投資や経済の話題

投資や経済の話題

資本主義ってそもそも何ぞ?

金融危機や環境問題に絡めて「資本主義の終焉」を謳う本が多いが、それを取って代わる未来像を示しているものは皆無と言えるし、それぞれの著者の資本主義のイメージがバラバラで混乱する。 資本主義って言葉を割と...
コラボ企画☆本日のスープ

長期投資に必要なのはファンドへの信用/本日のスープ104皿目

リレー連載企画「本日のスープ~株式投資をめぐる三重奏~」。 m@さんからのご寄稿コラムです。 102皿目でまろさんの、103皿目でrennyさんのアクティブファンドの評価軸を伺いました。 まろさんの評...
投資教育

個人投資家を育てることの社会的意義

今日発売の週刊エコノミスト2019年7月2号で、アクティブ投信がテーマにした、 「rennyの備忘録」のrennyさん 「セルフ・リライアンスという生き方」の下山さん との座談会に、私も混ぜてもらった...
IR情報等から企業を見る

ひらまつへの投資が大失敗。経営陣も迷走中。

株式会社ひらまつが変革に取り組んでいることを知り、 高級レストラン運営の「ひらまつ」が今まさに変革の時(17/05/31) 2017年夏に株主優待目当てで500株投資したら… もうすぐ株価半値でここま...
投資や経済の話題

GDPを超えた日銀の総資産

2013年3月に日銀総裁が黒田氏になってから、日銀が国債や株式へ巨額投資を続け、とうとうここまで…。 日銀の総資産が名目GDPを超えていた 黒田総裁就任後、日銀の総資産は膨らみ続け、GDPを上回る規模...
投資教育

株式投資が大衆化するために不足している教育

50年前に松下幸之助がこうあって欲しいと願った、「株式の大衆化で新たな繁栄を」。残念ながら今でもこうした理想にはほど遠い。 そして最近では金融庁が「年金足りないから自分でがんばって」とレポートを発表し...
IR情報等から企業を見る

スパークス・グループ株主総会(2019年3月期)

スパークス・アセット・マネジメントさんとは、6年前にファンドマネージャーの清水さんと出会ってから、投資信託の情報開示についての意見交換をはじめ、 スパークスへの信頼度が増した社内勉強会の見学 スパーク...
投資教育

投資をはじめるのに最適な時期は?

とある会社の若手社員のランチ会に呼ばれていろいろ話をしてきたら、 「投資を社会をよく知るためのツールにして、お金を使って勉強して楽しんでいいものなのだと気がついた。」 という感想をいただいた。 投資を...
お薦めの本

加藤典洋「人類が永遠に続くのではないとしたら」

先日、文芸評論家の加藤典洋氏が亡くなった。訃報を聞いて本棚から引っ張り出してきた、2014年に出版された一冊。 人類が永遠に続くのではないとしたら 技術の進歩により無限に続くと思われた産業社会の成長。...
投資教育

松下幸之助「株式の大衆化で新たな繁栄を」1967年の論文

今日開催の「マネックス・アクティビスト・フォーラム」で、レオスの藤野さんが紹介していた松下幸之助の論文。 松下幸之助「株式の大衆化で新たな繁栄を」 株式投資の社会的意義が明確に示されており、これは一読...
お薦めの本

預言書、スーザン・ストレンジ「カジノ資本主義」1986年刊

ふと出だしを再読したスーザン・ストレンジ「カジノ資本主義」。 現代社会を覆う金融の問題の本質を捉えており、預言書のように思えてくる。 「西側世界の金融システムは急速に巨大なカジノ以外の何物でもなくなり...
社会を意識した投資

ESG情報開示基準が多すぎて、株主利益を毀損しかねない。

ESG投資が普及していくことは、基本的にはいいことだと思う。でも上場企業の手間が青天井に増えていくのが気がかりだ。気がつけばESG情報開示基準はこんなにあるらしい。 国際統合報告フレームワーク(財務・...
投資哲学を求めて

ノブレス・オブリージュとしてのアクティブ投資

今日発売の週刊エコノミスト2019年4月23日号に掲載のコメントで、 「用途に応じて、インデックスとアクティブを使い分ければいい。」 という部分について、もっと語りたいので補足。 インデックス投資とア...
文化で読む日本経済

家計貯蓄率の国際比較 1989~2018年

OECDのデータを紹介したこの記事が引用されることが多いので更新。平成元年の1989年からの30年間のデータで編集しなおした。なぜかイギリス、フランスのデータは2015年で途切れてしまっている。 主要...
社会を意識した投資

グリーン、ソーシャル、インパクト、サステナボンド…。用語を統一してくれ!

先月アシックスがサステナビリティボンドを発行。→ニュースリリース 日本政策投資銀行など金融機関が発行した例は見聞きしたことがあるが、日本の一般事業会社ではアシックスが初めてになるそうだ。 しかし最近「...
お薦めの本

アメリカとローマ帝国衰亡の類似点

ローマ史について手元の本を読み直してみると、ありきたりだがアメリカと重ね合わしてみたくなってしまう。 目にとまった記述をいくつかメモ。 ローマ帝国衰亡史の冒頭文と現在のアメリカの類似点 リーマン・ショ...
社会を意識した投資

ESG評価に改善が見られる企業に投資すると高リターン?

ESG(環境・社会・ガバナンス)要因を考慮して投資すべし!という主張は、現在の株式会社制度の欠陥ともいえる、 株主は有限責任であるために、投資リターンや配当金にしか興味を示さず、企業経営に関心を持たな...
お薦めの本

東証一部上場企業のデュポンROE推移

著者謹呈という札付きで日本経済新聞出版社から届いた本。 柳良平、広木隆、井出真吾「ROEを超える企業価値創造」 著者とそれほど接点がないから、マネックス証券がくれたのか、はたまたESG関連書籍だから日...
コラボ企画☆本日のスープ

本日のスープ・連載100回記念の電子書籍版

2014年から3人で続けているリレー連載「本日のスープ~株式投資をめぐる三重奏~」 「rennyの備忘録」 「いい投資探検日誌(from 八女)」 「投資を楽しむ♪」 連載100回に到達したのを記念し...
投資や経済の話題

ジョン・ボーグルが遺した課題

今年初めに亡くなったインデックスファンドの神様、ジョン・ボーグル氏。 日本語に翻訳された著書はすべて読んだが、2008年9月のリーマンショックを挟むように読んだ二冊が思い出深い。残念ながら今はどちらも...