お薦めの本

世界を読み解く方法

真の進歩は不条理な苦痛の減殺とともに/市井三郎「歴史の進歩とはなにか」

人間の歴史が直線的・必然的に「進歩」を続けてきたし、今後も続けていくだろう、という価値観は幻想なのではないか? そもそも進歩の基準や価値尺度が間違っているのでは? そんな考察をした歴史哲学書、 ...
お薦めの本

謙虚の強さ/大川慎太郎「証言 羽生世代」

羽生善治、森内俊之、郷田真隆、佐藤康光を中心とした世代の棋士が、はじめてタイトルを獲得したのが1989年。(19歳の羽生が竜王位)以来2018年末に羽生が無冠になるまで、将棋界の中心はこの世代だった。...
お薦めの本

日本最古の天文記録はオーロラ/片岡龍峰「日本に現れたオーロラの謎」

オーロラというと雪に閉ざされた寒い地域のもの、というイメージだが、古典を読み解くと、日本でもオーロラが観測できていたらしい。 そんなことを去年知ったのだが、 藤原定家「明月記」のオーロ...
お薦めの本

畳敷きの和室を語ることのできる最後のチャンス?/松村秀一・服部岑生「和室学」

2013年にユネスコ無形文化遺産の登録された「和食」。これに尽力した菊乃井の村田吉弘さんは、登録を喜ぶのではなく、「遺産」ということは絶滅危惧種なのだという危機感を持つべき、という話をよくされている。...
お薦めの本

困った脳の働きを手なずけるために/鈴木宏昭「認知バイアス」

私たちの行動の中に現れる偏りや歪み「認知バイアス」。 進化の過程で手に入れた有益な能力ではあるけれど、長所と短所はつねに表裏一体の関係にある。 鈴木宏昭「認知バイアス」で取り上げられた、私たちの困...
お薦めの本

都市拡大のための「砂」争奪戦/石弘之「砂戦争」

昨年は石弘之さんの「感染症の世界史」がとても勉強になったが、またまた興味深い一冊を出版されていた。 石弘之「砂戦争 知られざる資源争奪戦」 砂なんて砂漠に行けばいくらでもあるじゃないか、と...
お薦めの本

人は自分の見たい現実しか見ない/大治朋子「歪んだ正義」

ごく普通の人がなぜ過激化するのか? 大治朋子「歪んだ正義」は、このプロセスを分析した一冊だが、投資でうまくいかない人の思考例にも似ていて興味深い。 「人は自分の見たい現実しか見ない」とはカエサルが...
兼好法師「徒然草」

偽ブランドは嘘つきのはじまり/池谷裕二「脳はすごふる快楽主義」

脳科学者の池谷裕二さんが最新の論文を紹介するエッセイ集。第3巻の「脳はすごふる快楽主義」を読んだ。 このシリーズは実に面白く、前2巻で印象的だった論文もメモを残している。 心が通じ合うとは...
お薦めの本

レベッカ・ヘンダーソン「資本主義の再構築」

株主価値最大化こそが正義!という旗振り役だったハーバード大学。今ではだいぶ様子が変わっていることを認識できる一冊。 レベッカ・ヘンダーソン「資本主義の再構築」 「企業の目的・存在意義、...
お薦めの本

読んだ本と振り返る2020年

今年はなんといってもCOVID-19をきっかけに手にした本が多い。こんなことでもなければ、目が向かない分野だと思うので、この機会に感染症やウイルス関連の書籍を徹底的に読み倒した。 たしか一番最初は3...
お薦めの本

思いやりだけが魂の抗毒素/エリック・ホッファー「魂の錬金術」

エリック・ホッファー(1902~83)を在野の哲学者とでも称するべきか。その生涯をWikipediaでも読むことができるが、かなり独特だ。 7歳の時に原因不明の失明をするが、15歳の時に突然視力が回...
世界を読み解く方法

デビッド・ロブソン「なぜ、賢い人ほど愚かな決断を下すのか」

知識を得て、経験を積むとともに人は賢くなるもの。そう願いたいところだが… "The Intelligence Trap(知性の罠)" に陥りがちで、 「名声ある者ほど実は愚かであり、劣ってい...
お薦めの本

ペロポネソス戦争下のアテネを襲った疫病/トゥキュディデス「歴史」

ペロポネソス戦争(前431年~404年)を描いたトゥキュディデス「歴史」。 この戦史において、今だからこそ注目したい部分が、アテネとスパルタとの戦いの転換点となった、アテネでのパンデミック。 アテ...
お薦めの本

磯田道史「感染症の日本史」

今、歴史学が世の中にできることは何か? パンデミックの日本史を振り返り、最近の動向と照らし合わせると、同じ過ちを繰り返していたり、過去に結論が出ていることを議論していたり…歴史に学ぶことの大切さがよ...
お薦めの本

食に関心のある投資家は必読!「フードテック革命」

こんなにいろいろ学べてたった2,000円程度でいいの?というのが率直な感想の「食」の最先端を紹介した一冊、 フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義 食文化も調理家電...
世界を読み解く方法

教養としての現代アート鑑賞法/秋元雄史「アート思考」

去年、出版記念講演にも参加した「一目置かれる知的教養 日本美術鑑賞」。著者の秋元雄史さんがビジネス書っぽい装いの本を出していることを知った。 アート思考 ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方...
お薦めの本

海水温上昇と海洋酸性化が日本の食生活に与える影響

二酸化炭素排出による地球温暖化については否定する説もあり、いろいろ読んでいると、どちらが正しいのかは正直よく分からない。 ただ大気から海に溶け込む二酸化炭素が増えることで、海洋酸性化が進み、海の食物...
お薦めの本

月刊専門料理8月号の特集「以後の料理人、以後のレストラン」がおもしろい!

一流の料理人の調理技術を紹介する月刊誌「専門料理」。その2020年8月号の特集「以後の料理人、以後のレストラン」がおもしろい! 「以後」というのはもちろんCOVID-19の感染拡大以後のこと。最も打...
お薦めの本

佐藤健太郎「世界史を変えた薬」

歴史が大きく動くとき、その裏側にはパンデミックが隠れている?そんな例を求めて以前、歴史の転換点を演出した感染症を書き出した。 今回は感染症の治療薬が歴史をどう変えたのか?それを知りたいなと探したら、...
お薦めの本

料理をすることの意義

テレワークと外食自粛により自宅で料理をする人が増えたようだ。 コロナ禍で変化する食生活や、さらに高まる健康への意識(マクロミル) この調査によると、57%の人が自宅で料理をする機会が増え、増加...
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