お薦めの本

チャールズ・スペンス「センスハック」

「センスハック」の言葉の意味がよく分からず、また邦訳の副題が「生産性を上げる究極の多感覚メソッド」と、安っぽいビジネス書の匂いがして、見向きもしていなかった一冊。 しかし最近、著者がチャールズ・スペ...
食文化と美食探訪

きすの天ぷら。いつまで食べられるか分からない江戸の美食。

天ぷらの神様、早乙女哲哉さんが、きすの天ぷらを語る動画が、美食家、山本益博さんのYouTubeに掲載されている。 約3年前に統計データとともに、きすの危機的状況を紹介したが、 江戸前の「き...
人生の哲学と科学

美味しさを感じる能力は言語の獲得とリンクしている?

味の素食の文化センターの食の文化シンポジウム2022で、東原和成さんの講演に面白い話があったのでメモ。 まず前提として、食材の「風味」が料理の味を決めると説いた、ゴードン・M・シェファード「美味しさ...
日記と雑談

防災と資産運用の心構えは似ている

富士山噴火や首都圏の大震災が起きたとき、どのように社員の安全を確認・確保し、事業を継続させるか?そんな仕事をしている妻とこんな会話をした。 「円安になったから、ドルを持っていないとヤバイと言う人...
投資の賢人に学ぶ

インフレと株価に関連性はあるか?/グレアム「賢明なる投資家」2章を読み返す

投資の世界で不朽の名著とされる、ベンジャミン・グレアムの「賢明なる投資家」は1973年出版。 物価上昇が当たり前だった時代に書かれており、第2章のタイトルは「投資家とインフレーション」となっている。...
お薦めの本

安全資産・リスクオフとしての「円買い」はどこへ行ったのか?

今年4月に1ドル125円を超えた円安になり、これまで歓迎されてきた円安が、世間で警戒されるようになった。 歓迎されなくなった円安。貿易統計を眺める。(22/04/17) 私自身は6月になって1...
お薦めの本

100ページで思想家「現代新書100」。ショーペンハウアーを100円で読む。

9月13日創刊の講談社現代新書の「現代新書100」。今こそ読まれるべき思想家を100ページでまとめるシリーズだ。 創刊前の先行配信で、梅田孝太「ショーペンハウアー」が、電子版100円キャンペーンだっ...
投資や経済の話題

ベーシック・アカウント構想は、格差縮小と日銀ETFの出口戦略にいいかも。

「資産所得倍増」や「1億総株主」を掲げるなら、NISA拡充だけではなく、こんな方法もあるよという記事を見かけた <“1億総株主社会”とは何か?>全ての国民に証券口座を ベーシック・アカウン...
人生の哲学と科学

欲求のピラミッド。マズローは否定され、今はケンリックが支持されている。

私たち人間の欲望・欲求を構造化しようという試みの中で、一番有名なのは1943年に心理学者、マズローが示したピラミッド。 マズローのピラミッドは、自説の補強に引用される例を多々目にするが、近年では最...
社会的投資

個別株投資でESGよりも大切なこと

個別株投資でESG投資ってどうやったらできますか? こうした質問を受けることが増えたような気がするが、約10年この分野の動向を観察してきた私の結論は、「そんなことを考えるのはおやめなさい」である。 ...
日記と雑談

デヴィッド・グレーバーさんが故人だったなんて…

すごく今さらな話なのだけど、「負債論」や「ブルシット・ジョブ」の作者、デヴィッド・グレーバーさんが2年前に亡くなっていたことを知った。もっとこの人の著作を読みたかったのに、59歳で亡くなってしまうなん...
世界を読み解く方法

カルロ・ロヴェッリの量子論に、思考法や思考の癖を学ぶ。

カルロ・ロヴェッリ「世界は関係でできている」。 量子力学の解釈をめぐり、大きく分けて、「多世界解釈」「隠れた変数の理論」「QBリズム」の3つの派閥があるが、著者は「関係」を軸に解釈すべきと説く。 ...
お薦めの本

書籍の表裏が分かりにくいわけ/ヘンリー・ペトロスキー「本棚の歴史」

本の部分の名称で「背」と言われると、どこ?と混乱しがち。 本棚に並べたときに、こちら側に向いている、タイトルが書かれた部分が「背」に該当する。というような表現をすると表側なのに「背」なの?と混乱する...
日記と雑談

UDデジタル教科書体。読み手に配慮した書体選び。

どのような書体・フォントを選ぶか? 近年はデジタル端末で文字や文章を読むことが増えており、書体に関心を持つ人は少なくなっているのだろう。 かつては印刷所によって所有している書体の活字が異なり、...
世界を読み解く方法

閃きを呼ぶ「玲瓏」は、神を招く作法と同じ。

羽生善治さんがサインに記す「玲瓏(れいろう)」。 この言葉についての本人の解説を引用すると、 「意味としては、富士山の頂上から眺めるような風光明媚な景色、またはそのような心境ということです。意...
投資で創った人生哲学

論理的に一貫しているものが好まれるわけ

論理の積み上げにより、世界を読み解くことができるという考え方は、連続性・規則性を望む私たちの脳が見せる幻想ではないか? 前回の記事でそんなことを書いた。 これを認識させられたのが、私たち人間は約6...
世界を読み解く方法

論理より直感を信じるようになった経緯

論理的思考、ロジカル・シンキング。 私のなかでは2000~2010年あたりに、世間でもてはやされた印象がある。当時20代だった私は、なるほど論理の積み上げが大切なのか!と真に受けたが、とくに証券市場...
国際政治・外交と地政学

NATOは地域平和の奇跡/グレンコ・アンドリー「NATOの教訓」

グレンコ・アンドリー「NATOの教訓」。 ロシアによるウクライナ侵略以来、NATOの名前をよく耳にするけど、NATO自体について、あんまり知らないなぁと思って手に取った本。 NATOは地域平和の奇...
生物と生命の不思議

脳が複雑だから永遠には生きられない?/更科功「ヒトはなぜ死ぬ運命にあるのか」

「生まれ生まれ生まれ、生まれて、生の始めに暗く、死に死に死に、死んで、死の終わりに冥し」(空海「秘蔵空論」) 私たちはなぜ生まれてきて、なぜ死んでいくのか?そんなことを考えはじめると空海に怒られ...
古典に学ぶ人生論

利殖上手にして武辺者の岡左内。そのお金の使いどころ。

戦国武将、岡定俊(1567~1622)。通称、岡左内。調べているとお金の面で、なかなかおもしろい人物だ。 上田秋成は「雨月物語」(1776)の最終章「貧富論」に、主人公として左内を登場させ、こう語ら...
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