期待の若手、松木玖生がパリ五輪代表から落選。
大会期間中に海外移籍による途中離脱の可能性があるから、
との説明だっだが、なんだかモヤモヤが残った。
そんな時に松木が所属するFC東京の決算推移を見ていて、
今の経営状態では高く売れる選手は早めに売却したいのかもねと。
FC東京は2024年1月決算で4期連続の最終赤字。
水色でポイントになる部分を色付けしている。
- 2012年1月期から2020年1月期までは連続黒字の安定経営
- 2019年シーズンで2位の成績を収め、選手を補強して臨んだ翌シーズン、COVID-19の襲来で赤字に転落してしまう。
- 2022年2月に第三者割当増資で資本増強。ミクシィが筆頭株主に。
赤字が続くことで問題になるのはクラブライセンス剥奪問題。
Jリーグには債務超過または3期連続最終赤字の場合、
クラブライセンスが剥奪され、JFLへ降格となる規定がある。
現在はコロナ禍の特例期間で適用が猶予されているが、
2026年1月期の決算より適用が再開されるため、
もし2024年1月期から3期連続で赤字ならアウト。
よってFC東京は今期はぜひとも黒字化しておきたい台所事情なのだ。
気になるのは3期連続で特別損失が計上されていること。
他クラブの決算で1億円を超える計上はほとんどないので気になる。
2024年1月期決算に関する社長インタビューの中では、
「減損も行いましたが、これは将来かかるコストを前倒して計上した形です。今後の見通しも踏まえて、2024年度以降の経営の自由度を上げるために実施しました。」
とあるが減損の中身がまったく説明されておらず、
上場企業なら絶対に投資家からツッコミ入れられるよ!
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