お薦めの本

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臼井隆一郎「コーヒーが廻り 世界史が廻る」

rennyさんとのポッドキャスト収録で紹介した、 臼井隆一郎「コーヒーが廻り 世界史が廻る」。 情報をつなぐ場が新たな産業を生み出したり、 ひとつの事業に集中することのリスクなど、 経済を観察する上で...
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田崎健太「横浜フリューゲルスはなぜ消滅しなければならなかったのか」

3期連続の赤字または債務超過でクラブライセンス剥奪。 Jリーグにこの財務基準の規定ができたのは、 横浜フリューゲルス消滅の教訓があるとよく言われている。 当時のフリューゲルスの経営を詳しく知る機会がな...
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浜田岳史「美食の教養」 食を知的に楽しむための必読書!

いつからか「教養としての〇〇」「○○の教養」と名の付く新刊書が増えた。 「教養」という言葉につられて私も結構な冊数に目を通してしまったが、 ほとんどが教養につながるのか理解不能な、タイトル負けした本ば...
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天文物理学者BossB「宇宙思考」

謎めいた著者名とタイトルに惹かれて手に取ると、 宇宙物理学の知見から、私たちの人生を読み解いた一冊だった。 こういう観点で書かれた本に初めて出会った。 たとえば、膨張を続ける宇宙には中心も果てもないの...
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一期一会の夜空に目を向けられる人生でありたい

「月刊星ナビ 2024年7月号」の特集、星空人生100年計画が興味深い。 これまでとこれからの激レア天文現象がまとめられている。 自分が物心ついた頃からの記録を抜き出してみると、 日付 現象 1986...
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戸谷洋志「恋愛の哲学」が読みやすかった

すべての学問の出発点には「数学」と「哲学」がある。 世界を読み解くための「言語」が数学で、「心」が哲学。 そう考え始めてから、関連書籍を手に取るようにしているが、 私には壁が高く、挫折せずに最後まで読...
お薦めの本

太陽の黒点活動と景気や気象の関係

2024年5月8日から11日かけて大規模な太陽フレアが7回発生。 普段は見られない緯度の地域でオーロラが観測されている。 太陽の活動が活発な時期に入ってきたのだろうと、 これまで追ってきた黒点数の統計...
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脇屋友詞「厨房の哲学者」

30代前半の頃、たまたま近くに用事があった帰り道、 あの脇屋シェフの店がこんなところにあるんだ!と出会い、 赤坂の「トゥーランドット 臥龍居」でランチをいただいた。 当時の私は街中華ぐらいしか食べたこ...
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加速化するイノベーションという欺瞞/バーツラフ・シュミル「Invention and Innovation」

「イノベーションは加速している」とよく言われているが、 過度な期待は禁物であると説いた本が興味深かったのでメモ。 バーツラフ・シュミル「Invention and Innovation 歴史に学ぶ未来...
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忘れていたこの感覚! 宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」

全国の書店員が投票で選ぶ本屋大賞に輝いた、 宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」を読んだ。 先日テレビ番組で、この小説の舞台となった滋賀県大津が、 聖地巡礼で盛り上がっているという特集を見たのがきっかけ...
古今和歌集

生命の存在意義はエントロピー増大を加速すること/池谷裕二「夢を叶えるために脳はある」

引き続き、池谷裕二「夢を叶えるために脳はある」に収録された、3日間の講義録のうち3日目を読み終えてメモ。 私たちにはなぜ脳があるのか? 私たちの存在価値は何なのか? 池谷氏の解説が衝撃的な内容だった。...
世界を読み解く方法

脳の限界が悪を生む?/池谷裕二「夢を叶えるために脳はある」

引き続き、池谷裕二「夢を叶えるために脳はある」に収録された、3日間の講義録のうち2日目を読み終えてメモ。 人工知能との比較から考える脳の特徴がテーマ。 四色定理はコンピューターを使った力技で証明された...
お薦めの本

現実と仮想の混同はすでに脳内で…/池谷裕二「夢を叶えるために脳はある」

脳科学者、池谷裕二さんの新刊「夢を叶えるために脳はある」。 高校生向け講義シリーズ3部作の完結編。 前作はブルーバックス創刊50周年記念イベントでもらって読んだ。あれから10年以上も経ったのか。 記憶...
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お葬式のフリーレンはダサい/アンナ・アスラニアン「生と死を分ける翻訳」

あらゆる国の言語を日本語に翻訳できてしまうから、日本人は外国語が苦手という話を聞いたことがある。真偽のほど分からない。 でも本来、イコールでない2つの言語を繋げようとしても、様々な困難を伴い、時には誤...
世界を読み解く方法

愛とは時間をムダにすること/辻信一「ナマケモノ教授のムダのてつがく」

「タイパ」について学ぶための読書。一冊目は、 稲田豊史「映画を早送りで観る人たち」 続いて読んだのは、文化人類学者が「ムダ」をテーマに書いた、 辻信一「ナマケモノ教授のムダのてつがく」 「タイパを重視...
お薦めの本

タイパはオタクに憧れる?/稲田豊史「映画を早送りで観る人たち」

現在の圧倒的な「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」人気は、「コスパ」「タイパ」重視の世の中と関係があるのだろう。私には無縁の世界だから…、と距離を置かずに学んでみようと思い、まずは「倍速...
お薦めの本

投資関連の良書が増えたような。あの清原達郎さんの著書がついに!

株価の上昇傾向が続き、株式投資に注目が集まってくると、 しょうもない投資指南書が本屋に平積みされはじめる。 タイトルで「1億円」と煽ってくるのがその代表例。 そんな光景を眺めながら、上昇相場の終わりを...
お薦めの本

工藤勇一・苫野一徳「子どもたちに民主主義を教えよう」

今の読書テーマのひとつ「民主主義の学び直し」。 子供向けの易しい本も読もうと手に取った一冊が、 目的とは少し違ったけど、内容がとても興味深かった。 工藤勇一・苫野一徳「子どもたちに民主主義を教えよう」...
お薦めの本

東大教授が語り合う10の未来予測

以前この動画配信が面白い!と紹介したシリーズが書籍化されていた。 東大TV「知の巨人たちの雑談」がおもしろい(22/07/30) すごく面白いのに、どの動画も1万回再生にも届かず、 続編を楽しみにして...
世界を読み解く方法

善悪二元論を倫理学から考えてみる/佐藤岳詩「倫理の問題とは何か」

自分の信じているものを強く信じるために、 敵を作って批判してしまいがちなのはなぜなのか? それはデカルトの「方法序説」以来、 私たちが築いてきた思考法の基本が二元論だから? 今月のrennyさんとのポ...