軽井沢で体感。ひらまつとヒューリックのホテル事業。

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8年ぶりに軽井沢を訪れた。
前回訪問はリーマン・ショック直前のマンション建築ラッシュの時期。新幹線に東京に出て来やすいから移住地にどうかな?と調べにいった。その時のメモがブログに残っているが印象は良くなかった。
観光地としてもイマイチで、二度と来ることはないと思っていたが、福岡出身の妻からすると憧れの観光地とのことで、久しぶりに訪れた。
隣街の小諸城址(地形が面白かった!)以外にめぼしい史跡がないので、宿泊先にこだわりを持って選んだのだが…
ひらまつ」はホテルの稼働率が下がる閑散期に株主向けの特別期間を用意。以前はこの企画がとんでもなくお得で、箱根を4回、熱海を3回、利用してきた。
でも、創業者による会社の私物化と、それに続く経営危機によって、以前のように特大サービスの祭りのような雰囲気がなくなっていった。また箱根、熱海ともに初代の料理長がホテルを離れたことで、徐々に足が遠のき始めたところ、今回の軽井沢でトドメを刺されたなぁ。。。
ちょうど先月末、ひらまつは保有へホテル資産をすべて売却すること発表。ホテル運営は継続するとのことだが、撤退戦のはじまりのように感じる。収益の柱だったレストラン・ウェディング事業が縮小していくことを見込み、2016年に新たな事業としてホテル事業に参入したのはよかったのだが。。。やはり創業者問題でつまづいてしまったのが、あまりに痛かった。
同じく観光事業に参入してきたのが「ヒューリック」。
旅館「ふふ」シリーズは、ここ数年で新たな施設を次々とオープン。奈良・日光(2020)、京都(2021)、箱根(2022)、軽井沢(2023)。
人手不足の中、このスピードで果たして人材確保が可能なのか?と思ったが、施設も料理もとても良く、これは人気が出そうだなと感じさせられた。6年前に奈良を訪れた時、いい宿がないなぁというのが難点だったので、次はふふに泊まりたいと思うし、箱根もよく行くので泊まってみたくなった。そしてこれからヒューリックのIR資料も読み漁ってみようと思う。
当たり前のことだけど、運営会社の経営状態がホテルや旅館の質に直結する。そのことをあらためて認識させられる旅となった。

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