投資や経済の話題

社会や政治の問題など

比較の呪縛がある限り、格差問題はなくならない。

おそらくトマ・ピケティ「21世紀の資本」(2014)以来、格差問題に関連する書籍がいろいろ出版されたように思う。三冊をひとまとめにしておくと。 ロバート・H・フランク「幸せとお金の経済学」 ロバー...
投資の賢人に学ぶ

外山滋比古さんの投資哲学「儲けようと考えない投資」

今月はじめに大ベストセラー「思考の整理学」の著者、外山滋比古さんが96歳で亡くなった。 外山氏が投資歴60年を超える個人投資家であることを知ったのは2年前。その後、投資家が記した本との視点で著作を読...
投信ビジネスの闇と再生への道

さよならESG投資。次はインパクト投資に期待。

先日、経済誌の取材で尋ねられて初めて知ったのだけど、先月設定された「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド」が、投資信託の当初設定額で歴代2位となる金額を集めたそうな。 グローバルESGハ...
投資で創った人生哲学

竹田和平「お金で幸せは買えないが、幸せでお金も買えない」

このブログのタイトル「投資を楽しむ♪」は、純粋な投資のブログだった頃は副題に付けていた、 「株式投資を通じて世の中を学んで楽しむ」 を短縮したもの。 知的好奇心が金銭欲に飲み込まれないよう自戒...
食文化と美食探訪

菊乃井の村田吉弘さんが語る料理屋の経営学

COVID-19の襲来は飲食産業に大きな打撃となり、とくにカウンター中心の日本料理店の先行きに不安を覚える。 そこで考えたくなったのが、 老舗の料理屋はどのような理念を持って生き残ってきたのか...
食文化と美食探訪

ESG投資やSDGsよりも、良き食事を心がける。

今から10年以上前のこと。 坂本光司「日本でいちばん大切にしたい会社」に出会い、株式投資と社会貢献がどうつなげられるか考えた結果、こんな図を描いて折り合いをつけた。 その後、ESG投資という概...
COVID-19

大恐慌が長引いた原因/ガルブレイス「大暴落1929」

ウォーレン・バフェットの警告 5月のバークシャー・ハザウェイの株主総会で、ウォーレン・バフェットが1929年の大暴落後の株価の動きに言及。 1929年10月に大暴落した株価は、その後9カ月半で...
お薦めの本

アンドリュー・ローの「適応的市場仮説」。待望の日本語訳!

今から11年前、ピーター・バーンスタインの遺作「アルファを求める男たち」で、アンドリュー・ローという人物が、Efficient Market Hypothesis(効率的市場仮説)に代わる、Adapt...
お薦めの本

テレワークによる余暇を知的に遊べ!/ラッセル「怠惰への讃歌」

株式投資をはじめて10年ほど経った30代初めの頃、ふと疑問が生じた。 同世代と比較すれば、たしかに平均を上回る富を得られたかもしれない。でもそれで幸せになれたかというと、何かおかしい気がする…。 ...
COVID-19

暴落は市場の効率化の果てにある?

暴落はなぜ起こるのか?について、ふと思い出した羽生善治さんの言葉。 2009年に出版された翻訳家、柳瀬尚紀との対談集で、将棋の手は突き詰めるとマイナスの手ばかりになっていくという一節。 「なぜ...
COVID-19

暴落はなぜ起こるのか?

3月上旬、ニューヨーク市場で株価が暴落し、必殺技の名前のような「サーキットブレーカー」が連発された頃、 「このような行き過ぎた株安はなぜ起こるか?」 というような質問を受けて、こう答えた。 私も...
COVID-19

17世紀の小氷期とパンデミック

歴史的な気候変動は、主に太陽の黒点活動や火山の噴火で説明されるが、興味深い説をチャールズ・C・マン「1493」の記述に見つけた。 2003年に古気候学者ウィリアム・F・ラディマンが発表した説で、15...
お薦めの本

経済学の勝者を決める同盟ゲーム/長沼伸一郎「現代経済学の直観的方法」

私が資料を作るときによく使用する図解にこんなのがある。 企業は投資家・従業員・消費者すべての要求を満たすことは不可能だから、投資家が自分さえ儲かればという姿勢でいると、 商品やサービスの品...
お薦めの本

物理学で現代社会を読み解く/長沼伸一郎「現代経済学の直観的方法」

緊急事態宣言下の4月上旬に出版された、 長沼伸一郎「現代経済学の直観的方法」 この本は電子書籍ではなく紙で読みたくなったのだが、なかなか手に入れることができず、ようやく読み終えた。 経済学の本質...
COVID-19

遠くの金持ちより、近くの縁者。

星野リゾートの星野佳路さんが、これらのホテル事業の展望し、 「今までは首都圏や海外からの観光客に地域の魅力をアピールしていたが、これからは地元の人たちが非日常を感じられる場が求められるのでは?」...
お薦めの本

ワクチンの製作過程とその種類/宮坂昌之「免疫力を強くする」

COVID-19の感染拡大がやや落ち着いたところで、ウイルスに続いて学んでおきたいのがワクチンについて。 山中伸弥教授のウェブサイトでも紹介されている、免疫学の宮坂昌之教授のブルーバックスがあった...
お薦めの本

日銀前総裁のデフレに対する認識/白川方明「中央銀行」

なぜ中央銀行の独立性が脅かされるのか? それは民主主義の正規のプロセス外にある「非多数派機関」ゆえに、ポピュリストにとって仮想敵の要件を備えた格好の存在となってしまうから。という見解が、森田長太郎「...
COVID-19

緊急事態宣言下のゴールデンウィークを終えて

3月中頃にはゴールデンウィーク明けには落ち着いているはず、と勝手な見通しを立てていたが、事態はより深刻なものだった。この2ヶ月間の雑感を書き留めておこう。 投資を楽しむ 3月の株価暴落のサーキット...
日本の神様と昔話

ウイルスとの戦いは神頼み!は案外正しい?

AmazonのPrime Readingでたまたま見つけた 岡田能正「神社に行っても神様に守られない人、行かなくても守られる人。」 を読んで、なんだか感染症対策につながるような…? と感じて...
COVID-19

なぜ「新型」コロナと呼び続けてしまうのか?

「COVID-19」と呼称があるのに、なぜ「新型コロナウイルス」と呼び続けるのだろう? コロナウイルスの「新型」なんて、これからも次々と現れるはずだから、「新型」を強調するのは思考停止を象徴している...
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