IR情報等から企業を見る

バンナムのIR情報から「水星の魔女」へ

ゲーム業界について調べる過程で、バンダイナムコHDの資料を読んで、これはなんだろう?と気になったデータ。(2023年3月期通期補足資料)IP(IntellectualProperty:知的財産)別売上...
人生の哲学と科学

読書への関心は遺伝子が決める!?/飯田一史「若者の読書離れというウソ」

活字離れに読書離れ、そして出版不況と言われて久しい。一方で約30年の間で日本人の図書館利用は倍増している。これは読書習慣のない人がドキッとするだけの統計にすぎない。どの年代が図書館を利用しているのかは...
日記と雑談

宇宙と投資のとりとめのない話。10次元の分散効果、宇宙工学なデイトレード。

先日のrennyさんとのポットキャスト収録で読んだ、スパークスamさんの月次レポートに出てきた分散投資の話。「ポートフォリオ理論上、投資している銘柄内容が高度に分散されていれば、10銘柄程度の組入れで...
世界を読み解く方法

世界はシンプルなほど正しい。でもホヤにはなりたくない。

「オッカムの剃刀」という言葉に初めて出会ったのは、バンガードの創業者、ジョン・C・ボーグルの著作だったと思う。「必要が無いなら多くのものを定立してはならない。少数の論理でよい場合は多数の論理を定立して...
宇宙を読み解く科学

宇宙の歴史と超弦理論/野村泰紀「なぜ宇宙は存在するのか」

野村泰紀「なぜ宇宙は存在するのか」。YouTubeに登場した著者の話にわくわくしたので、「はじめての現代宇宙論」と副題の付いたこの本を読んでみた。すべてを理解するのは難しかったが、宇宙論の本をたくさん...
投信ビジネスの闇と再生への道

セゾン投信は天冨良よこ田と同じ道を歩むのか?

日本に積立投資を広めた功労者のひとりである、中野晴啓さんが、親会社クレディセゾンとの対立の末、セゾン投信を追われた件について。私もちょくちょく意見を聞かれることがあるけど、基本的には投資信託は専門では...
お薦めの本

ハイゼンベルク「部分と全体」

ウェルナー・ハイゼンベルクの自伝「部分と全体」を久しぶりに読み返した。この本をはじめて手に取ったのは2012年のこと。投資好きが興じて未来学を追い求めて挫折した過程で、ハイゼンベルク「不確定性原理」ゲ...
食文化と美食探訪

一汁三菜の源流は本当に宴会料理?

一汁三菜の来歴について調べると、以下のような和食の歴史に沿って説明されることがほとんど。神饌料理(神社の祭礼で神様に捧げる料理)大饗料理(平安貴族の宴会料理)本膳料理(室町武士の宴会料理)この流れの中...
投資や経済の話題

株主総会の平日10時開催がだるい

平日の朝に株主総会会場に出かけるのが嫌になってきた。都心に出かけようとすると、9時台前半の電車に乗らないといけない。通勤ラッシュは終わる時間帯だけど、それなりに車内が混んでいる。インターネット配信もあ...
投資や経済の話題

ChatGPTで知恵の壁打ち/ソフトバンクグループ株主総会2023

2023年3月期決算の株主総会の中継動画を見ている中で、興味深かったのが孫正義さんのChatGPTの活用法。孫さんは夜な夜な自分のアイデアを聞かせて、何度も「そのアイデアは非現実的です」と回答してくる...
お薦めの本

マンデルブロ「禁断の金融10ヵ条」

マンデルブロ「禁断の市場」を再読し、2009年夏の記事を書き直した。当時はナシーム・ニコラス・タレブ「ブラック・スワン」を読み、その中で紹介された哲学者ポパーと数学者マンデルブロが気になり、彼らのむず...
世界を読み解く方法

投資家にオススメしたい現代文の学び直し

22歳で株式投資をはじめるまでは、ほとんど本を読んでいなかった。必要に迫られて、経済、金融、会計、経営関連の書籍を読み倒したが、この世界を読み解くための方法に近づいた実感はえられなかった。30代になる...
世界を読み解く方法

投資家にオススメの社会学の名著

相場の格言に「人の行く裏に道あり花の山」というものがある。しかし多くの個人投資家はこれと逆行しているのではないか。投資家だけではなく、社会全体が一方向に触れやすくなっている。「知」を解放する装置として...
世界を読み解く方法

投資家にオススメの科学書(相対性理論・環世界)

当事者として企業価値評価を争点の裁判に関わる中、リーマン・ショックが起こり株価が暴落し、世界が大混乱。裁判になったり、株価が乱高下したりするのは、企業価値を評価する絶対的な方法がないからだよね。大学院...
世界を読み解く方法

投資家にオススメの科学書(進化論)

個人投資家の間で信仰を集める「長期投資」の教え。もちろん私も信じたいが、鵜呑みにしないための学びも必要だ。「長期で株式を保有すれば必ず儲かる!」という信仰の土台は、進化論の曲解から生まれているのではな...
人工知能をめぐる議論

AIみたいだね。人間なのにすごいね。

将棋の盤面については詳しく分からない。でも羽生善治さんの著作を読みあさって学んだことのひとつは、将棋の動向にテクノロジーの最先端が垣間見えるということ。とくに人間の知性や頭脳の位置づけがどうなるのか?...
古典に学ぶ人生論

世間に価値判断を委ねない/マルクス・アウレリウス「自省録」

前回のポッドキャスト収録で、「株式投資において辛抱強さを身につけるには?」とrennyさんから問われて、古典を読むことと回答。禅の問答集と答えている時、思い描いたのは「正法眼蔵随聞記」。私の愛読書「徒...
社会や政治の問題など

名刺交換儀式は環境問題。コロナを機にやめるべきだったが…

日本人の名刺大好き問題COVID-19襲来以降、不要になっていた名刺交換の儀式が復活してしまった。日本は世界一の名刺消費国と言われていて、1日に約3,000万枚、1年間にすると約100億枚も使用してい...
お薦めの本

人生を楽しむために学び、自分なりの価値観を持て!/國分功一郎「目的への抵抗」

今春、國分功一郎「暇と退屈の倫理学」の文庫化を機に再読、蔵書に加えてまもなく、新潮新書から新刊が出たので手にとった。國分功一郎「目的への抵抗」読み始めてみると、その内容の半分超は、おととしジョルジョ・...
日記と雑談

2020年3月頃をふりかえる

今週、rennyさんとポッドキャストを収録した際、テーマが2020年3月の投信レポートの振り返りだったので、手元資料としてざっと関連ニュースを書き出していた。2020年3月頃の大きなニュース2月19日...