お薦めの本人生を楽しむために学び、自分なりの価値観を持て!/國分功一郎「目的への抵抗」 今春、國分功一郎「暇と退屈の倫理学」の文庫化を機に再読、 蔵書に加えてまもなく、新潮新書から新刊が出たので手にとった。 國分功一郎「目的への抵抗」 読み始めてみると、その内容の半分超は、 おととし...2023.05.30お薦めの本投資で創った人生哲学
お薦めの本将来の災害リスクと向き合う難しさ/高嶋哲夫「富士山噴火」 太陽フレアによる大停電SF(伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で」)に続いて、 こちらはより身近な自然災害を描いた、 高嶋哲夫「富士山噴火」 南海トラフ大地震の惨劇から約3年、富士山が不気味に動きはじめ...2023.05.14お薦めの本
お薦めの本太陽フレアによる大停電を描いたSF/伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で」 SF小説から将来起こりうるリスクを学ぶことができるのでは? 最初に手に取った一冊は、巨大な太陽フレアによって変電設備が破壊され、3年以上復旧の目処が立たない状況を描いた、 伊藤瑞彦「赤いオーロラの...2023.05.11お薦めの本
お薦めの本ユダヤ人も危惧するイスラエルの現状/シルヴァン・シペル「イスラエルvs.ユダヤ人」 断片的に伝わるイスラエルに関するニュースに違和感を覚え、ゴールデンウィーク中にイスラエル関連書を読んでみた。 ダニエル・ソカッチ「イスラエル 人類史上最もやっかいな問題」 シルヴァン・シペル「イスラ...2023.05.08お薦めの本国際政治・外交と地政学
お薦めの本ヌリエル・ルービニ「MEGATHREATS 世界経済を破滅させる10の巨大な脅威」 ヌリエル・ルービニ博士と言えば、2006年頃からサブプライムローンの拡大と住宅バブルを警告し続けた人物。 当初は頭のおかしい学者と軽んじられていたが、2008年9月にリーマン・ショックが起きると、予言...2023.05.03お薦めの本
お薦めの本浜辺真紀子「株主との対話ガイドブック」 2000年から約20年間、ヤフーのIRを担当されていた、浜辺真紀子さんから新刊本をいただいた。 「株主との対話」ガイドブック ターゲティングからESG、海外投資家対応まで 先日、rennyさんとのポ...2023.04.28お薦めの本
お薦めの本世界史の学び直しに「もういちど読む山川世界史プラス」 人の記憶はあいまいだから、繰り返し学ぶしかない。とはいえ何度も同じ本を読むのは飽きてしまう。 最近、国際情勢に不穏な動きが満載なので、歴史的背景も踏まえて、未来を考え続けなければと、世界史を現代史か...2023.04.21お薦めの本
お薦めの本古代種を失えば、その食物は消滅する?/ダン・サラディーノ「世界の絶滅危惧食」 動植物の大量絶滅の話を見聞きするようになって久しいが、なぜか頭の中で食べものと繋がりにくいのは私だけだろうか。でも最近ようやく、天ぷらを通じて異変が身近になってきた。 「きす」以上に深刻な「めごち」...2023.04.01お薦めの本社会や政治の問題など
お薦めの本文庫化を機に「暇と退屈の倫理学」を蔵書に加える。蔵書のジレンマ… 國分功一郎「暇と退屈の倫理学」の3周目を終えた。 単行本で最初に出たとき、増補版は図書館で借り、文庫化を機会に購入して、線を引いたり付箋を貼ったり。 ここだけ切り出すのは著者の本意ではないことは明らか...2023.03.29お薦めの本投資哲学を求めて
お薦めの本半導体株投資への夢広がる! 菊池正典「半導体産業のすべて」 経済誌等の特集を読んで、なんなとく分かった気になる。でも実際に関連企業のIR情報を読み始めると分からなくなる。理解できないものには投資しないのが鉄則だからとあきらめて、後々、その企業の成長と株価の上昇...2023.03.04お薦めの本投資や経済の話題
お薦めの本美意識のありか/芥川喜好「時の余白に 続々」 みすず書房から出版される翻訳経済書に良書が多い。たとえばブログで紹介してきた以下の本が該当する。 トマ・ピケティ「21世紀の資本」 ダイアン・コイル「GDP」 アダム・トゥーズ「暴落」 ウィリアム・...2023.02.23お薦めの本
お薦めの本トランプ誕生までの政治的背景/スティーブン・レビツキー&ダニエル・ジブラット「民主主義の死に方」 トランプ大統領任期中の2018年に出版された、 スティーブン・レビツキー&ダニエル・ジブラット「民主主義の死に方」 昨年、トランプ誕生までの思想的背景について学んだが、こちらはアメリカの政治の仕組み...2023.02.20お薦めの本社会や政治の問題など
お薦めの本バーチャル美少女ねむ「メタバース進化論」 自称・世界最古のVTuberの著作「メタバース進化論」。 この世界の住民が書いているだけあって、とても分かりやすい。最も印象的だった一文は、 「メタバースは現実のコピーではなく「なりたい自分」でいら...2023.01.31お薦めの本
お薦めの本億万長者の罪を描いた、ピーター・S・グッドマン「ダボスマン」。 ニューヨーク・タイムズの記者が書いた ピーター・S・グッドマン「ダボスマン」 副題は「世界経済をぶち壊した億万長者たち」。 ダボスマンの意味するところは、 当初…「世界経済フォーラム年次総会」(通...2023.01.17お薦めの本
お薦めの本美術鑑賞で観察力を鍛えるのが流行? 年末年始に似たような内容の本をセットで読んだ。 エイミー・E・ハーマン「観察力を磨く名画読解」 神田房枝「知覚力を磨く 絵画を観察するように世界を見る技法」 どちらもAmazonのレビュー投稿数...2023.01.15お薦めの本
お薦めの本読んだ本と振り返る2022年 元旦にこれから学ぶべきは、真理に迫る学問は、人間の内と外の先端を探求する分野では? 人間の内側を突き詰める…脳科学 人間の外側を突き詰める…宇宙物理学 なんてことを書いたのだが、宇宙物理学の壁は厚い...2022.12.28お薦めの本
お薦めの本多神教は新興宗教にだまされやすい? 長沼伸一郎「世界史の構造的理解」を読んでいて、ふと思ったこと。 著者はユダヤ教、イスラム教、キリスト教が、なぜ同じエルサレムで生まれたのか?を経済と結びつけて説く。 エルサレムはメソポタミアとエジ...2022.11.19お薦めの本日本の歴史と文化
お薦めの本チャールズ・スペンス「センスハック」 「センスハック」の言葉の意味がよく分からず、また邦訳の副題が「生産性を上げる究極の多感覚メソッド」と、安っぽいビジネス書の匂いがして、見向きもしていなかった一冊。 しかし最近、著者がチャールズ・スペン...2022.10.05お薦めの本人生の哲学と科学
お薦めの本安全資産・リスクオフとしての「円買い」はどこへ行ったのか? 今年4月に1ドル125円を超えた円安になり、これまで歓迎されてきた円安が、世間で警戒されるようになった。 歓迎されなくなった円安。貿易統計を眺める。(22/04/17) 私自身は6月になって1ドル1...2022.09.18お薦めの本
お薦めの本100ページで思想家「現代新書100」。ショーペンハウアーを100円で読む。 9月13日創刊の講談社現代新書の「現代新書100」。今こそ読まれるべき思想家を100ページでまとめるシリーズだ。 創刊前の先行配信で、梅田孝太「ショーペンハウアー」が、電子版100円キャンペーンだった...2022.09.11お薦めの本