日本の歴史と文化

お薦めの本

脇屋友詞「厨房の哲学者」

30代前半の頃、たまたま近くに用事があった帰り道、 あの脇屋シェフの店がこんなところにあるんだ!と出会い、 赤坂の「トゥーランドット 臥龍居」でランチをいただいた。 当時の私は街中華ぐらいしか食べたこ...
日本の歴史と文化

悪のイメージが払拭された北条氏。でも室町初期には高評価。

私だけが勝手に思い込んでいるのかもしれないけど、 鎌倉幕府の北条氏に対するイメージが、 ここ数年でだいぶ変わったような気がするんだよね。 悪役のように扱われていたのが、承久の乱が再評価され、 日本史上...
古今和歌集

生命の存在意義はエントロピー増大を加速すること/池谷裕二「夢を叶えるために脳はある」

引き続き、池谷裕二「夢を叶えるために脳はある」に収録された、3日間の講義録のうち3日目を読み終えてメモ。 私たちにはなぜ脳があるのか? 私たちの存在価値は何なのか? 池谷氏の解説が衝撃的な内容だった。...
古今和歌集

古今集・仮名序の末尾が美しい

古今和歌集の仮名序を読み返していて、末尾の美しさに気がついた。 「歌のさまをも知り、ことの心を得たらむ人は、大空の月を見るがごとくに、いにしへを仰ぎて、今を恋ひざらめかも。」 和歌と言の葉の本質を理解...
百人一首

藤原定家は百人一首の編者ではない?/田渕句美子「百人一首」

百人一首は和歌の魅力が凝縮された不思議な歌集。 鑑賞本が出版されるたびに買ってしまうのだけど、 今回手にしたのは最新研究も紹介された一冊。 田渕句美子「百人一首 編纂がひらく小宇宙」 日本人で知らない...
日本の神様と昔話

荏原七福神めぐり

久しぶりに新年の七福神めぐりをしてみた。 2015年の港七福神以来なのでなんと9年ぶり。 今回は品川区の7つの寺社をめぐる荏原七福神。 駅でキャラクター七福神なるチラシを手にしたのがきっかけ。 かわゆ...
食文化と美食探訪

2023年の美食探訪

家計簿をまとめていて。ありゃりゃ!と思ったこと。 外食に出かけた回数は2019年の頃に戻りつつあるが、 物価上昇の影響もあり、今年の外食費は2019年比で6割増。 年間の総支出は2019年比で約1割増...
食文化と美食探訪

イチゴのショートケーキは日本文化の象徴?!

クリスマスと言えば、イチゴのショートケーキ。 そんなショートケーキの由来に驚いたことがふたつ。 まずは日本生まれのケーキということにビックリ! 考案者と伝えられるのは次の2人。 「不二家」創業者の藤井...
食文化と美食探訪

国立科学博物館の特別展「和食」

国立科学博物館で開催中の特別展「和食」を鑑賞。 とても良かったので、公式ガイドブックも買った。 「科学」博物館だから最初の展示は「水質」。 日本は基本的に軟水だが、水の硬度には地域差がある。 熊本県(...
食文化と美食探訪

和食の無形文化遺産登録から10年。何が変わった?

和食のユネスコ無形文化遺産登録10周年を記念して開催された、 日本料理人によるパネルディスカッションをオンライン視聴。 パネリストが超豪華。 髙橋拓児さん(「木乃婦」三代目) 中東久人さん(「美山荘」...
日本の神様と昔話

仏教伝来。どう受け入れたか? 今も変わらぬ日本的方法。

仏教が伝来した当時の日本人の反応が興味深い。 海外からの新しい潮流に対して、どんな行動をとりがちなのか、 今でも変わらない日本の源流が、ここにあるように思える。 仏教伝来。天皇が仏の姿に戸惑う。 日本...
食文化と美食探訪

一汁三菜の源流は本当に宴会料理?

一汁三菜の来歴について調べると、以下のような和食の歴史に沿って説明されることがほとんど。 神饌料理(神社の祭礼で神様に捧げる料理) 大饗料理(平安貴族の宴会料理) 本膳料理(室町武士の宴会料理) この...
食文化と美食探訪

辻留・辻嘉一 語録 料理秘伝

そういえば最後に赤坂「辻留」に訪れてから8年以上経つ。その間に魯山人に師事した三代目の辻義一さんは引退し、今は代替わりをされて、四代目は辻家ではない方になっているようだ。 初代・辻留次郎さんが京都で仕...
日本の美意識

語源に学ぶ「しあわせ」のかたち。為合わせ・仕合わせ・幸せ。

中島みゆき「糸」にこんな一節がある。 縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に 出逢えることを 人は 仕合わせと呼びます 「幸せ」ではなく、「仕合わせ」と表現し、 さらに語源をきちんと意識した深いフレ...
食文化と美食探訪

ペアリングとは違う、お茶と料理のマリアージュ。

ひらまつ。私にとって唯一の「塩漬け株(買値から6割下落を放置)」。でも株主優待のためだけに保有していたおかげで、いい経験ができた。 リストランテASOで「ひらまつ茶宴」という株主向けパーティーに参加。...
日本の神様と昔話

勝利祈願の八咫烏。神話のカラスは太陽神と結びつき、情報をつかさどる。

サッカー好きにとっては、熊野といえば八咫烏。日本サッカー協会のシンボルマークである。 現地に赴いたのを機に、なぜ八咫烏が勝利祈願とつながるのか、 古代神話におけるカラスの立ち位置などを整理してみた。 ...
日本文化探究の旅

伊勢参り・熊野詣の御朱印をふりかえり

長期旅行の楽しみの一つは御朱印めぐり。いただいてきた御朱印をふりかえって雑感。 伊勢神宮関連の御朱印は簡素。引き算の美学なのか、参拝者が多いからなのか。   COVID-19襲来以降の傾向なのか、書き...
日本文化探究の旅

熊野詣。観光気分で訪れたら過酷だった。

久しぶりに歴史・文化探求の旅に出かけた。伊勢参りと熊野詣がメインだったのだが熊野が過酷だった。 熊野古道を歩いてみたいなと思っていたが、終わりの見えないゴツゴツの岩に恐怖して早々に断念。 神倉神社を参...
美術鑑賞

ディオール展。通常の美術展とは客層がだいぶ違った。

5月28日まで東京都現代美術館で開催されている「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」を昨日鑑賞。 ちなみに今日10時から5月分の拝観チケット販売がはじまって、あっという間に売り切れた!と話題に...
古今和歌集

古今和歌集に詠まれた「桜色」

桜の季節になると和歌とたわむれたくなるもの。今年の東京の桜は満開になった直後から雨が続いている。雨がやみ、お花見日和になる頃には、桜は散り始めだろうか。 というわけで、まもなく散ろうとする桜歌を鑑賞す...