日本の歴史と文化

西行「山家集」

中世の月食は不吉。でも西行は月が好きだから見たい!

先日の皆既月食は空が雲に覆われていてまるで見えなかった。 外に出れば見えるかな?と図書館へ本を返却するついでに出かけてみると、多摩川の堤防の上に人があふれていた。昔の人があの光景を目にしたら、さぞか...
お薦めの本

コース料理の価格をどうするか?/専門料理2021年6月号

料理人向けの月刊誌「専門料理」。料理をいただく立場の私にとっても、目を引く特集の月は買っている。 最新号の特集では、コース料理の価格設定の裏側が明かされている。 開業以来の価格の変遷が分かるコ...
食文化と美食探訪

美味しさには「ひとてま」は洋食の幻想?

投資の世界は、努力と成果が正比例することはめったになく、論理の積み上げよりも直感勝負で、半分くらいは運次第と思ってる。 だから自分で料理を作るようになって間もない頃は、手間をかけた分だけ美味しくなる...
食文化と美食探訪

地産地消の定義(日本サステイナブル・レストラン協会)

昨日、日本サステイナブル・レストラン協会(SRA)のセミナーを視聴していて、地産地消の定義って距離で表すとそうなるんだ、と思ったけど、よくよく地図を確認してみると、なんだかモヤッとしてしまった話。 ...
食文化と美食探訪

高級食パンより売れて欲しい、ラ・テールの角食パン北海道「ゆめきらり」

昨日たまたま購入した食パン(1斤302円)の背景が素晴らしく、高級食パンで行列に並んでいる場合じゃないぞ!という話。 その食パンというのが、 ラ・テールの角食パン北海道「ゆめきらり」 ウ...
日本の歴史と文化

古代の森林破壊の象徴。東大寺、松茸文化、田上の禿。

日本史上、最初の森林破壊は飛鳥・奈良時代にはじまったようだ。 法隆寺(607)から東大寺(758)までの間に、巨大寺院や大仏の建造が続いたことや、平安京(794)までの度重なる遷都で(一説には木材...
百人一首

百人一首は記憶力ではなく教養を試されるもの

百人一首の本を見つけるとなんとなく買ってしまう。いったい何冊あるのか数えてみると、こんなにあった。 水原紫苑「百人一首 うたものがたり」(2021) 最果タヒ「百人一首という感情」(2018...
食文化と美食探訪

日本料理×SDGs。プラスチックゴミと養殖魚。

先ごろ視聴した日本料理に関するオンラインセミナーで、SDGs(Sustainable Development Goals)に言及していたのでメモ。 和食文化学会シンポジウム 柴田書店オンライン...
美術鑑賞

静嘉堂文庫美術館の移転に思う

静嘉堂文庫美術館が今年閉館となり、展示ギャラリーが丸の内の明治生命館へと移される。 その沿革を追っていくと、もともと神田駿河台の岩崎家自邸内に創設したものを、1924年に世田谷区岡本へ移転して現在に...
万葉集

令和の宴会後、大伴旅人が詠んだ梅歌四首

現在の元号「令和」は、太宰府、大伴旅人の館で開かれた宴会の様子が描かれた、「万葉集」巻五「梅花歌三十二首ならびに序」の序文から取られたことは有名。 梅の季節ということで、その梅の和歌32首に目を通し...
お薦めの本

畳敷きの和室を語ることのできる最後のチャンス?/松村秀一・服部岑生「和室学」

2013年にユネスコ無形文化遺産の登録された「和食」。これに尽力した菊乃井の村田吉弘さんは、登録を喜ぶのではなく、「遺産」ということは絶滅危惧種なのだという危機感を持つべき、という話をよくされている。...
新古今和歌集

梅と香と袖の連環/業平「梅の花香をのみ袖にとどめおきて」

伊勢物語の第4段の和歌といえば、古今和歌集の恋五の巻頭にも採られた一首が有名。 月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ わが身ひとつは もとの身にして 一般的に目にする伊勢物語は藤原定家(1162〜124...
古今和歌集

古今集「誰が袖ふれし宿の梅」とお香の文化

妻がお香をもらって、「たがそで?」「こきんしゅんじょう?」と何やら調べているので、もしや?と思ったら、 色よりも 香こそあはれと 思ほゆれ 誰が袖ふれし 宿の梅ぞも 古今和歌集・春歌上巻の...
日本の歴史と文化

江戸時代の学びに対する熱意

田中優子×松岡正剛の対談シリーズ第二弾「江戸問答」。 私塾や藩校の話の中で、大分県日田の「咸宜園」が、関東や東北からも門下生を5,000人近く集めたことを例に、 「江戸時代の学問の目的は聖人(...
食文化と美食探訪

2020年の美食探訪

今日のお昼で今年の外食の予定が完結したので一年のまとめ。 外食に出かけるには少し覚悟が必要になったこともあり、数えてみれば、今年の外食回数は前年比で4割減になっていた。 とはいえ「食べて応援したい...
食文化と美食探訪

サステナブルなレストランとは?(レフェルヴェソンス・生江シェフ)

味の素食の文化センターが開催する食文化にまつわるシンポジウムが、今年はオンライン配信に変更されて便利になった。 今回のテーマは「食のサステナビリティ」。 ちなみに去年の参加メモは、 髙橋拓児...
日本の歴史と文化

連歌に対する感覚の不思議。海外の文芸人には恥ずかしい行為?

村井康彦「武家文化と同朋衆」を読んでいて、なんだか不思議に思った「連歌」に対する感覚の国際比較。 以下の4人がホテルに閉じこもり、連歌を試みたところ、 オクタヴィオ・パス(メキシコ人) エド...
食文化と美食探訪

家庭との同化を目指したホテル/森裕治「山の上ホテルの流儀」

「Go to トラベル」の都民割が追加されると聞いた時に、真っ先に思い浮かべたのが「山の上ホテル」。 客室数が35室に対して7つのレストランとバー。 客室に対して飲食店の数が妙に多く、「てんぷら山...
日本の歴史と文化

もてなせば買収可能? 疫病神退散の日本文化

天然痘に襲われた平城京で行われた「道饗祭(みちあえのまつり)」。病気をもらたす疫病神をもてなして帰ってもらおうという祭祀。 先日その存在を初めて知って、おもしろいなぁと思ったけど、そういえば京都の祇...
食文化と美食探訪

天然痘が変えた奈良時代の食卓の形

奈良文化財研究所が公開した「奈良の都の暮らしぶり」がおもしろい。COVID-19に関連して特別興味深いのはP28からの「平城京の疫病対策」。 感染者が使用した食器は廃棄 737年に天然痘で藤原四兄...
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