講演・取材メモ

講演メモ「羽生善治と考えるAI時代の勝ち筋」

セールスフォース主催のイベントに羽生善治さんが出演していた。2018年の無冠転落以降、考えに触れる機会が減ってしまったので嬉しい。羽生さんの講演での発言を以下にざっとまとめるが、AIによって棋士の美意...
お薦めの本

木戸雅寿「天下布武の城 安土城」

安土城跡を再訪の予習に読んだ、 木戸雅寿「天下布武の城 安土城」第一版が2004年、改訂版が2025年なので内容は新しい。初回訪問時は暑さでバテバテの上、勉強不足だったので、メチャクチャな覚書を残して...
中国古典

暇より貴いことはない/白楽天「出府歸吾廬」

白楽天の詩を眺めていて、これまで紹介したもの以外に、 白楽天「中隠」/官と隠のはざまを生きる(12/04/29) 白楽天は晩年の詩がいい!(15/08/27)これ好きだなと感じる晩年の詩を見つけた。白...
日本の歴史と文化

遊びがなくなり宗教が廃れた

中央公論2025年10月号の特集は「世界動乱を読み解く宗教入門」。ドイツ生まれの禅僧、ネルケ無方さんがこんなことを書いていた。「社会における宗教の役割とは、遊び場を作ること、遊び心を伝えることです。キ...
お薦めの本

将来のリスクを少し違う視点で/別冊日経サイエンス「リスクの未来学」

先月、中央公論のおもしろさに驚いて以来、書店の雑誌コーナーにも目を向けるようになった。今月購入したのは、 別冊日経サイエンス「リスクの未来学」月刊誌「日経サイエンス」に掲載された記事の中から、将来のリ...
日本の美意識

絵と文字を混ぜ合わせる日本の美意識

高階秀爾「日本人にとって美しさとは何か」を読んでいて、日本の文字と絵の融合に言及した部分が面白かったのでメモ。伊勢物語・第9段東下りで三河の八橋で詠んだ歌。からころもきつつなれにしつましあればはるばる...
日記と雑談

並行世界・タイムリープを題材にした作品が増えたのはなぜ?

バンナムのIR情報を読んでいて、今年の4~6月にガンダムの新作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」が放送されていたことを知り、数日間で一気に視聴した。前作の「水星の魔女」もIR...
お薦めの本

教育が民主主義を壊す/エマニュエル・トッド「我々はどこから来て、今どこにいるのか?」

エマニュエル・トッド「我々はどこから来て、今どこにいるのか?」上下巻を読み終えて、先日メモした家族制度以外で気になったのは、教育水準が上がると分断が進み、民主主義の危機が訪れるという指摘。最近の「ポピ...
世界を読み解く方法

人類史の名著! エマニュエル・トッド「我々はどこから来て、今どこにいるのか?」

出版から3年も手に取らなかったことを後悔させられる一冊。エマニュエル・トッド「我々はどこから来て、今どこにいるのか?」人類史といえば、ユヴァル・ノア・ハラリが注目されている。だが世界の読み解くための視...
国際政治・外交と地政学

プーチン、多極的な世界秩序の必要性を訴える(2022年ヴァルダイ会議)

エマニュエル・トッドへのインタビュー記事等を収録した、「トッド人類史入門」(2023年3月出版)。トッドの集大成とも言われる「我々はどこから来て、今どこにいるのか?」を読む前の解説書として良いとのこと...
日記と雑談

「自愛」の原義は? 老子からアイシナモロールまで

通りがかりにサンリオのイベントを覗いてみた。2023年にデビューしたシナモロールの新ブランド「I.CINNAMOROLL」(アイシナモロール)は、人の目より自分自身を大事にして、カラダとココロを大切に...
情報と知性

人はなぜ書くのか?/ナオミ・S・バロン「書くことのメディア史」

人はなぜ書くのか?言語学者、ナオミ・S・バロンの「書くことのメディア史」。著者の主張が端的にまとまった一節をメモしておくと、 「書くことは重要な人間のスキルであり、この技術があってはじめて、考えが明確...
お薦めの本

ナマズは「泳ぐ舌」/ジャッキー・ヒギンズ「人間には12の感覚がある」

ジャッキー・ヒギンズ「人間には12の感覚がある」。著者が人間の感覚を「12」と主張している訳ではない。原題は“Sentient: What Animals Reveal About Human Sen...
お薦めの本

読んだら飛行機に乗りたくない/江渕崇「ボーイング 強欲の代償」

飛行機に乗るのは嫌いだ。古いサッカーファンにしか伝わらないがベルカンプほどではない。そんな私がこんな内容を読んだら飛行機に乗れない!少なくともボーイング製の飛行機には乗りたくない! 江渕崇「ボーイング...
日記と雑談

ブログを続けて20年

今日でブログをはじめて20年も経った。株式投資の次に長く続いている活動の1つになった。当初から世の中に伝えたいことがあるというよりも、 脳の外付けバックアップ装置として 自分だけの情報宇宙をつくるため...
お薦めの本

「有隣堂しか知らない世界」はなぜ成功した?

老舗書店、有隣堂のYouTubeが面白いのは有名だが、その制作の裏側が語られた本を見つけて興味深く読んだ。 有隣堂YouTubeチーム「老舗書店「有隣堂」が作る企業YouTubeの世界」 ハヤシユタカ...
文化で読む日本経済

武田晴人「日本人の経済観念」

江戸時代から約200年間の経済意識の変遷を描いた、武田晴人「日本人の経済観念」。1999年に出版され、2008年に岩波現代文庫に収録。本棚の整理をしていたら、こんな本あったっけ?と見つけ、ちゃんと読ん...
資本主義問題

アメリカ株投資への不安と資本主義の分岐点

今朝もNVIDIAの中国向け売上の15%を米政府が取る、みたいな報道がされていて、なんだかモヤモヤする。最近のアメリカは中国やロシアと変わらぬ雰囲気になってきた。投資をはじめて約25年。これまで中国に...
お薦めの本

円の命運を握る通貨スワップ協定/河野龍太郎、唐鎌大輔「世界経済の死角」

いつの間にか当たり前の存在になっていた、通貨スワップ協定(通貨スワップ取極、通貨交換協定)。アメリカのFRBが日本を含む先進5ヵ国の中央銀行と、ドルと各国通貨を交換(スワップ)する協定。金融危機が起き...
お薦めの本

イノベーションの歴史/河野龍太郎、唐鎌大輔「世界経済の死角」

河野龍太郎さんと唐鎌大輔さんの対談本「世界経済の死角」。両氏の最新作を読了済みだったため、一気に読んでしまったが、これは「日本経済の死角」「弱い円の正体」を含めて再読し、きちんとメモを取りながら、知識...