人生の哲学と科学

古典に学ぶ人生論

40歳。古典に学ぶ人生論。

今年、40歳になる。 というわけで新年は40歳にちなんだ古典を読み解いてみる。 40歳の人生論(孔子・白楽天・ゲーテ) よく「不惑の四十」といわれたりするのは「論語」に由来する。 「子の曰く、...
お薦めの本

読んだ本と振り返る2017年/人工知能をいかに遊ぶか?

昨年に引き続き人工知能に関する本を多数読んだ。 今年は過去の書物の中にも人工知能の議論を探し、 1970年のSiri/星新一「声の網」 小林秀雄、人工知能を論じる。 結局のところ人工知能の進化に対...
お薦めの本

ガルリ・カスパロフ「ディープ・シンキング 人工知能の思考を読む」

原題はDEEP THINKING  Where Machine Intelligence Ends and Human Creativity Begins 著者はチェスの元世界王者。 1996、...
生物と生命の不思議

DNAの98%を占める「非コードDNA領域」が生命の鍵を握る

まず遺伝子の話は用語がいつも分からなくなるのでメモしておくと、 生物に書かれている情報を一冊の本に例えると、「DNA」はインク、「染色体」は本、「遺伝子」は書かれている内容の中でタンパク質に触れてい...
兼好法師「徒然草」

投資家へ贈る徒然草110段

最近ずいぶんと好調な日本株について今後の見通し等を尋ねられた。 残念ながら私には未来予測の能力は搭載されていない。 ただ今のような環境下での心構えであれば、古典にいくらでも書いてある。 ここでは...
世界を読み解く方法

世界を理解するために、3つ目の論点を見つけたい。

私たちは世界を読み解こうとするときは、「陰陽」をはじめとして2つの論点で迫ろうとすることが多い。 でも3つ目の論点を見つけて相互矛盾を探っていった方が、より世界の本質に迫れるのでは?となんとなく思っ...
お薦めの本

言葉が分かるとはどういうことか?/川添愛「働きたくないイタチと言葉がわかるロボット」

かつて下村湖人「論語物語」に大変感銘を受けた。論語の教えを物語として編集し、イメージ豊かに読むことができる一冊。本質を深く理解した人にしか表すことができない素晴らしい仕事だった。 今日の一冊にもまた...
人生の哲学と科学

時代にあった遺伝子を持って生まれるか。それが人生を左右する?

一卵性双生児と二卵性双生児の類似性を比較することで、人の性質や能力に遺伝が及ぼす影響を解明する研究がある。 遺伝子が100%同じ一卵性双生児と50%同じ卵性双生児。同じ環境で育った一卵性双生児と二卵...
世界を読み解く方法

現代の知が凝縮されている大学入試の現代文

この10年ほど世の中を読み解く方法を探し続けている。30代の読書はこれを目指して本を選んでいることが多い。 2008年9月のリーマンブラザーズの破綻をきっかけに、大学院で経営学を学んでみたが底の浅さ...
世界を読み解く方法

小林秀雄、人工知能を論じる。

小林秀雄が将棋と人工知能について言及したコラムを書いていた。1959年のことだ。※「考えるヒント」の冒頭に収録されている。 「常識で考えれば、将棋という遊戯は、人間の一種の無智を条件としている筈...
偶然とリスクの諸相

合理性の上に成り立つ文明は虚構/木村敏「異常の構造」

リーマンショックや3.11後の原発事故を目の当たりにして、科学的な合理性とは一体何なのか? 信用に値するものなのか?と疑問に思い悩み、さまざまな本を読みあさった時期があった。 科学的な合理性でリ...
人工知能をめぐる議論

人工知能は既得権益を破壊するだけ

人工知能が人の仕事を奪う。昨年あたりから経済誌などでこの手の題の特集が増え、本屋へ行けば類書が平積みで並んでいる。 しかし昨年6月に経済産業省が発表した報告書によると、2015年時点ですでにIT人材...
世界を読み解く方法

中心を持たない国/河合隼雄「中空構造日本の深層」

日本の歴史文化の特徴として「中心がない」ことが指摘されることが多い。 心理学者、河合隼雄もまた「古事記」を読み込むことで、同様の考えに辿り着いたことが「中空構造日本の深層」に記されていた。 「...
「時」を読み解く

長田弘「人生の特別な一瞬」

以前たまたま手に取った食に関する詩集が面白かったので、 食の詩集。長田弘「食卓一期一会」。 たまに図書館で著者の本を借りてきて読んでいる。 昨日書いた記事のつながりで、 目先の快楽に溺...
人生の哲学と科学

目先の快楽に溺れるのが人間の性であるならば

いつからか私たちは未来の豊かさや安心のために、現在を貯蓄・投資する生き方が正しいと考えるようになった。 しかし終身雇用や年功序列のようなレールが敷かれた人生設計が崩壊し、また東日本大震災を体験したこ...
兼好法師「徒然草」

世間の評価はどうでもいい/徒然草38段

自己評価はむずかしい。だからといって他者との比較や世間からの評価に振り回される人生は愚かだ。兼好法師は「徒然草」のなかで次のように斬り捨てる。 「名利に使はれて、閑かなる暇なく、一生を苦しむるこ...
世界を読み解く方法

知性の限界を超えるための「不立文字・教外別伝」

禅の「不立文字・教外別伝」とは? 禅の教義を特徴を表した言葉として、 不立文字(ふりゅうもんじ) 教外別伝(きょうげべつでん) 直指人心(じきしにんしん) 見性成仏(けんじょうじょ...
人生の哲学と科学

タラレバ思考は現代病? 後知恵のイタズラから逃れるために。

妻がどこからか「東京タラレバ娘」の漫画を借りてきた。帯に「累計350万部突破」と書かれている。そんなに売れているのか。 こういうのが人気が出るのは今の時代ならではなのかもしれない。いつの時代よりも「...
世界を読み解く方法

情報の質をどのように判断すべきか?/高田明典「情報汚染の時代」

IT革命後の情報と知性のせめぎあい IT革命の恩恵で手軽に多種多様な情報や価値観に触れられるようになった。 私たちの情報収集が受動的なものではなく、能動的に変わり、当初の悩みといえば、あらゆる分...
古典に学ぶ人生論

人生の運不運を決める天地の拍子/只野真葛「独考」

引き続き、只野真葛の「独考」(1817年成立)を読む。 前回は当時の「経済倫理の低さへの嘆き」をテーマに編集したが、今日は真葛の考える「人生のタイミング」についてまとめてみる。 不運続きの工藤家 ...
タイトルとURLをコピーしました