投資や経済の話題

投資教育

株は怖い。でも新NISAに興味はある。そんな人はどうする?

表題のようなタイプの方から相談を受けることになり、 これはどう調理すべきか、頭の整理がてらメモメモ。 新NISAが世間でどれくらい話題になっているのかは分からない。 どれだけNISAがブームになろうと...
投資教育

新NISA。投資をはじめる中高年が注意すべきこと。

来年からはじまる新NISA。 証券会社のセミナーで立ち見が出るほど世間の関心が高いらしい。 (※先日のポッドキャスト収録でrennyさんに教えていただいた) そんなに関心が高いなら、私が知人から相談を...
資本主義問題

資本主義と民主主義はセットではない?

資本主義と民主主義はセットでひとつ、二人三脚で成り立つ。 これは20世紀に学校教育を受けた私の思い込みなのかもしれない。 20世紀の後半の数十年間に、 民主主義と資本主義を採用していた国が豊かになった...
COVID-19

COVID-19がもたらした世代交代?

名刺交換と飲み会。 COVID-19の襲来を機になくすべきだったのに、復活してしまった残念な事例について以前書いた。 一方で復活せずに消滅したと思われる事例の中に、これは!!と未来が明るくなりそうなも...
投資哲学を求めて

民主主義に反しない株式投資を考えはじめる

投資家には「ノブレス・オブリージュ」がつきものだと思っている。フランス語の“noblesse oblige”は、 直訳すると「高貴さは(義務を)強制する」を意味し、一般的に財産、権力、社会的地位の保持...
お薦めの本

カール・ローズ「意識高い系資本主義が民主主義を滅ぼす」

内容もさることながら、翻訳のタイトルが素晴らしい一冊。 カール・ローズ「意識高い系資本主義が民主主義を滅ぼす」。 原題の“WOKE CAPITALISM”の“work”に、「意識高い系」という日本語を...
お薦めの本

起業の天才!江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男

昨年からリクルートHDへの投資を少しずつ増やしてきたので、創業者、江副浩正さんがどんな人だったのか知りたくなった。子供の頃「リクルート事件」のニュースで見たような記憶もある。そして事件のせいで、会社の...
COVID-19

また飲み会でお金と時間を無駄にしてるの?

COVID-19の襲来を機にやめるべきだった慣習。 前に書いた環境破壊につながる名刺交換儀式の廃止は、今後、社会全体で取り組むべき課題のひとつだと思う。 名刺交換儀式は環境問題。コロナを機にやめるべき...
世界を読み解く方法

資本市場を有機的に理解する。マネーの進化史、適応的市場仮説。

なんとなく並べて眺めたいなと思った2冊の本の記述。多くの投資家の意思や判断が投じられる資本市場は、ある種の命をもった生物のように感じられることが多々ある。でも頭の整理をしたことがなかったので、まずはこ...
IR情報等から企業を見る

バンナムのIR情報から「水星の魔女」へ

ゲーム業界について調べる過程で、バンダイナムコHDの資料を読んで、これはなんだろう?と気になったデータ。(2023年3月期通期 補足資料) IP(Intellectual Property:知的財産)...
投信ビジネスの闇と再生への道

セゾン投信は天冨良よこ田と同じ道を歩むのか?

日本に積立投資を広めた功労者のひとりである、中野晴啓さんが、親会社クレディセゾンとの対立の末、セゾン投信を追われた件について。 私もちょくちょく意見を聞かれることがあるけど、基本的には投資信託は専門で...
投資や経済の話題

株主総会の平日10時開催がだるい

平日の朝に株主総会会場に出かけるのが嫌になってきた。 都心に出かけようとすると、9時台前半の電車に乗らないといけない。通勤ラッシュは終わる時間帯だけど、それなりに車内が混んでいる。インターネット配信も...
投資や経済の話題

ChatGPTで知恵の壁打ち/ソフトバンクグループ株主総会2023

2023年3月期決算の株主総会の中継動画を見ている中で、興味深かったのが孫正義さんのChatGPTの活用法。 孫さんは夜な夜な自分のアイデアを聞かせて、何度も「そのアイデアは非現実的です」と回答してく...
お薦めの本

マンデルブロ「禁断の金融10ヵ条」

マンデルブロ「禁断の市場」を再読し、2009年夏の記事を書き直した。 当時はナシーム・ニコラス・タレブ「ブラック・スワン」を読み、 その中で紹介された哲学者ポパーと数学者マンデルブロが気になり、 彼ら...
社会や政治の問題など

名刺交換儀式は環境問題。コロナを機にやめるべきだったが…

日本人の名刺大好き問題 COVID-19襲来以降、不要になっていた名刺交換の儀式が復活してしまった。 日本は世界一の名刺消費国と言われていて、1日に約3,000万枚、1年間にすると約100億枚も使用し...
お薦めの本

ユダヤ人も危惧するイスラエルの現状/シルヴァン・シペル「イスラエルvs.ユダヤ人」

断片的に伝わるイスラエルに関するニュースに違和感を覚え、ゴールデンウィーク中にイスラエル関連書を読んでみた。 ダニエル・ソカッチ「イスラエル 人類史上最もやっかいな問題」 シルヴァン・シペル「イスラエ...
投資や経済の話題

黒田総裁の退任会見メモ。経済は人口動態次第。

長期旅行に出かけて、確認できていなかった黒田総裁の退任会見。この手のものは時間が経ってから振り返ると味わい深いもの。白川総裁の退任会見はたまに読み返している。(関連記事) とりあえず今の時点で目に留ま...
投資教育

見聞を深めるための「世界の箱庭」投資

投資に関心を持った時、最初にどんな人や情報と出会うか? これがその後の人生を左右する可能性もあると考えている。 マネックスの松本大さんが中学生からお薦めの投資法を尋ねられ、以下のように回答したらしく、...
お薦めの本

古代種を失えば、その食物は消滅する?/ダン・サラディーノ「世界の絶滅危惧食」

動植物の大量絶滅の話を見聞きするようになって久しいが、なぜか頭の中で食べものと繋がりにくいのは私だけだろうか。でも最近ようやく、天ぷらを通じて異変が身近になってきた。 「きす」以上に深刻な「めごち」。...
お薦めの本

文庫化を機に「暇と退屈の倫理学」を蔵書に加える。蔵書のジレンマ…

國分功一郎「暇と退屈の倫理学」の3周目を終えた。 単行本で最初に出たとき、増補版は図書館で借り、文庫化を機会に購入して、線を引いたり付箋を貼ったり。 ここだけ切り出すのは著者の本意ではないことは明らか...