日本の歴史と文化

食文化と美食探訪

みかんの家系図。ありがとう清見ちゃん!

子供の頃からミカンが好きだ。 しかし1978年生まれの私の子供の頃は、ミカンはミカンでしかなく、今のように多品種ではなかった。しかも味にムラがあり、当たり外れも多い果物だった。 何をきっかけにミカンパラダイスが出現したのか?先日、生...
東日本大震災

震災ドキュメンタリー「あの日の星空」が素晴らしかった

3月11日にNHKで放送された「あの日の星空」が素晴らしかった。 あの日の夜、大停電の被災地を照らした満天の星空。仙台市天文台が追った被災者が星空に託した想いを紹介した番組。 調べてみると「Ready for」により実現したプロジェクト...
日本の歴史と文化

オランダ・東インド会社のアジア支配に浪人武士が活躍/藤木久志「雑兵たちの戦場」

先日読んだ、平川新「戦国日本と大航海時代」では、秀吉の朝鮮出兵が領土拡大への見果てぬ夢ではなく、列強の植民地政策への対抗手段だったことを学んだ。 朝鮮出兵は失敗したものの、その軍事力を目の当たりにした宣教師たちが、書簡の中で日本を「帝国...
日本の歴史と文化

ドラマ「天正遣欧少年使節 MAGI」がおもしろい。

Amazonプライムビデオのドラマ「天正遣欧少年使節 MAGI」がおもしろい。 これまで戦国・江戸時代のキリスト教研究は、ラテン語が読めるカトリック系の大学の研究者が主導してきたため、闇の部分は覆い隠され、弾圧や殉教を中心に描かれ...
百人一首

百人一首せんべいを片手に、日本史の不思議に思いをはせる。

私が好きなおせんべい屋「長岡京 小倉山荘」。 この店は百人一首をモチーフにした包装に特徴があり、ウェブサイトは和歌のコラムが充実の内容で、メールマガジンに登録すると宣伝の合間に下記の連載が届く。 『小倉百人一首』あらかるた ...
日本の神様と昔話

古事記と日本書紀の蛇神

神社のしめ縄は蛇の交尾の姿を現したもの!なんて説を知り、 ふと考えると、なぜか出雲神話の神様と蛇のつながりが深い。 出雲の地に降り立った素戔嗚尊が退治した八岐大蛇。 大国主命は国譲りの後、大物主神と名を変えて三輪山の蛇神に。 ...
日本の歴史と文化

菓子と薬の「ういろう」の歴史

おととい小田原にある「ういろう」という店に立ち寄り、病気ではないが天然植物を原料とした古来の製法による薬を買った。 一般的に「ういろう」と聞くと菓子を思い浮かべる。 だが元の滅亡に伴い日本に亡命した「外郎(ういろう)」家が、その製薬...
食文化と美食探訪

一月十五日は小豆粥。七草粥はいつから?/土佐日記・枕草子

今朝は七日なので妻が七草粥を用意してくれた。 ふと疑問に思う、以前「春の七草」について和歌をたどると、「若菜摘み」の習慣が庶民へ広がっていく様子が分かった。 七草の習慣が庶民に広がるのは平安末期?/百人一首15「若菜摘む」 ...
百人一首

セレンディピティとはめぐり逢うこと。

「セレンディピティ」という言葉の持つ意味が、人生の本質を突いているように思えた。 しかしカタカナ語をこれ見よがしに振りかざす人間ほど信用できないものはない。他の人々に理解しにくい言葉を使うことで、優越感に浸っているだけだから。 ならば「...
食文化と美食探訪

2018年 美食の旅

今年も美味しいものをたくさん食べることができた。 「人には1日に3回、幸せになるチャンスがある!」 というのが私の人生哲学だったりするので、まずは美味しい料理を作ってくれる料理人のみなさまに感謝。 今年の美食探訪の図解 投資家...
食文化と美食探訪

雑煮は戦場の料理?

最近、我が家のお祝い事は「日本料理 太月」で食事をするのが定番。ご主人の望月さんにお雑煮の由来を教えてもらったのでメモ。 雑煮は戦国時代に戦場で食べられていたものが原型。 戦地で入手できる食材に餅を合わせたから、今も地域によって雑煮...
百人一首

愛ゆえに気付く命の尊さ/百人一首50「君がため…」

百人一首の恋歌で、なんとなく親しみがわくのは、陽成院の「恋ぞつもりて…」とこの一首だ。 君がため 惜しからざらし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな あなたのためなら、命も惜しくないと思っていた。 でも恋が成就した今は、いつまで...
食文化と美食探訪

味噌の日本史

まずは931~38年に編さんされた辞典「和名類聚抄」。 味噌の語源について語られている。 「末醤は、高麗醤ともいい、美蘇のことである。俗に味醤の字を用いる。本来は末醤といったが、末は搗末の意味である。末を訛って未とし、未を点じて味と...
古今和歌集

「黄」の佐保山と「紅」の竜田川。古今集・紅葉の和歌

「もみじ」に当てられた漢字が「黄葉」から「紅葉」へ変わり、 和歌に詠われるイメージも変わることを書いた。 もみじが「黄」から「紅」に変わる頃に/百人一首24「紅葉の錦 神のまにまに」 これを...
万葉集

もみじが「黄」から「紅」に変わる頃に/百人一首24「紅葉の錦 神のまにまに」

もみじの語源 かつて日本人は 無文字社会からの移行期の万葉仮名の時代、 木の葉が色を変えることを「モミツ(毛美都)」と呼んでいた。 それが「モミチ(毛美知)」と名詞化し、万葉集の時代になると、 「黄葉」を「モミチ」や「モミチバ...
日本の歴史と文化

ルターとトランプ、カルヴァンと行基がなんとなく似ている。

マックス・ヴェーバー「プロ倫」の再読のついでに、 ルターやカルヴァンの宗教改革を思い当たる話と結びつけてみる。 ルターとトランプ ルターがラテン語の聖書をドイツ語に翻訳したことは、 ローマ・カトリックのエリート聖職者からすると、 ...
日本の歴史と文化

極楽浄土が注目されたのはなぜ?/源信「往生要集」

浄土は複数だが、特に注目された極楽浄土。 仏教の浄土は本来、八方位+上下二方位の十方位に存在する。 たとえば東西南北の浄土とそこに住む仏様は、 北…弥勒菩薩(兜率天浄土) 南…釈迦如来(霊鷲山浄土) 西…阿弥陀...
日本の美意識

中秋の名月をめぐる日本の歴史・文化

中秋の名月についてこれまで調べたことをいったんまとめてみた。 「中秋」の由来 旧暦での季節の分け方は、 春…1月、2月、3月 夏…4月、5月、6月 秋…7月、8月、9月 冬…10月、11月、12月 ...
食文化と美食探訪

関東と関西の月見団子/守貞謾稿

中秋の名月のお供物と言えば「月見団子」が思い浮かぶが、 もともとは「芋名月」とよばれ、里芋が主役だった。 はるか昔の狩猟採集時代より世界中で栽培されており、 今も世界各地で里芋の収穫祭が行われているらしい。 日本でも中秋の名月が里芋...
日本の歴史と文化

花火の古典を眺める/和漢三才図会、花火秘伝集

気まぐれでネット上で閲覧できる花火の古典に触れてみた。 前にも図解したように、戦国時代の鉄砲鍛冶のなかには、 平和な時代に合わせて花火職人へ転身した者がいたようだ。 ※例:株式会社國友銃砲火薬店ウェブサイト ただし日本が特別...