お薦めの本

日本の美意識

日本美術と西洋美術の比較/秋元雄史「日本美術鑑賞」

東京芸大・美術館館長の秋元雄史教授の講演を聞いてきた。「一目置かれる知的教養 日本美術鑑賞」の出版記念だ。 これまでは和歌や古典を中心に日本の美意識を追ってきたが、この本との出会いを機に、美術品の勉...
お薦めの本

プラネタリー・バウンダリーとは?/ヨハン・ロックストローム「小さな地球の大きな世界」

先日、地球環境研究の国際プラットフォーム「Future Earth」の谷淳也さんにお目にかかり、ご紹介いただいた一冊。 ヨハン・ロックストローム「小さな地球の大きな世界」 日本のプライベートバ...
日本の美意識

日本文化を考える/神田邦彦「現代文 標準問題精講」

大学受験用の現代文問題集の学習メモ。 一人称を使い分ける日本語の心理 鈴木孝夫「閉ざされた言語・日本語の世界」を題材に学ぶ 日本人は目の前の相手次第で、一人称代名詞をコロコロ使い分ける。それはつ...
世界を読み解く方法

予測能力に優れた人の流儀/フィリップ・テトロック&ダン・ガードナー「超予測力」

「超予測力」(原題は"Super forecasting")。 投資家としてはもちろん関心が高く、この本の存在は知っていたが、タイトルが怪しすぎて今まで敬遠していた一冊が文庫化されていた。 実際に...
世界を読み解く方法

言語と思考/神田邦彦「現代文 標準問題精講」

2年前に現代文という科目を学ぶことの意義を悟り、 現代の知が凝縮されている大学入試の現代文(17/08/31) ついに大学受験用の問題集にまで手を広げてしまった。 神田邦彦「現代文 ...
お薦めの本

美人とはブランド戦略である/野宮真貴「赤い口紅があればいい」

人の外見が大切なのは目を背けることのできない事実。「見た目より中身が…」なんて現実逃避をしてはならない。 ナンシー・エトコフ「なぜ美人ばかりが得をするのか」 見た目で生涯所得に3400万円も差...
お薦めの本

今に集中して心を解き放て!/平井正修「忘れる力」

禅にまつわる古典でしきりに訴えられる、「無」になること「捨てる」ことの大切さ。 その代表例を示すなら、 道元「正法眼蔵」 「仏道をならふといふは、自己をならふ也。自己をならふといふは、自己を...
お薦めの本

加藤典洋「人類が永遠に続くのではないとしたら」

先日、文芸評論家の加藤典洋氏が亡くなった。訃報を聞いて本棚から引っ張り出してきた、2014年に出版された一冊。 人類が永遠に続くのではないとしたら 技術の進歩により無限に続くと思われた産業...
お薦めの本

預言書、スーザン・ストレンジ「カジノ資本主義」1986年刊

ふと出だしを再読したスーザン・ストレンジ「カジノ資本主義」。 現代社会を覆う金融の問題の本質を捉えており、預言書のように思えてくる。 「西側世界の金融システムは急速に巨大なカジノ以外の何物で...
お薦めの本

優秀な人材が金融ではなく研究者を選ぶ社会に!/ルトガー・ブレグマン「隷属なき道」

客観的な統計データを元に、社会的課題への対処法を提示する。最近この手の良書が増えており、 ハンス・ロスリング「ファクトフルネス」 ウィリアム・マッカスキル「効果的な利他主義宣言!」 といっ...
お薦めの本

美食の礎、辻静雄/海老沢泰久「美味礼讃」

2007年にミシュランガイドの日本版が出版され、星の数を世界と比較してみると、日本が美食大国であることが明らかになった。 ミシュランガイドの星の推移や国際比較(2011) それは一体なぜ...
日本の美意識

曜変の輝きと千利休の美学

雑誌BRUTUSの最新号の特集が「曜変天目」。 「窯変(ようへん)」の美。窯の中で釉薬が化学反応を起こし、美しい色彩や結晶が生まれる。とりわけ美しい茶碗には「窯」に変わって「曜」の字が当てられた...
お薦めの本

うつ病とサッカー 元ドイツ代表GKロベルト・エンケの隠された闘いの記録

各国サッカーの選手会を統合する国際機関の「FIFPro」が、2015年にこんな発表をしていたことを知った。 FIFPro「Research links severe injuries to ...
お薦めの本

アメリカとローマ帝国衰亡の類似点

ローマ史について手元の本を読み直してみると、ありきたりだがアメリカと重ね合わしてみたくなってしまう。 目にとまった記述をいくつかメモ。 ローマ帝国衰亡史の冒頭文と現在のアメリカの類似点 リーマン...
お薦めの本

マルクス・アウレリウス「自省録」の背景

ローマ皇帝、マルクス・アウレリウスの手記「自省録」が、NHK「100分de名著」の今月の1冊ということで再読した。 自省録のことば 「一つ一つの行動を一生の最後のもののごとくおこない、あらゆる...
お薦めの本

東証一部上場企業のデュポンROE推移

著者謹呈という札付きで日本経済新聞出版社から届いた本。 柳良平、広木隆、井出真吾「ROEを超える企業価値創造」 著者とそれほど接点がないから、マネックス証券がくれたのか、はたまたESG関...
世界を読み解く方法

オルテガの「大衆」は、アレントの「技術的知識の奴隷」となる。

オルテガ・イ・ガセット「大衆の反逆」(1930)を読み直すと、続けて手に取りたくなるのが、ハンナ・アレント「人間の条件」。 アレントはユダヤ系のドイツ人。ヒトラーの政権掌握(1933)に際してアメ...
お薦めの本

大衆に埋没しない生き方のヒント/オルテガ「大衆の反逆」

1922年にイタリアでムッソリーニ、33年にドイツでヒトラーが政権を取る、その間の1930年に発表されたオルテガ・イ・ガセット「大衆の反逆」。NHK「100分de名著」で取り上げられていたのを機に読み...
世界を読み解く方法

私たちの目を曇らせる10の思い込み/ハンス・ロスリング「ファクトフルネス」

国連のSDGs(持続可能な開発目標)に関係する人であれば、読んでおかないと恥をかくという、ハンス・ロスリング「ファクトフルネス」。 読み進めてみると、人が陥りがちな思考パターンが示され、SDGsへ...
お薦めの本

仮想世界の経済圏拡大で地球の限界を超えられる?/ジェレミー・ベイレンソン「VRは脳をどう変えるのか?」

ひょんなことからVRに関心を持つようになり、関連図書を探していたところ、ジェレミー・ベイレンソン「VRは脳をどう変えるのか?」と出会った。著者は認知心理学の観点から長年VRを研究している人物。 VR...
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