古典に学ぶ人生論

私の人生観

早期リタイアよりも幸福な白楽天流「中隠」生活

かねてより35歳での隠居を明言し、遂にその時がやってきた2013年。 完全な隠居はあきらめて、別の生き方を探しはじめた。 世を捨てても世に捨てられずに生きる(13/05/07) 思わぬ幸運のめぐりあわせで、1年後には新たな形...
古典に学ぶ人生論

澄んだ水に月が宿るように…/一休宗純の名言

アニメの一休さんは架空の存在。 禅僧・一休宗純は型破りな人物で自ら「狂」を名乗った。 「悪」と称された歴史上の人物に近いかもしれない。 そんな一休の遺した名言をいくつか。 「今日ほめて明日わるく言う人の口。泣くも笑うも嘘の世の中...
古典に学ぶ人生論

白楽天は晩年の詩がいい!

中国唐代の詩人、白楽天の「中隠」が大好き。 玄宗と楊貴妃を詠った「長恨歌」が有名だけど、 50代後半以降に詠んだ漢詩の方が味わい深い。 今日は目にとまったものを3つほど。五十年来思慮熟  五十年来の思慮熟す 忙人應未勝閑人  忙人ま...
電子出版・著作集

電子出版4作目「古典に学ぶ幸運論」

1年ぶりに新しいKindle本をつくった。 「古典に学ぶ~」をシリーズにしてみようかなと。 既刊の「古典に学ぶ人生論」は人生全般の話だけど、 今回は「偶然の幸運をつかむためには?」を探究すべく、 「富」「時」「遊」「待」「運」のテー...
古典に学ぶ人生論

自分のやり方にこだわれば、努力は害でしかない。

先日紹介した、桜井章一「努力しない生き方」。 「努力」の対義語を「工夫」と捉え、引き算思考を説いた一冊。 そういえば似たような話を説いている本があった。 芦田宏直「努力する人間になってはいけない」 専門学校の卒業式の式辞が...
古典に学ぶ人生論

嫉妬されるのは、あなたが幸福な証。

結婚式を前に知人と面倒なことに…どうすれば? そんな悩みを聞いたけど、嫉妬ばかりはどうにもならない。 嫉妬で幸福になる人なんて誰もいないのだけど… 「総じて、普通の人間性の特徴の中で、ねたみが最も不幸なものである。ねたみ深い人は、他人に災...
古典に学ぶ人生論

荘子「無窮に遊び、心に天遊を!」

今月のNHK"100分de 名著"が「荘子」なので、 私が好きな荘子のフレーズを並べてみよう。 編集テーマは「遊」。 「天地の正に乗じて、六気の弁に御し、以て無窮に遊ぶ者は、彼はたなにをか待たんや。」(逍遥遊篇...
古典に学ぶ人生論

数寄を超え、次の世界への扉を開く。

この数年「数寄」という言葉を軸に心を整えてきた。 群れたり、媚びたりして、理解者など得ようとせずに、 ひとり遊びを極めることが、人生で最も大切なこと。 「まぎるる方なく、ただひとりあるのみこそよけれ。世に従へば、心、外の塵に奪はれて惑ひや...
古典に学ぶ人生論

無限と有限の間/キルケゴール「死に至る病」を超・要約

キルケゴール「死に至る病」。 解読できた部分をピックアップしとこ。 死に至る病とは「絶望」のこと 人は無限性と有限性の間でバランスをとって生きている 人はふたつの間のバランスを崩したときに絶望する 無限性と有限性の間でバランスをとる...
古典に学ぶ人生論

読書が心を整える/モンテーニュ「エセー」

モンテーニュは「三つの交際について」の章で、 人生を振り返り、3種類の良き交際を比較した。 美しく礼儀正しい女性たちとの交際 まれで心地よい友愛 書物との交際 まずは読書以外の2つ(恋愛・友愛)について、 「こうした二つの交際は...
古典に学ぶ人生論

道を極めるための9ヶ条/宮本武蔵「五輪書」地の巻

宮本武蔵の「五輪書」には不思議な魅力がある。 もちろん剣の道(兵法の道)を念頭に書かれているが、 読み手の視点によって、形を変えて心に飛び込んでくる。 ビジネス書として受け止める人もいるだろうし、 私にとっては投資の心得がてんこ盛り...
古典に学ぶ人生論

美学を持って生きる/菜根譚・前集55,66、後集70

老子の(33章)「足ることを知る者は富めり」にはじまり、 古今東西で説かれた「足を知る」ことの大切さ。 もちろん中国古典の集大成である菜根譚にも残されている。 まずは前集55項と66項を続けて紹介すると、 奢る者は富みて、しかも足らず。 ...
古典に学ぶ人生論

平穏な時に心の準備を/菜根譚・前集85、後集118

いい機会なので菜根譚のお気に入りをまとめとこ。 人生はメリハリがあった方が楽しいものだけど、 緩急の変化も度を越すと疲れてしまう。 平時こそ心の準備が必要と説く前集85項より。 閑中に放過せざれば、忙処に受用あり。 静中に落空せざれば、動...
中国古典

ありのままを伝える大切さ/菜根譚・前集102

昨日モデルのごとく写真を撮られまくるという珍体験! 上場企業の情報開示にまつわる取材だったのだけど、 有価証券報告書などの型にはまった情報ではなく アニュアルレポート・CSRレポートなどから 企業の個性を感じとり、 好き・嫌いをハッ...
古典に学ぶ人生論

濃淡つけず、ほとほどに生きる。/菜根譚・前集29,41

私のお薦めテレビ番組NHK「100分de名著」。 今月は中国明代の古典「菜根譚」が取り上げられている。 中国の古典から好きなものを一冊選べと言われると、 「老子」と「菜根譚」で迷う。私にとってそんな一冊。 料理も人生も「淡い味」がいい/菜...
古典に学ぶ人生論

寿命の延びに関係なく、人生は20代で決まる!

人間の寿命が延びたのだから、 今の30歳は昔の20歳と同じようなもの? 心理学者メグ・ジェイは下記のデータをもとに、 そんな考え方は人生を台無しにする!と警告する。 人生で重要な出来事の80%は35歳までに起きる キャリア最...
古典に学ぶ人生論

禅の悟りへ至る道「十牛図」

禅の悟りへ至る道筋を描いた10枚の絵と出会った。 なるほど!と感じたので、かいつまんでまとめておこう。 主に牛と牧人が描かれているが、その意味するところは、 牛・・・本当の自分 牧人・・・本当の自分を追い求める自分 禅...
中国古典

タニタ食堂で目指す、薄味の人生

最近、週に2、3回は「タニタ食堂」で昼ご飯。 タニタ食堂には5つのルールがあり、 3番目の「味付けにこだわる」というコンセプト。 「出汁の味や素材そのものの「おいしさ」を感じていただくため、旬のおいしい食材を使い、薄めの味付けにしています...
古典に学ぶ人生論

述べて作らず、信じて古を好む/孔子「論語」

ここ2,3年は読む本の量を減り、古典を再読する時間を増えた。 新刊書はビジネス書の要約誌「TOP POINT」に目を通す程度。 古典は何度読んでも飽きないし、読むたびに新たな発見がある。 孔子が「論語」のなかで、こんなことを語っている...
世界を読み解く方法

老子と荘子の相対性理論

中国古典の老子と荘子はセットで老荘思想と呼ばれる。 最近ようやく荘子を読んでみたら、なるほど老子に似ている。 上善は水のごとし(老子・8章) 天下に水よりは柔弱なるはなし(老子・78章) 老子は「水」こそが最善のあり方と説き、 その「...