お薦めの本

教育が民主主義を壊す/エマニュエル・トッド「我々はどこから来て、今どこにいるのか?」

エマニュエル・トッド「我々はどこから来て、今どこにいるのか?」上下巻を読み終えて、先日メモした家族制度以外で気になったのは、教育水準が上がると分断が進み、民主主義の危機が訪れるという指摘。最近の「ポピ...
世界を読み解く方法

人類史の名著! エマニュエル・トッド「我々はどこから来て、今どこにいるのか?」

出版から3年も手に取らなかったことを後悔させられる一冊。エマニュエル・トッド「我々はどこから来て、今どこにいるのか?」人類史といえば、ユヴァル・ノア・ハラリが注目されている。だが世界の読み解くための視...
国際政治・外交と地政学

プーチン、多極的な世界秩序の必要性を訴える(2022年ヴァルダイ会議)

エマニュエル・トッドへのインタビュー記事等を収録した、「トッド人類史入門」(2023年3月出版)。トッドの集大成とも言われる「我々はどこから来て、今どこにいるのか?」を読む前の解説書として良いとのこと...
日記と雑談

「自愛」の原義は? 老子からアイシナモロールまで

通りがかりにサンリオのイベントを覗いてみた。2023年にデビューしたシナモロールの新ブランド「I.CINNAMOROLL」(アイシナモロール)は、人の目より自分自身を大事にして、カラダとココロを大切に...
情報と知性

人はなぜ書くのか?/ナオミ・S・バロン「書くことのメディア史」

人はなぜ書くのか?言語学者、ナオミ・S・バロンの「書くことのメディア史」。著者の主張が端的にまとまった一節をメモしておくと、 「書くことは重要な人間のスキルであり、この技術があってはじめて、考えが明確...
お薦めの本

ナマズは「泳ぐ舌」/ジャッキー・ヒギンズ「人間には12の感覚がある」

ジャッキー・ヒギンズ「人間には12の感覚がある」。著者が人間の感覚を「12」と主張している訳ではない。原題は“Sentient: What Animals Reveal About Human Sen...
お薦めの本

読んだら飛行機に乗りたくない/江渕崇「ボーイング 強欲の代償」

飛行機に乗るのは嫌いだ。古いサッカーファンにしか伝わらないがベルカンプほどではない。そんな私がこんな内容を読んだら飛行機に乗れない!少なくともボーイング製の飛行機には乗りたくない! 江渕崇「ボーイング...
日記と雑談

ブログを続けて20年

今日でブログをはじめて20年も経った。株式投資の次に長く続いている活動の1つになった。当初から世の中に伝えたいことがあるというよりも、 脳の外付けバックアップ装置として 自分だけの情報宇宙をつくるため...
お薦めの本

「有隣堂しか知らない世界」はなぜ成功した?

老舗書店、有隣堂のYouTubeが面白いのは有名だが、その制作の裏側が語られた本を見つけて興味深く読んだ。 有隣堂YouTubeチーム「老舗書店「有隣堂」が作る企業YouTubeの世界」 ハヤシユタカ...
文化で読む日本経済

武田晴人「日本人の経済観念」

江戸時代から約200年間の経済意識の変遷を描いた、武田晴人「日本人の経済観念」。1999年に出版され、2008年に岩波現代文庫に収録。本棚の整理をしていたら、こんな本あったっけ?と見つけ、ちゃんと読ん...
資本主義問題

アメリカ株投資への不安と資本主義の分岐点

今朝もNVIDIAの中国向け売上の15%を米政府が取る、みたいな報道がされていて、なんだかモヤモヤする。最近のアメリカは中国やロシアと変わらぬ雰囲気になってきた。投資をはじめて約25年。これまで中国に...
お薦めの本

円の命運を握る通貨スワップ協定/河野龍太郎、唐鎌大輔「世界経済の死角」

いつの間にか当たり前の存在になっていた、通貨スワップ協定(通貨スワップ取極、通貨交換協定)。アメリカのFRBが日本を含む先進5ヵ国の中央銀行と、ドルと各国通貨を交換(スワップ)する協定。金融危機が起き...
お薦めの本

イノベーションの歴史/河野龍太郎、唐鎌大輔「世界経済の死角」

河野龍太郎さんと唐鎌大輔さんの対談本「世界経済の死角」。両氏の最新作を読了済みだったため、一気に読んでしまったが、これは「日本経済の死角」「弱い円の正体」を含めて再読し、きちんとメモを取りながら、知識...
投資や経済の話題

40代男性の所得分布(2022年 就業構造基本調査)

舞田敏彦さんのブログ「データえっせい」の2018年の記事、「40代前半男性の所得の診断表」のことをふと思い出した。当時、私自身もちょうど40歳だったから、興味深く拝読した。ここで使われている「就業構造...
IR情報等から企業を見る

続・カプセルトイの勢いが凄い!(ハピネット IR資料より)

本屋さんのブックカバーキーホルダーのガチャガチャを発見!子供の頃から紀伊國屋書店で本を購入してきたので欲しい!と3回目で無事、手に入れることができた。(1回300円)四季報ガチャの時にカプセルトイ業界...
お薦めの本

中央公論を知らずに生きてきて人生損した

論壇誌というジャンルの雑誌があることを初めて知った。読書好きを自称しながら、この体たらくは恥ずかしい限り。今回、中央公論を読んで、なんだこの面白い雑誌は!40代後半になるまで知らなかったなんて人生損し...
日記と雑談

登記完了までの日数がやたら延びた

昨日、法務局へ行って「最近なんか変だな?」と感じたこと。かれこれ20年近く法人登記の申請をしていて、印鑑証明書等の大事な書類を預かった時は窓口へ行っている。昨日8月1日に申請書を出したら、完了予定日が...
世界を読み解く方法

知の探求について

なんとなく知の探求について整理したかったので。単なる情報の消費者ではなく、知の探求者を目指すためには、 自分にとって既知と未知との境界を探求すること 未知に対しては敬意と好奇心を持って探求すること 既...
資本主義問題

GAFAMは儲けすぎ?時価総額のシェアが大きすぎ?のファクトチェック

トマ・フィリポン「競争なきアメリカ」の中で(13章)、こうして歴史を振り返るのいいなと感じたデータを抜粋。アメリカの巨大企業が儲けすぎ、S&P500のシェア大きすぎ、といった話をよく耳にするようになっ...
世界を読み解く方法

3ヶ月でマスターするアインシュタイン

Eテレ・水曜21:30~の「3ヶ月でマスターする」シリーズ。7~9月はアインシュタインがテーマなので、テキストまで購入して毎回放送を楽しみにしている。私がアインシュタインの相対性理論に興味を持ったのは...