お薦めの本 ジェイムズ・ロム編「セネカ 死ぬときに後悔しない方法」 セネカ「生の短さについて」を再読しようと思い立ったが、誰かが編集したもので新たな視点が欲しいなと手に取った、 ジェイムズ・ロム編「セネカ 死ぬときに後悔しない方法」でも読んでみたら、「生の短さについて... 2021.04.21 お薦めの本古典に学ぶ人生論
古典に学ぶ人生論 念仏の心がまえ?そんなものはない!「一遍上人語録」 踊り念仏で鎌倉時代の日本を遊行した時宗の開祖、一遍。久しぶりに「一遍上人語録」を読み直している。念仏の心がまえを問われた一遍は、「南無阿弥陀仏と申す外、さらに用心もなく、此外に又示すべき安心もなし。諸... 2021.04.11 古典に学ぶ人生論
古典に学ぶ人生論 怒りの源は無知か傲慢/セネカ「怒りについて」 岩波文庫の兼利琢也訳、セネカ「怒りについて」を読んだ。セネカの著作のなかで「対話篇」と呼ばれる全12巻の作品があり、第1巻「摂理について」第2巻「賢者の恒心について」第3,4,5巻「怒りについて」第6... 2021.03.28 古典に学ぶ人生論
世界を読み解く方法 夢窓国師の世界を読み解く方法/「夢中問答集」25~29段を中心に 引き続き「夢中問答集」を読み直す中で、夢窓国師が説いた、悟りに至る考え方のようなものが、今の私たちが世界をいかに読み解くか?という方法を探す手助けになるのではないかと感じた。夢窓国師は「仏道」とは逆の... 2021.03.02 世界を読み解く方法古典に学ぶ人生論
古典に学ぶ人生論 夢窓国師の幸福論/夢中問答集・第1~5段 とある方の問答集を企画・編集をしようと考えていて、その参考にしようと、久しぶりに「夢中問答集」を手に取った。鎌倉末期~室町初期の臨済宗の禅僧、夢窓国師(夢窓疎石)と、室町幕府・初代将軍、足利尊氏の弟、... 2021.02.25 しあわせのかたち古典に学ぶ人生論
兼好法師「徒然草」 偽ブランドは嘘つきのはじまり/池谷裕二「脳はすごふる快楽主義」 脳科学者の池谷裕二さんが最新の論文を紹介するエッセイ集。第3巻の「脳はすごふる快楽主義」を読んだ。このシリーズは実に面白く、前2巻で印象的だった論文もメモを残している。心が通じ合うとは、相手の言葉が予... 2021.01.14 お薦めの本兼好法師「徒然草」脳と遺伝子の探求
古典に学ぶ人生論 他者に迎合せず、その個性を尊重して己を磨け!/夏目漱石「私の個人主義」 晩年の夏目漱石(1867~1916)の講演録「私の個人主義」。1914年に学習院で行われた講演だ。青空文庫で初めて読んだのだが、これはおもしろい。漱石はロンドンに留学した頃の自分を次のように揶揄する。... 2020.11.24 古典に学ぶ人生論
古典に学ぶ人生論 フランクリンの人生論「13の徳目」「心の代数」 五島慶太が家を建てる以前の五島美術館の敷地は、ロバート・ウォーカー・アーウィンという人物の別宅があった場所で、この人はベンジャミン・フランクリン(1706~90)のひ孫なんだとか。そんなことを知ったの... 2020.10.18 古典に学ぶ人生論
道元「正法眼蔵」 評判の気にしすぎに道元が物申す/正法眼蔵随聞記 鎌倉時代の禅僧、道元の弟子が師の教えを書きとめた「正法眼蔵随聞記」。 世間の評判を気にしがちな風潮を批判する発言が繰り返し登場し、日本って昔からこういう感じだったのだなぁ、と苦笑してしまう。 「世人多... 2020.09.04 道元「正法眼蔵」
世界を読み解く方法 私たちの認識は幻想にすぎない/道元「正法眼蔵」山水経 とくに脈絡もなく久しぶりに道元の「正法眼蔵」を読み始めた。10年来、挫折と再読を繰り返し、解読できた部分をちぎってメモを残す。宝探しに出かけては、その断片を見つけて帰る、そんな古典だ。言葉が「枯山水」... 2020.08.31 世界を読み解く方法道元「正法眼蔵」
古典に学ぶ人生論 学ぶことの意義/中江藤樹「翁問答」 人口密集地ゆえにCOVID-19で身動きがとれず、茶番のような都知事選…。私にとって東京に住み続ける意味はなんだろう?よく考えても「美味しいものが食べたいから!」しか出てこなかった。ならば移住するに適... 2020.07.25 古典に学ぶ人生論
古典に学ぶ人生論 水戸黄門・九ケ条禁書「人生楽ありゃ苦もあるさ」 テレビドラマ「水戸黄門」の主題歌の冒頭、 「人生楽ありゃ苦もあるさ~♪」これは実際に水戸黄門(徳川光圀)が1698年に記し、1722年から江戸城の大広間に掲げられたという、「水戸黄門光圀公九ケ条禁書」... 2020.07.07 古典に学ぶ人生論
お薦めの本 テレワークによる余暇を知的に遊べ!/ラッセル「怠惰への讃歌」 株式投資をはじめて10年ほど経った30代初めの頃、ふと疑問が生じた。 同世代と比較すれば、たしかに平均を上回る富を得られたかもしれない。でもそれで幸せになれたかというと、何かおかしい気がする…。 そん... 2020.06.23 COVID-19お薦めの本古典に学ぶ人生論
中国古典 風流は手の届く範囲にある/菜根譚・前集88、後集5 室町時代の「市中の山居」について先日まとめたが、似たような心得は同時代の中国で書かれた「菜根譚」にもあった。静中の静は真静に非ず。動処に静にし得来たりて、わずかにこれ性天の真境なり。楽処の楽は真楽に非... 2020.05.01 中国古典
兼好法師「徒然草」 いまこそ「市中の山居」 示唆に富んだ人生訓がちりばめられた、パスカルの「パンセ」。今ほどこの言葉が身にしみる時はない。「人間の不幸というものは、みなただ一つのこと、すなわち、部屋の中に静かに休んでいられないことから起こるのだ... 2020.04.22 COVID-19パスカル「パンセ」兼好法師「徒然草」
中国古典 本当の強さとは?/荘子・達生篇「木鶏」 大相撲の1939年1月場所。70連勝がかかった一番で敗れた横綱、双葉山が、師匠と仰ぐ安岡正篤にこんな電報を送ったという。「イマダモッケイタリエズ(未だ木鶏たりえず)」その「木鶏」の由来は「荘子」の達生... 2020.03.24 中国古典
ラッセル&アランの幸福論 自分を幸せにできない人に、他者の幸福を語ることはできない。/アラン「幸福論」 幸せな人生を送る人は、人の痛みが分からないと揶揄されることがある。単なる妬みというよりも、不幸や悲しみの上にしか美徳は存在しない、という奇妙な先入観に由縁するように思える。三大幸福論と称されるうちのア... 2020.02.09 ラッセル&アランの幸福論中国古典
中国古典 理想は「やむをえず」の境地にある/荘子・刻意篇 「やむをえず」という言葉の源流は、荘子にあるようだ。刻意篇では聖人を目指そうとする次の五つのタイプを示した上で、世俗から離れ、高らかに理想を論じて世間を見下す者人々に仁義忠信を語り、徳の大切さを論ずる... 2020.01.23 中国古典
中国古典 孔子と荘子。未来に対する姿勢の違い。 将来の目標に突き進むことを美徳とする世間の考え方がなんか嫌い。そんな話を先日書いたのだけど、ふと気が付いたことがある。これは孔子と荘子のどちらを支持するのか?という違いかもしれない。「論語」の一節で、... 2020.01.20 中国古典
情報と知性 文字・印刷術により低下した記憶力。そしてGoogle… 自ら生み出した技術によって、人間が本来持っていた能力が失われていく。とくに記憶力はこれまでの人類史において、何度か危機にさらされており、思いつくまま並べていくと主に以下の3つだろうか。 文字 活版印刷... 2019.11.30 古典に学ぶ人生論情報と知性