お薦めの本

コース料理の価格をどうするか?/専門料理2021年6月号

料理人向けの月刊誌「専門料理」。料理をいただく立場の私にとっても、目を引く特集の月は買っている。 最新号の特集では、コース料理の価格設定の裏側が明かされている。 開業以来の価格の変遷が分かるコ...
お薦めの本

古いものに価値があるのはなぜか?/山田登世子「贅沢の条件」

昨年末に國分功一郎「暇と退屈の倫理学」を読み返し、 自分なりの贅沢の定義を以下のようにまとめてみた。 贅沢は日常の暮らしのなかにこそあるべき 日々の食事を大切にすることが贅沢であり...
世界を読み解く方法

平易な言葉で本質を説く/酒井雄哉「一日一生」

投資家の職業病なのか、経済情勢と合わせて思い出すのだが、リーマン・ショック直後にベストセラーになった一冊、 酒井雄哉「一日一生」 ずいぶん久しぶり読み返した。著者は2013年に亡くなっている。...
世界を読み解く方法

長期投資の前提にある進化論の曲解

数年前のベストセラー、吉川浩満「理不尽な進化」が文庫化されていた。以前は図書館で借りて読んだが、この機会に購入し、マーカーで線を引いたり、付箋を付けたりしながら再読している。 チャールズ・ダーウィン...
お薦めの本

東西思想の融合の先にある真の人工知能/三宅陽一郎「人工知能が生命になるとき」

西洋の思想を基に開発が進んでいる現在の人工知能に、東洋の思想を融合することで、人工知能はもう一段階上の、「人工生命」の域に達することができるのではないか?  そんな問題提起をした一冊、 三...
COVID-19

乃木坂のフレンチ、FEUが閉店の衝撃!

フランス料理で一番好きだった乃木坂の「FEU」が6月末に閉店。2018年7月に初めて訪れてから、今までに7回美味しくいただいた。 夏は駅近の店で食事をしたいな、という不純な動機からたまたま出会い...
世界を読み解く方法

ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」を要約・編集

ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」を久しぶりに読み直したので、頭の整理を兼ねて、要約・編集を試みた。 人間文化の根底には「遊び」があるならば、今の社会で、危惧すべき状況は何か? 破綻する仕組みは何か? ...
世界を読み解く方法

羽生善治さんの学習の高速道路論

毎年ゴールデンウィークに再編集することを習慣にしている、 かつて将棋の羽生善治さんが語った「学習の高速道路論」。 2017年の「永世七冠」達成から、2018年はまさかの「無冠」へ転落。27年9ヶ月...
食文化と美食探訪

美味しさには「ひとてま」は洋食の幻想?

投資の世界は、努力と成果が正比例することはめったになく、論理の積み上げよりも直感勝負で、半分くらいは運次第と思ってる。 だから自分で料理を作るようになって間もない頃は、手間をかけた分だけ美味しくなる...
世界を読み解く方法

ホイジンガ、カイヨワの「遊び」の定義

人間文化の起源をたどれば、すべて「遊び」にたどり着く。 そう解き明かした古典的名著、 ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」 ロジェ・カイヨワ「遊びと人間」 を読み返してみようと思い立った。なんと...
お薦めの本

ジェイムズ・ロム編「セネカ 死ぬときに後悔しない方法」

セネカ「生の短さについて」を再読しようと思い立ったが、誰かが編集したもので新たな視点が欲しいなと手に取った、 ジェイムズ・ロム編「セネカ 死ぬときに後悔しない方法」 でも読んでみたら、「...
世界を読み解く方法

歴史とは現在と過去との対話/エドワード・ハレット・カー「歴史とは何か」

すべての歴史は現代史と結びつけて解釈されるものだから、歴史に学ぶことで今に活かすことができる。そんな話を、本村凌二「教養としての世界史の読み方」で読んで、なるほど! と感心したが、以前から語られていた...
食文化と美食探訪

地産地消の定義(日本サステイナブル・レストラン協会)

昨日、日本サステイナブル・レストラン協会(SRA)のセミナーを視聴していて、地産地消の定義って距離で表すとそうなるんだ、と思ったけど、よくよく地図を確認してみると、なんだかモヤッとしてしまった話。 ...
古典に学ぶ人生論

念仏の心がまえ?そんなものはない!「一遍上人語録」

踊り念仏で鎌倉時代の日本を遊行した時宗の開祖、一遍。久しぶりに「一遍上人語録」を読み直している。 念仏の心がまえを問われた一遍は、 「南無阿弥陀仏と申す外、さらに用心もなく、此外に又示すべき安...
世界を読み解く方法

真の進歩は不条理な苦痛の減殺とともに/市井三郎「歴史の進歩とはなにか」

人間の歴史が直線的・必然的に「進歩」を続けてきたし、今後も続けていくだろう、という価値観は幻想なのではないか? そもそも進歩の基準や価値尺度が間違っているのでは? そんな考察をした歴史哲学書、 ...
食文化と美食探訪

高級食パンより売れて欲しい、ラ・テールの角食パン北海道「ゆめきらり」

昨日たまたま購入した食パン(1斤302円)の背景が素晴らしく、高級食パンで行列に並んでいる場合じゃないぞ!という話。 その食パンというのが、 ラ・テールの角食パン北海道「ゆめきらり」 ウ...
日本の歴史と文化

古代の森林破壊の象徴。東大寺、松茸文化、田上の禿。

日本史上、最初の森林破壊は飛鳥・奈良時代にはじまったようだ。 法隆寺(607)から東大寺(758)までの間に、巨大寺院や大仏の建造が続いたことや、平安京(794)までの度重なる遷都で(一説には木材...
古典に学ぶ人生論

怒りの源は無知か傲慢/セネカ「怒りについて」

岩波文庫の兼利琢也訳、セネカ「怒りについて」を読んだ。 セネカの著作のなかで「対話篇」と呼ばれる全12巻の作品があり、 第1巻「摂理について」 第2巻「賢者の恒心について」 第3,4,5巻...
日記と雑談

実るほど頭を垂れる稲穂かな

人は誰しも〇〇の分野の専門である、と思い込んでしまうと、自分の方が偉いと幻想を抱き、他者を攻撃してしまうものなのだろうか。そんな事例を最近見かけることが続き、うーむ。。。 人のふり見て我がふり直せ ...
百人一首

百人一首は記憶力ではなく教養を試されるもの

百人一首の本を見つけるとなんとなく買ってしまう。いったい何冊あるのか数えてみると、こんなにあった。 水原紫苑「百人一首 うたものがたり」(2021) 最果タヒ「百人一首という感情」(2018...
タイトルとURLをコピーしました