投資や経済の話題

世界の1人あたりの所得分布

BRICsという言葉が流行した2000年代前半からこの十数年、新興国を投資対象としてまったく考えてこなかった。 それは次のような疑問があったから。 新興国がやがて先進国へ発展するという考え方は正しいのか? 国の発展モデルを単純化しす...
世界を読み解く方法

私たちの目を曇らせる10の思い込み/ハンス・ロスリング「ファクトフルネス」

国連のSDGs(持続可能な開発目標)に関係する人であれば、読んでおかないと恥をかくという、ハンス・ロスリング「ファクトフルネス」。 読み進めてみると、人が陥りがちな思考パターンが示され、SDGsへの関心は関係なく、誰もが読むべき一冊と言...
日本の神様と昔話

古事記と日本書紀の蛇神

神社のしめ縄は蛇の交尾の姿を現したもの!なんて説を知り、 ふと考えると、なぜか出雲神話の神様と蛇のつながりが深い。 出雲の地に降り立った素戔嗚尊が退治した八岐大蛇。 大国主命は国譲りの後、大物主神と名を変えて三輪山の蛇神に。 ...
投資や経済の話題

財務情報と乖離する株価/バルーク・レブ&フェン・グー「会計の再生」

投資家向けの情報として財務情報の有用性が低下している。 そんな問題提起がされた一冊、バルーク・レブ&フェン・グー「会計の再生」。 ESG投資が世界的に広まった背景の一つとして、この本の原書が紹介されていたので読み進めている。 まあ本書...
お薦めの本

仮想世界の経済圏拡大で地球の限界を超えられる?/ジェレミー・ベイレンソン「VRは脳をどう変えるのか?」

ひょんなことからVRに関心を持つようになり、関連図書を探していたところ、ジェレミー・ベイレンソン「VRは脳をどう変えるのか?」と出会った。著者は認知心理学の観点から長年VRを研究している人物。 VR内での経験は現実の経験と同様の生理学的反...
日本の歴史と文化

菓子と薬の「ういろう」の歴史

おととい小田原にある「ういろう」という店に立ち寄り、病気ではないが天然植物を原料とした古来の製法による薬を買った。 一般的に「ういろう」と聞くと菓子を思い浮かべる。 だが元の滅亡に伴い日本に亡命した「外郎(ういろう)」家が、その製薬...
投信ビジネスの闇と再生への道

週刊エコノミスト1月29日号の記事への補足

今日発売の週刊エコノミスト1月29日号に寄稿した記事について、紙面の都合上、書き足りなかった内容を補足しておく。 ESG投資残高の統計データについて 記事の中では日本サステナブル投資フォーラムの発表数値を紹介したが入稿後に投資信託協会...
古典に学ぶ人生論

人の話に学ぶ時の心得/正法眼蔵随聞記

「正法眼蔵随聞記」は師匠である道元の教えを弟子が書き留めたもの。だから仏の道を歩む人たちの心構えがたびたび示されている。もちろんそれは仏教にかぎらず、何かを学ぶ時の心得と捉えることができる。 ここでは人の話から学ぶ時の心得が示された一説を...
古典に学ぶ人生論

人知れず善いことを/正法眼蔵随聞記・淮南子・自省録

道元の弟子が師の教えを書きとめた「正法眼蔵随聞記」。 その中にこんな一節がある。 「今の世、出世間の人、多分は善事をなしては、かまへて人に識られんと思ひ、悪事をなしては人に知られじと思ふ。此れによって内外不相応の事、出で来たる。相構...
お薦めの本

宇宙ビジネスの入門書と関連ファンド

年末のランチ会で宇宙ビジネスは投資対象としてどうなのか?と問われたが、この分野をほとんど学んでいなかったので、まずは手始めに「宇宙ビジネス入門」という題の本を手に取った。 石田真康「宇宙ビジネス入門」読書メモ 事業領域から関連企業まで...
食文化と美食探訪

一月十五日は小豆粥。七草粥はいつから?/土佐日記・枕草子

今朝は七日なので妻が七草粥を用意してくれた。 ふと疑問に思う、以前「春の七草」について和歌をたどると、「若菜摘み」の習慣が庶民へ広がっていく様子が分かった。 七草の習慣が庶民に広がるのは平安末期?/百人一首15「若菜摘む」 ...
Pythonで遊ぶ

イマイチ進まないプログラム学習

去年の正月からプログラムを学んでみたものの、 人工知能といえばPython? ならばそれを学ぼう!(18/01/11) まったく進まず機械学習を楽しむところにはたどり着いていない。 当初、私がかなり苦労したプログラム開発環...
兼好法師「徒然草」

生きる限り求めてしまう三つの欲/徒然草242段

年末年始に経済誌向けの原稿を書いていて字数調整に苦戦した。 こういう体験をしてあらためて、枕草子や徒然草はすごいなと思う。短くまとまっていて内容も深い。 最近あまり古典に触れていなかった気がしたので、パラパラと眺めていて、目にとまっ...
投資や経済の話題

問答集2(株価暴落、S&P500とNYダウ、マリファナ)

月に1度のランチ会での問答より。(2018年12月27日実施) 問:先日の株価暴落でどう動いたか? 答:クリスマスプレゼントだと思って全力買い! この日の2日前のクリスマスに日経平均が1,000円超の下落。前々から欲しかったが株価が...
百人一首

セレンディピティとはめぐり逢うこと。

「セレンディピティ」という言葉の持つ意味が、人生の本質を突いているように思えた。 しかしカタカナ語をこれ見よがしに振りかざす人間ほど信用できないものはない。他の人々に理解しにくい言葉を使うことで、優越感に浸っているだけだから。 ならば「...
投資や経済の話題

個人投資家としての2018年

というタイトルで毎年まとめているが、今まさに今年はじめて投資に対して前のめりになった感じ。 年末の株価下落よりも羽生さんの無冠がショック 今年最も衝撃的だったのが、将棋の羽生善治さんの無冠への転落。 私が投資家として最も参考にしている...
食文化と美食探訪

2018年 美食の旅

今年も美味しいものをたくさん食べることができた。 「人には1日に3回、幸せになるチャンスがある!」 というのが私の人生哲学だったりするので、まずは美味しい料理を作ってくれる料理人のみなさまに感謝。 今年の美食探訪の図解 投資家...
お薦めの本

読んだ本と振り返る2018年

区の図書カウンター(ネット予約で貸出のみの施設)とKindleのおかげで、本棚のスペースを気にせず本を読めるようになり、読書環境は抜群!それに伴い1年で何冊の本を読んでいるのかサッパリ分からなくなったが、読書メモを残していた(=読んだ価値の...
食文化と美食探訪

雑煮は戦場の料理?

最近、我が家のお祝い事は「日本料理 太月」で食事をするのが定番。ご主人の望月さんにお雑煮の由来を教えてもらったのでメモ。 雑煮は戦国時代に戦場で食べられていたものが原型。 戦地で入手できる食材に餅を合わせたから、今も地域によって雑煮...
百人一首

愛ゆえに気付く命の尊さ/百人一首50「君がため…」

百人一首の恋歌で、なんとなく親しみがわくのは、陽成院の「恋ぞつもりて…」とこの一首だ。 君がため 惜しからざらし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな あなたのためなら、命も惜しくないと思っていた。 でも恋が成就した今は、いつまで...