私が大学年の時受けた、会社法(当時は商法の一部)の講義の担当教授が、
最近よくテレビに出てくる上村達男教授だったんだよん。
なんとなく名前で検索してみたら、こんなの見つけた。
「ブルドックソース株主総会決議禁止等仮処分申立に対する『幻の』意見書」
ブルドックソースが導入した買収防衛策の効力を巡って争われた話で、
ブルドック側の要請で作ったけど、結局提出はしなかったものなんだって。
国外企業による敵対的TOBは全否定って感じかな。
目に留まったものをいくつかピックアップしてみよう。
1ページ…会社法にダメ出し?
防衛策が会社法上肯定されるかは、
攻撃側の不当性の評価との相関関係において、
その手段の相当性を含めて評価されるべきものであり、
会社法上の理解だけで問題が処理される訳ではない。
裁判所が会社法で説明・判断しなかったのとなんとなく似ている。
2ページ…投資ファンドは株主じゃない?
投資ファンドに出資している投資家こそが真の株主で、
投資ファンド自体は株主じゃないみたいな主張が面白い。
3ページ…日本の国益に反する株主は排除?
企業価値=各企業が有するミッション(使命)が最大に実現すること
日本企業が掲げるミッション実現の受益者は、日本人が中心。
だから日本社会に貢献しない株主は排除せよ、的な主張がコワイ…。
島国根性丸出しで、いくらなんでもこれはおかしい!
5ページ…アメリカには増配要求はない
アメリカでは株主総会で増配要求をするという概念自体が存在せず、
配当は経営判断事項である。そういうものらしい。
念のため?、大学時代の成績表を振り返ってみたところ、
法律科目に嵐のごとく「不可」が付いているが、
上村教授の会社法の単位、珍しく落とさなかったらしい(笑)。
今気づいたけど、得意だった金融論が「良」。納得できない…。
コメント
こんにちは
いつも役立つ情報ありがとうございます
私もサイトを開設しましたのでもしよろしければ
一回見に来てください
ではこれからも良い情報待っています
ではがんばってくださいね