スパークス・グループ株主総会(2019年3月期)

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スパークス・アセット・マネジメントさんとは、
6年前にファンドマネージャーの清水さんと出会ってから、
投資信託の情報開示についての意見交換をはじめ、

社内勉強会や関連会社の事業等、様々な側面を見せていただいた。

とくに広報の方の意図としては、
個人投資家を代表してスパークスの投信を応援してね、
ということだったのだろうけど、私は株主になってしまいました(笑)

昨年末に投資をはじめたので、今回が初めての株主総会。
ちょうど30周年にあたる総会だった(創業1989年7月)。

感想

創業者の阿部社長があと何年続けられるか不安だが(現在65歳)、
投資を通じて世の中を良くしたい!という想いがにじみ出ていた。

個人株主の質問レベルも高く(←これが知りたくて私は総会へ足を運ぶ)、
同社への期待の大きさをうかがい知ることができた。
しかし質疑応答を通じて経営陣・株主の共通認識として、
「IRが下手で株式市場で評価されていない」という状態。

本業で投資先企業に改善を迫る立場でありながら、
これじゃ説得力ないだろう、とあきれかえる一方で、
もしかするとバリュー株かも?という期待も。

質疑応答

クラウドファンディングを事業として検討してはどうか?

クラウドファンディングの運営企業に出資をして学んでいるが、
個人投資家に提案できるような事業が見当たらない。

IRが下手なのではないか?

再エネ事業で経営の安定性は増している。
しかし成長性を示すことができていないと反省している。

金庫株(発行済み株式の3%)の用途は?

金融業界に革命が起きる前夜と捉えており、
事業の買収を含め、戦略的に金庫株を使うつもり。

阿部社長の保有株も上場後、まったく手放しておらず、
将来の事業拡大のために使うつもりでいる。

定款変更の意図は?

ファンドビジネスの枠を超えて事業をするための定款変更。

たとえば医療分野では、街の開業医のサポート事業を検討している。
事業承継の際に借り入れの個人保証の引き継ぎが難しいため、
ファンドの仕組みを使ってサポートしたり、管理業務を担うことで、
地域の医療に貢献するビジネスにしたい。

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