お薦めの本ジョン・フォン・ノイマンの多分野に広がる好奇心。その背景は… ジョン・フォン・ノイマン(1903~57)に関する本を2冊読んだ。 アナニヨ・バッタチャリヤ「未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン」 高橋昌一郎「フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔」 「...2023.11.05お薦めの本
お薦めの本カール・ローズ「意識高い系資本主義が民主主義を滅ぼす」 内容もさることながら、翻訳のタイトルが素晴らしい一冊。 カール・ローズ「意識高い系資本主義が民主主義を滅ぼす」。 原題の“WOKE CAPITALISM”の“work”に、「意識高い系」という日本語を...2023.08.27お薦めの本資本主義問題
お薦めの本世界のサッカークラブ経営の潮流 横浜F・マリノスの財務諸表を振り返った際、 2015年にシティ・フットボール・グループ(CFG)の出資により、債務超過を脱した局面があったことを紹介した。 サッカーファンにとっては当たり前の話だが、こ...2023.08.25お薦めの本サッカー
お薦めの本人類の半分は「蚊」に殺された ティモシー・ワインガード「蚊が歴史をつくった」。 主にハマダラカを媒介とするマラリアが、どのように人類史に影響を与えてきたかを描く歴史書だ。 私たちの免疫は生まれ育った地域の環境に適応している。だから...2023.08.20お薦めの本
お薦めの本起業の天才!江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男 昨年からリクルートHDへの投資を少しずつ増やしてきたので、創業者、江副浩正さんがどんな人だったのか知りたくなった。子供の頃「リクルート事件」のニュースで見たような記憶もある。そして事件のせいで、会社の...2023.08.09お薦めの本投資や経済の話題
お薦めの本思考とは新皮質の座標系を歩くこと/ジェフ・ホーキンス「脳は世界をどう見ているのか」 1996年に携帯情報端末“Palm”を世に送り出したジェフ・ホーキンス。 若い人は知らないだろうけど、スマホが登場する以前の世の中は、携帯電話と携帯情報端末、携帯音楽プレイヤーが別々に存在したの。その...2023.08.06お薦めの本脳と遺伝子の探求
お薦めの本ハイゼンベルク「部分と全体」 ウェルナー・ハイゼンベルクの自伝「部分と全体」を久しぶりに読み返した。 この本をはじめて手に取ったのは2012年のこと。投資好きが興じて未来学を追い求めて挫折した過程で、 ハイゼンベルク「不確定性原理...2023.07.07お薦めの本偶然とリスクの諸相
お薦めの本マンデルブロ「禁断の金融10ヵ条」 マンデルブロ「禁断の市場」を再読し、2009年夏の記事を書き直した。 当時はナシーム・ニコラス・タレブ「ブラック・スワン」を読み、 その中で紹介された哲学者ポパーと数学者マンデルブロが気になり、 彼ら...2023.06.21お薦めの本投資哲学を求めて
世界を読み解く方法投資家にオススメしたい現代文の学び直し 22歳で株式投資をはじめるまでは、ほとんど本を読んでいなかった。必要に迫られて、経済、金融、会計、経営関連の書籍を読み倒したが、この世界を読み解くための方法に近づいた実感はえられなかった。 30代にな...2023.06.17世界を読み解く方法お薦めの本
世界を読み解く方法投資家にオススメの社会学の名著 相場の格言に「人の行く裏に道あり花の山」というものがある。しかし多くの個人投資家はこれと逆行しているのではないか。投資家だけではなく、社会全体が一方向に触れやすくなっている。 「知」を解放する装置とし...2023.06.15世界を読み解く方法お薦めの本
世界を読み解く方法投資家にオススメの科学書(相対性理論・環世界) 当事者として企業価値評価を争点の裁判に関わる中、 リーマン・ショックが起こり株価が暴落し、世界が大混乱。 裁判になったり、株価が乱高下したりするのは、 企業価値を評価する絶対的な方法がないからだよね。...2023.06.13世界を読み解く方法お薦めの本宇宙を読み解く科学
世界を読み解く方法投資家にオススメの科学書(進化論) 個人投資家の間で信仰を集める「長期投資」の教え。 もちろん私も信じたいが、鵜呑みにしないための学びも必要だ。 「長期で株式を保有すれば必ず儲かる!」という信仰の土台は、 進化論の曲解から生まれているの...2023.06.11世界を読み解く方法お薦めの本
お薦めの本人生を楽しむために学び、自分なりの価値観を持て!/國分功一郎「目的への抵抗」 今春、國分功一郎「暇と退屈の倫理学」の文庫化を機に再読、 蔵書に加えてまもなく、新潮新書から新刊が出たので手にとった。 國分功一郎「目的への抵抗」 読み始めてみると、その内容の半分超は、 おととしジョ...2023.05.30お薦めの本投資で創った人生哲学
お薦めの本将来の災害リスクと向き合う難しさ/高嶋哲夫「富士山噴火」 太陽フレアによる大停電SF(伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で」)に続いて、 こちらはより身近な自然災害を描いた、 高嶋哲夫「富士山噴火」 南海トラフ大地震の惨劇から約3年、富士山が不気味に動きはじめる。 ...2023.05.14お薦めの本
お薦めの本太陽フレアによる大停電を描いたSF/伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で」 SF小説から将来起こりうるリスクを学ぶことができるのでは? 最初に手に取った一冊は、巨大な太陽フレアによって変電設備が破壊され、3年以上復旧の目処が立たない状況を描いた、 伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で...2023.05.11お薦めの本
お薦めの本ユダヤ人も危惧するイスラエルの現状/シルヴァン・シペル「イスラエルvs.ユダヤ人」 断片的に伝わるイスラエルに関するニュースに違和感を覚え、ゴールデンウィーク中にイスラエル関連書を読んでみた。 ダニエル・ソカッチ「イスラエル 人類史上最もやっかいな問題」 シルヴァン・シペル「イスラエ...2023.05.08お薦めの本国際政治・外交と地政学
お薦めの本ヌリエル・ルービニ「MEGATHREATS 世界経済を破滅させる10の巨大な脅威」 ヌリエル・ルービニ博士と言えば、2006年頃からサブプライムローンの拡大と住宅バブルを警告し続けた人物。 当初は頭のおかしい学者と軽んじられていたが、2008年9月にリーマン・ショックが起きると、予言...2023.05.03お薦めの本
お薦めの本浜辺真紀子「株主との対話ガイドブック」 2000年から約20年間、ヤフーのIRを担当されていた、浜辺真紀子さんから新刊本をいただいた。 「株主との対話」ガイドブック ターゲティングからESG、海外投資家対応まで 先日、rennyさんとのポッ...2023.04.28お薦めの本
お薦めの本世界史の学び直しに「もういちど読む山川世界史プラス」 人の記憶はあいまいだから、繰り返し学ぶしかない。とはいえ何度も同じ本を読むのは飽きてしまう。 最近、国際情勢に不穏な動きが満載なので、歴史的背景も踏まえて、未来を考え続けなければと、世界史を現代史から...2023.04.21お薦めの本
お薦めの本古代種を失えば、その食物は消滅する?/ダン・サラディーノ「世界の絶滅危惧食」 動植物の大量絶滅の話を見聞きするようになって久しいが、なぜか頭の中で食べものと繋がりにくいのは私だけだろうか。でも最近ようやく、天ぷらを通じて異変が身近になってきた。 「きす」以上に深刻な「めごち」。...2023.04.01お薦めの本社会や政治の問題など