お薦めの本

NO IMAGE 世界を読み解く方法

絶版本 ノルベルト・ボルツ「意味に餓える社会」を要約

1997年に書かれたノルベルト・ボルツ「意味に餓える社会」。 結構お気に入りの本で、数年に1度読み返しているのだけど、 だいぶ前から絶版のまま入手困難なのが残念。 原題はドイツ語で"Die Sinngesellschaft"。 その...
お薦めの本

伝説のクソゲー「いっき」に百姓一揆の本質を見る/呉座勇一「一揆の原理」

「一揆」と聞くとファミコン世代の私は、 サンソフト(現在はサン電子)のゲーム「いっき」を思い出す。 農民が悪代官の屋敷に殴り込みをかけに行くゲーム。 奇妙だったのが初期武器は鎌で遠距離攻撃が可能なのだが、 鎌より強いはずの竹...
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心が通じ合うとは、相手の言葉が予測できること?/池谷裕二「できない脳ほど自信過剰」

脳科学の論文を紹介したコラムをまとめた 池谷裕二「できない脳ほど自信過剰」 このなかで一番興味深かったのは、 「気が合う」を科学的に解明しようとする研究者の論文。 ...
お薦めの本

食が情報として消費される世の中への嘆き/柏井壽「グルメぎらい」

「美味しいものを食べること」と「グルメ」という言葉の間に、 奇妙な溝が広がり、その原因を検証した一冊がおもしろい。 柏井壽「グルメぎらい」 著者が嫌うグルメとは、美味しい料理...
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縦書きは東アジアの宗教だ/石川九揚「日本語とはどういう言語か」

東アジアにキリスト教やイスラム教と同列にできる宗教は存在せず、 代わりに生み出されたのが「書字」すなわち「文字を縦書きすること」。 そんな興味深い主張が書家が書いた本に記されていた。 石川九揚「日本語と...
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小榑雅章「闘う商人 中内功 ダイエーは何を目指したのか」

ダイエーは生活圏になく、高校生の頃には経営不振に陥っていたため、 次のような貧弱な知識しか持っていなかった。 東横線に乗ると都立大と学芸大の間でゴルフ練習場の向こう側に見えた店。Jリーグ・ヴィッセル神戸の元メインスポンサー。福岡の野...
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再訪したくなる店の秘密/チャールズ・スペンス「おいしさの錯覚」

食べた料理が記憶に残りやすい店とそうでない店がある。 同じように美味しいはずなのに、それはなぜか? そんな疑問にチャールズ・スペンス「おいしさの錯覚」が科学的に答えていて、 私が繰り返し食べに行く店に当てはまる例が多く、とても興味深い...
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インスタ映えの起源はフランス料理のガストロポルノ?

私たちが味覚だけで食事を味わっているのではないことを科学的に説いた、 チャールズ・スペンス「おいしさの錯覚 最新科学でわかった、美味の真実」。 著者はポテトチップスを噛じる時の音を増幅させると、 実際よりサクサクで新鮮だと感じることを...
NO IMAGE お薦めの本

ネットが宗教を破壊したのか?/激動する世界と宗教

明日第3回目の最終回が開催されるシンポジウム「激動する世界と宗教」。 興味があったものの参加できなかったが、今月から書籍化がはじまった。 「宗教と資本主義・国家 激動する世界と宗教」 パネルディスカッションの模様を収録した部分で興味深...
お薦めの本

魯山人、家庭料理の大切さを説く。

北大路魯山人は伝説の高級料亭「星岡茶寮」のイメージから、 たいそう豪華な食生活を送っていたように思われるが、 「手のこみ入ったものほどいい料理だと思ってはいないか。高価なものほど、上等だと思っていないか。」 という言葉が表すように、 ...
お薦めの本

山中伸弥×羽生善治「人間の未来 AIの未来」

山中伸弥教授と将棋の羽生善治さんの対談本を読んだ。羽生さんの発言からいくつかピックアップして編集しておく。AIに「ふなっしー」は作れない本のタイトルでもあるAIに関しては目新しい話はなかった。昨年出版された羽生善治「人工知能の核心」でも書か...
NO IMAGE Pythonで遊ぶ

人工知能といえばPython? ならばそれを学ぼう!

三種の神器と呼ばれる英語・IT・会計 ここ10年くらい社会を生き抜く上で必要な能力として、 「英語」、「IT」、「会計」の3つが重要視され、 社会人の三種の神器とも称されている。 私自身の人生を振り返ると、最も重要だったのが「会計」...
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読んだ本と振り返る2017年/人工知能をいかに遊ぶか?

昨年に引き続き人工知能に関する本を多数読んだ。 今年は過去の書物の中にも人工知能の議論を探し、 1970年のSiri/星新一「声の網」小林秀雄、人工知能を論じる。 結局のところ人工知能の進化に対して脅威を抱くよりも、便利になることで人...
お薦めの本

続・買ってよかったレシピ本(料理をはじめて約3年)

包丁を持ったことない状態の2014年11月から料理を習い始め、2015年8月からは平日の晩御飯をほぼ毎日作っている。料理をはじめて間もない2015年の10月に買ってよかった料理本ベスト3(15/10/21) と題して3冊の本を紹介したが、...
お薦めの本

ガルリ・カスパロフ「ディープ・シンキング 人工知能の思考を読む」

原題はDEEP THINKING  Where Machine Intelligence Ends and Human Creativity Begins 著者はチェスの元世界王者。 1996、97年にIBMのスーパーコンピューター「...
NO IMAGE お薦めの本

英語のキーワードは「港」。日本語は「家」?/田中優子&松岡正剛「日本問答」

昨日から読み始めた対談本。このおふたりの組み合わせなら、おもしろくない訳がない。 語源の話についてメモメモ。 まず英語の「港」"port"の語源に着目し、 「"port"という言葉はヨーロッパの交易の核心だけでなく民族と民族、都市...
NO IMAGE お薦めの本

単一品種の食物生産に頼るリスク/ロブ・ダン「世界からバナナがなくなるまえに」

「生物多様性」という言葉を耳にするようになったのは、2010年に生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が、名古屋で開催されてからのことだろう。 しかし正直なところ、これまで身近に感じることはなく、逆に考え方の前提がおかしいのでは?...
お薦めの本

言葉が分かるとはどういうことか?/川添愛「働きたくないイタチと言葉がわかるロボット」

かつて下村湖人「論語物語」に大変感銘を受けた。論語の教えを物語として編集し、イメージ豊かに読むことができる一冊。本質を深く理解した人にしか表すことができない素晴らしい仕事だった。 今日の一冊にもまた同様の感動があった。 川添愛「働き...
NO IMAGE お薦めの本

ソードアート・オンラインに描かれた、手が届きそうな近未来。

先月あたりに放送されていた人気アニメランキングの特番。昭和生まれと平成生まれに分けられていて、もちろん前者の私は懐かしさに惹かれてぼんやり見ていた。 平成生まれの人気アニメに「ソードアート・オンライン(SAO)」があがり、このアニメのヒロ...
世界を読み解く方法

現代の知が凝縮されている大学入試の現代文

この10年ほど世の中を読み解く方法を探し続けている。30代の読書はこれを目指して本を選んでいることが多い。 2008年9月のリーマンブラザーズの破綻をきっかけに、大学院で経営学を学んでみたが底の浅さに失望する。ビジネススクールは深い教養を...