食文化と美食探訪

江戸前の「きす」が稀少品になりつつある?

先週末、季節に一度の贅沢「てんぷら前平」で美味を堪能した。 でもこの日は江戸前の「きす」が手に入らなかったとのことで、おあずけ。 前平さんによると「竹岡港」で揚がる「きす」が天ぷらとの相性が抜群だが、最近は漁師さんが「きす」よりも利...
日本の美意識

令和が梅なら、次は桜にまつわる元号を!

桜と月に関する日本の古典を編集して本にした時、万葉集の梅から古今集の桜に関心が移る過程を簡単に紹介した。 「古代の日本で「春の花」と言えば「梅」だった。いつごろ日本の関心が梅から桜へ移っていったのだろうか。和歌の世界では8世紀中頃に完...
文化で読む日本経済

現在の課題や将来の不安が文明発展の源

3月27日のランチ会での論点補足 日本は課題が山積みで将来を不安視する人が多く、それは遺伝子的な影響が大きいと考えられる。→関連記事 しかしそのおかげで勤勉な国民性を手にすることができた。 もし日本が課題も不安もない国だったらどうなる...
お薦めの本

東証一部上場企業のデュポンROE推移

著者謹呈という札付きで日本経済新聞出版社から届いた本。 柳良平、広木隆、井出真吾「ROEを超える企業価値創造」 著者とそれほど接点がないから、マネックス証券がくれたのか、はたまたESG関連書籍だから日経新聞がくれたのかは分から...
コラボ企画☆本日のスープ

本日のスープ・連載100回記念の電子書籍版

2014年から3人で続けているリレー連載「本日のスープ~株式投資をめぐる三重奏~」 「rennyの備忘録」 「いい投資探検日誌(from 八女)」 「投資を楽しむ♪」 連載100回に到達したのを記念して、100回分をまとめたPD...
投資や経済の話題

ジョン・ボーグルが遺した課題

今年初めに亡くなったインデックスファンドの神様、ジョン・ボーグル氏。 日本語に翻訳された著書はすべて読んだが、2008年9月のリーマンショックを挟むように読んだ二冊が思い出深い。残念ながら今はどちらも絶版になっており入手困難だ。 米...
食文化と美食探訪

みかんの家系図。ありがとう清見ちゃん!

子供の頃からミカンが好きだ。 しかし1978年生まれの私の子供の頃は、ミカンはミカンでしかなく、今のように多品種ではなかった。しかも味にムラがあり、当たり外れも多い果物だった。 何をきっかけにミカンパラダイスが出現したのか?先日、生...
投資や経済の話題

資産運用の出口戦略って?

先日、資産運用の出口戦略について問われ、うまく答えられずにモヤモヤした。 私は世間的には出口に達した個人投資家と言えるのかもしれないが、特に出口という意識はなく、投資に対する考え方を変えながら運用を続けている。 大学4年生だった2000...
名言・名文

夜空の星々に立ち上がる勇気をもらう

東日本大震災の夜、多くの被災者が満天の星空に励まされた。 そんなテレビ番組を見て、なにかで同じような話を読んだような…、と探していた本がようやく見つかった。 山口誓子・野尻抱影「星戀」 伊勢湾の海辺に居を構えていた俳人の山口誓...
東日本大震災

震災ドキュメンタリー「あの日の星空」が素晴らしかった

3月11日にNHKで放送された「あの日の星空」が素晴らしかった。 あの日の夜、大停電の被災地を照らした満天の星空。仙台市天文台が追った被災者が星空に託した想いを紹介した番組。 調べてみると「Ready for」により実現したプロジェクト...
中国古典

いつも心に風流を/菜根譚・後集4,83,132

初めて中国の古典を読むなら、孔子や老子よりも、「菜根譚(さいこんたん)」が読みやすいのではないかと思う。 菜根譚は中国・明代末期に洪自誠によって書かれた随筆集。 儒教・仏教・道教の三大思想を踏まえた中国の人生訓の集大成とも称されるが、本...
日本の歴史と文化

オランダ・東インド会社のアジア支配に浪人武士が活躍/藤木久志「雑兵たちの戦場」

先日読んだ、平川新「戦国日本と大航海時代」では、秀吉の朝鮮出兵が領土拡大への見果てぬ夢ではなく、列強の植民地政策への対抗手段だったことを学んだ。 朝鮮出兵は失敗したものの、その軍事力を目の当たりにした宣教師たちが、書簡の中で日本を「帝国...
IR情報等から企業を見る

会計から見るホンダのイギリス工場閉鎖

ホンダの財務データを眺めていて「おや?」と思ったこと。 EU離脱の不透明感からホンダがイギリス工場閉鎖、という話があったけど、単にホンダのヨーロッパでの事業がうまくいってないだけみたい。 ただ同じような状況にある企業は、不採算事業の整理...
世界を読み解く方法

オルテガの「大衆」は、アレントの「技術的知識の奴隷」となる。

オルテガ・イ・ガセット「大衆の反逆」(1930)を読み直すと、続けて手に取りたくなるのが、ハンナ・アレント「人間の条件」。 アレントはユダヤ系のドイツ人。ヒトラーの政権掌握(1933)に際してアメリカに亡命し、1951年に「全体主義の起...
投資や経済の話題

問答集4(VR技術も人の移動手段のひとつ)

2月28日実施分の問答メモ。 問:JR東日本の羽田空港アクセス線構想をどう考えるか? 答:これから10年を考えると国内の移動手段は飛行機か新幹線かではなくVR技術との戦いになる。また中国との距離や利便性を考えると羽田より福岡空港の方が...
名言・名文

直感と直観

妻が先日、日本民藝館でもらってきた柳宗悦のエッセイ「直観について」。 直観とは文字が示唆する通り「直ちに観る」意味である。美しさへの理解にとっては、どうしてもこの直観が必要なのである。知識だけでは美しさの中核に触れることができない。 ...
投資や経済の話題

問答集・番外編(インデックスとアクティブの間)

地元の自営業のみなさんとお昼ご飯を食べながら、投資や経済について私が質問攻めに合う月に1度の会(2月28日実施)。 今回は普段とは逆に、私からこんな問いかけをしてみた。 「投信ブロガーが選ぶファンドオブザイヤー」の結果からも分か...
お薦めの本

大衆に埋没しない生き方のヒント/オルテガ「大衆の反逆」

1922年にイタリアでムッソリーニ、33年にドイツでヒトラーが政権を取る、その間の1930年に発表されたオルテガ・イ・ガセット「大衆の反逆」。NHK「100分de名著」で取り上げられていたのを機に読み返している。 オルテガの言う「大衆」の...
日本の歴史と文化

ドラマ「天正遣欧少年使節 MAGI」がおもしろい。

Amazonプライムビデオのドラマ「天正遣欧少年使節 MAGI」がおもしろい。 これまで戦国・江戸時代のキリスト教研究は、ラテン語が読めるカトリック系の大学の研究者が主導してきたため、闇の部分は覆い隠され、弾圧や殉教を中心に描かれ...
投資や経済の話題

平和をカネで買おうとした宋王朝の末路。日本のODAに似ている。

なぜか最近、日宋貿易についてのメモ書きを読みに来る方が多い。 それに気がつきふと思えば、中国王朝「宋」の外交政策には、戦後の日本と少し似ているところがあるかもしれない。 前王朝の唐が軍人のクーデターがきっかけに崩壊したことから、宋(...