 鈴木宏昭「認知バイアス」で取り上げられた、私たちの困...
お薦めの本

都市拡大のための「砂」争奪戦/石弘之「砂戦争」

昨年は石弘之さんの「感染症の世界史」がとても勉強になったが、またまた興味深い一冊を出版されていた。 石弘之「砂戦争 知られざる資源争奪戦」 砂なんて砂漠に行けばいくらでもあるじゃないか、と...
お薦めの本

人は自分の見たい現実しか見ない/大治朋子「歪んだ正義」

ごく普通の人がなぜ過激化するのか? 大治朋子「歪んだ正義」は、このプロセスを分析した一冊だが、投資でうまくいかない人の思考例にも似ていて興味深い。 「人は自分の見たい現実しか見ない」とはカエサルが...
兼好法師「徒然草」

偽ブランドは嘘つきのはじまり/池谷裕二「脳はすごふる快楽主義」

脳科学者の池谷裕二さんが最新の論文を紹介するエッセイ集。第3巻の「脳はすごふる快楽主義」を読んだ。 このシリーズは実に面白く、前2巻で印象的だった論文もメモを残している。 心が通じ合うとは...
投資や経済の話題

世界経済の政治的トリレンマの現在地

世界経済の政治的トリレンマを描いた、ダニ・ロドリック「グローバリゼーション・パラドクス」。原書は2012年に、日本語訳は2013年に出版された。 著者は民主主義とグローバル市場の間の緊張を解決する方...
偶然とリスクの諸相

高度化するリスク「原発×新型ウイルス=人工知能?」

リーマンショックや3.11後の原発事故を目の当たりにして、ウルリヒ・ベック「危険社会」をはじめ、偶然とリスクの諸相に関する本を読みあさった時期がある。 リスク管理は破局に無力/ジャン=ピエー...
COVID-19

緊急事態宣言ふたたび。政治は…これが限界か。

12月頃から雲行きが怪しくなっていたにもかかわらず、何か手を打つでもなく、悪化の一途をたどり…、緊急事態宣言へ。といった印象で、なんだかなぁ。 そういえば去年の春、出版された本にこんな一節があった。...
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