日本の歴史と文化

食文化と美食探訪

食文化を測る指標/小野塚知二「産業革命がイギリス料理をまずくした」

文藝春秋編「世界の新常識」に収録されているコラム、小野塚知二「産業革命がイギリス料理をまずくした」が興味深い。 イギリス料理はなぜマズイのか? イギリスの経済史を研究する著者が、イギリス料理のま...
お薦めの本

ニッポンの名茶碗100原寸大図鑑

ニッポンの名茶碗100原寸大図鑑。 美術館で鑑賞できる国宝6椀、重要文化財20椀を含む100の名茶碗。それが原寸大の写真付きで紹介されている一冊。 本屋でたまたま見つけてすぐに購入した。なんた...
お薦めの本

戦うじゃがいも。絶滅の恐れも?/竹下大学「日本の品種はすごい」

竹下大学「日本の品種はすごい」を読んで、国産のじゃがいもが絶え間なく戦っていることを知った。米国産との戦い、国内の品種同士の戦い、寄生虫との戦い。。。 米国産じゃがいもとの戦い 日本では植物防疫法...
お薦めの本

たらいまわしの原点/磯田道史「無私の日本人」

「たらいまわし」という習慣はいつ頃からはじまったのか? 映画「殿、利息でござる!」の原作、磯田道史「無私の日本人」によると、戦国時代が終わり、武士の人数が有り余ったことに起因するようだ。 だから一...
日本の神様と昔話

ウイルスとの戦いは神頼み!は案外正しい?

AmazonのPrime Readingでたまたま見つけた 岡田能正「神社に行っても神様に守られない人、行かなくても守られる人。」 を読んで、なんだか感染症対策につながるような…? と感じて...
お薦めの本

「経済」の語源は「経世済民」(世をおさめ、民をすくう)

松岡正剛の新刊「日本文化の核心」に、経済にまつわる言葉の語源が紹介されていて興味深い。 まずは「経済」。 この言葉はもともとは「経世済民」の省略語で、「経世」は荘子、「済民」は書経からとられたもの...
食文化と美食探訪

8vs8の戦い。ヤマタノオロチに「やしおりのさけ」。

古事記や日本書紀の中でスサノオが八岐大蛇(ヤマタノオロチ)と戦う際に、「八塩折酒(古事記)・八醞酒(日本書紀)」を用意したという記述がある。この「やしおりのさけ」とはなんぞや?というのを学んだのでメモ...
めくるめく和歌の世界

藤原定家、明月記の超新星爆発と星の歌。

今冬の星空の話題として、オリオン座・ベテルギウスの異変がある。 その星の光が急速に暗くなり、超新星爆発がまもなくかも、とのこと。地球から650光年の星なのですでに爆発しているかもしれないが。 明月...
万葉集

万葉集のかけ算九九遊び

かけ算の九九は、万葉集の時代にはすでに常識だったようだ。おもしろいのでいくつか用例をメモ。 まずはこの時代を代表する歌人、柿本人麻呂の一首から。狩りに出かけた長皇子を讃えた歌の中で、 十六社者...
お薦めの本

東京は親子どんぶり/ロジャー・パルバース「もし、日本という国がなかったら」

日本を単一の民族・文化・社会と見るのは間違っている。このことを身をもって実感したのは、福岡出身の妻と結婚してから。 普段は気が付きにくい「多様な日本」を理解するには、海外からやってきた日本好きの識者...
日本の美意識

美意識を土壌に生み出されるもの/久保友香「盛りの誕生」

女子高生を中心に形づくられた「盛り」には、日本の伝統的な美意識が根付いていると指摘した一冊が興味深い。 久保友香「盛りの誕生」 部外者には服装や化粧など見た目がまるで同じの量産型少女が、渋...
日本の歴史と文化

縁起を担ぐ不思議

年末年始の縁起担ぎ 日本の年末年始は「縁起担ぎ」が盛りだくさん。 大晦日に年越し蕎麦で「細く長く」「厄落とし」の縁起を担ぐ。 おせち料理は、数の子が子孫繁栄、田作りは五穀豊穣というように、一品一...
食文化と美食探訪

2019年 美食の旅

今年の訪問店のデータを振り返ってみると、全59回の外食のうち約3割は地元で食べていた。 代官山ASO チェレステ 二子玉川店 イルンガ ナチュラム 日本料理 荏原 「代官山ASO ...
お薦めの本

細野透「謎解き庭 龍安寺石庭」

龍安寺の石庭に思わせぶりに配置された大小15の石。古来より多くの識者が以下の3つの謎を中心に推考を重ね、 何をテーマに設計された石庭なのか? 5つの石組みと15の石は何を意味しているのか? ...
美術鑑賞

正倉院宝物研究の最前線(猪熊兼樹・三田覚之)

17日開催の東京国立博物館での講演会メモ。 「最前線」というだけあって、私が学生の頃(二十数年前)に学んだのと変わったなと感じたのは、 遣隋使で煬帝を怒ったのは「日出ずる処の天子、書を日没する...
食文化と美食探訪

千利休の茶懐石(茶道長問織答抄・松風雑話)

日本の古典には美食に関する言説が見当たらない謎。フランスとの比較でそんな話を耳にして、たしかにそうだなと。 日本の美食批評は明治以降か? パッと思いつく「食」について言及した日本の古典と言えば、兼...
食文化と美食探訪

フランス人の料理への誇りはいかに形成されたのか?(橋本周子)

前回に引き続き「食の文化シンポジウム」から、フランスの古典から食の思想史を研究する橋本周子さんの話をメモ。 2008年に当時のフランス大統領サルコジ氏は、農業の見本市で次のようなスピーチをした。 ...
食文化と美食探訪

髙橋拓児「日本料理の料理人は編集者である」

味の素文化センター主催の「食の文化シンポジウム」。 木乃婦の髙橋拓児さんが登壇されるとのことで足を運んだ。 京都で髙橋さんの料理をいただいたことはないが、我が家のおせち料理は、NHKで放送された髙...
食文化と美食探訪

とんかつ誕生の謎。「ぽん多本家」と「ポンチ軒」

東京国立博物館「正倉院の世界」を訪れるついでに、初めて「ぽん多本家」でカツレツをいただき感動した! その調理工程がぐるなびで紹介されているが、ロース肉の脂身を落とし、芯だけを揚げたカツは超・美味!...
日本文化探究の旅

利休と織部が目指した茶道具改革は失敗?

先日はじめて徳川美術館を訪れた。ここでは尾張徳川家に受け継がれてきた美術品が展示されている。 特別展が「殿さまとやきもの-尾張徳川家の名品-」で、ここまで量の茶道具が一同に会した展示は初めて!とい...
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