お薦めの本 未来の株式会社は配当が現物給付?/水野和夫「株式会社の終焉」 長期投資を前提に考えた場合、一番の不安材料と言えば、株式会社と証券市場は今のまま、あり続けられるのか?という疑問。 昨年読んだ奥村宏氏の本では、 投資家必読の一冊! 奥村宏「資本主義という病」 巨大企... 2016.10.13 お薦めの本資本主義問題
お薦めの本 懐かしの味は香りの記憶/伏木亮「味覚と嗜好のサイエンス」 土瓶蒸しの松茸の話から引き続き、香りと脳科学について調べている。伏木亮「味覚と嗜好のサイエンス」にこんな記述があった。 「においの記憶は確かで変質しません。味は舌から延髄、大脳各部位といくつも神経を乗... 2016.10.04 お薦めの本食文化と美食探訪
お薦めの本 日本の真珠産業の盛衰/山田篤美「真珠の世界史」 中公新書の「○○の世界史」シリーズは面白い本が多く、これまで読んだ中では「コーヒーの世界史」が特にオススメ。 今回読んだ山田篤美「真珠の世界史」は、20世紀に世界を席巻した日本の養殖真珠の話が興味深か... 2016.09.25 お薦めの本
お薦めの本 木乃婦主人、髙橋拓児が語る八寸、造り、御椀の美学 テーマに興味がある時に参加している「脳の世紀シンポジウム」。今回は「食と脳」がテーマだから、私が行かなくて誰が行く?! 特別公演は京都の料理屋「木乃婦」主人の髙橋拓児さん。 2013年出版の著書「10... 2016.09.18 お薦めの本食文化と美食探訪講演・取材メモ
お薦めの本 目の見えない人は世界をどう見ているのか? 思えば特に精神面で30代の人生が充実しているのは、30歳になってすぐの2008年に出会えた 坂本光司「日本でいちばん大切にしたい会社」 中野孝次「清貧の思想」 の2冊の本がすべてのはじまりだったと言え... 2016.09.13 お薦めの本
お薦めの本 噴火が誘発した飢饉と革命/上前淳一郎「複合大噴火」 Wikipediaの「火山噴火の歴史」を眺めていると、2014年以降、世界で火山の噴火が増えているように見える。Volcano Discovery には世界の噴火状況が一目で分かる地図もある。 景気の... 2016.08.15 お薦めの本気候変動の日本史
お薦めの本 人工知能 vs 棋士/大川慎太郎「不屈の棋士」 将棋界で観戦記者が、羽生善治、渡辺明をはじめとする代表的な棋士11名に、将棋ソフト(人工知能)をテーマに行ったインタビューをまとめた一冊。 多くの棋士の発言から私なりの判断をまとめると、 将棋ソフトの... 2016.07.29 お薦めの本人工知能をめぐる議論
お薦めの本 世界システム論を支持するなら、新興国への投資は必要なし。 確定拠出年金をはじめるにあたり今一度、考え直しているのが、ポートフォリオに新興国株式を入れる必要があるかどうか。インデックスファンドに投資することになるからね。 新興国へ投資してこなかった理由 BRI... 2016.07.10 お薦めの本世界と日本の経済史
お薦めの本 竹川美奈子さんのおかげで確定拠出年金を始める 春に竹川美奈子さんからいただいた著書、「臆病な人でもうまくいく投資法」。投資信託で資産形成をしている個人投資家の実例集だ。 他人の投資法を読んだところで参考になるのか?十数年続けてきてこの本に心を乱さ... 2016.07.07 お薦めの本
お薦めの本 地学と美食の魅惑のコラボ/巽好幸「和食はなぜ美味しい」 巽好幸「和食はなぜ美味しい」。副題に「日本列島の贈り物」とあるように、豊かな和の食材は地震や噴火と引き替えに得たものだった! マグマ学者が新たな気付きを与えてくれた一冊。今年読んだ本の中で一番おもしろ... 2016.06.21 お薦めの本食文化と美食探訪
お薦めの本 性善説が科学的に証明された?/池谷裕二「脳はなにげに不公平」 池谷裕二「脳はなにげに不公平」。脳科学者が最新の論文を紹介しながら書いたエッセイ集。 かなり面白かったのでいくつか紹介していこうと思うけど、まずは古代より続く「性善説vs性悪説」が科学的に決着?という... 2016.06.08 お薦めの本脳と遺伝子の探求
お薦めの本 不妊症の野菜を食べ続ける人類の未来は?/野口勲「タネが危ない」 ADMへの投資をはじめたのを機に農業ビジネスを探究している。 その中で知ってしまった野菜のタネに関する恐るべき現状。 固定種とF1種 タネには大きく分けて、固定種とF1種の2種類があり、 固定種…地域... 2016.05.30 お薦めの本社会や政治の問題など
お薦めの本 老化の黒と若返りのピンク/野村順一「色の秘密」 白・黒・紺の服装がメインだった妻に「葬式みたいでヤダ」とねだったら、この春からピンク色や水色の服も着てくれるようになった。 最近ふと、、、キレイに見えるんじゃなくて、実際キレイになってないか?と目の錯... 2016.05.19 お薦めの本生物と生命の不思議
お薦めの本 エコノミスト誌が語る「通貨の未来 円・ドル・元」 イギリスの伝統ある経済誌「エコノミスト」。2000年代においても部数を伸ばす世界でも稀な雑誌だ。※2001年…76万部、2015年…155万部(本書「はじめに」より) その「エコノミスト」が2015年... 2016.04.19 お薦めの本
お薦めの本 植物は<知性>をもっている 植物に知性はあるのか? そう問われてふと思い出すのは「CSR三角形仮説」。 CSRといっても"Corporate Social Responsibility"ではなく、 植物の生存戦略を3つに分け、そ... 2016.03.21 お薦めの本生物と生命の不思議
お薦めの本 紀貫之と六歌仙の物語/周防柳「逢坂の六人」 この本、私には面白いけど売れるのか? 紀貫之を主人公に六歌仙との交流を描いた物語。 六歌仙とは貫之が古今和歌集の序文「仮名序」で言及した 在原業平 小野小町 大友黒主 文屋康秀 僧正遍照 喜撰法師 「... 2016.03.19 お薦めの本日本の歴史と文化
お薦めの本 3.11 震災は日本を変えたのか? 東日本大震災からはや5年。あれから震災を扱った様々な書籍が出版されたが、この本のように中立的な立場で(←ここが重要)、多くの議論を整理・編集したものはあっただろうか? 著者はマサチューセッツ工科大学(... 2016.03.14 お薦めの本東日本大震災
お薦めの本 藤和彦「原油暴落で変わる世界」(2015年3月出版) 年初から原油安が金融市場の不安定要因として騒がれるが、 2014年6月から年末にかけて半値になった暴落の方が衝撃的。 ※楽天証券のNY原油ロングチャートがオススメ その時の暴落を受けて2015年3月に... 2016.01.26 お薦めの本
お薦めの本 幕末の円ドル通貨戦争/佐藤雅美「大君の通貨」 幕末開国後の為替レートの問題を描いた歴史小説。 事の発端は幕府が海外の圧力に押し切られ、 貨幣の重量に基づいて、1ドル貨幣:一分銀=1:3と決めてしまったこと。本来、公正な交換レートを定めるのであれば... 2016.01.19 お薦めの本世界と日本の経済史
お薦めの本 曲解された進化論/長谷川眞理子「進化とはなんだろうか」 著者はNHK「100分de名著」のダーウィン「種の起源」の講師。 岩波ジュニア新書だから読みやすいかな?と手にとった。 進化論に対して世間が大きく誤解している点が2つあるという。 自然淘汰が適応を生み... 2016.01.09 お薦めの本脳と遺伝子の探求