人生の哲学と科学

「時」を読み解く

時の流れを感じられるのはなぜか?/松浦壮「時間とはなんだろう」

リーマン・ショックの真っ只中で、私の中の時の流れが、株価の変動に合わせて速くなったり、遅くなったり…。 時の流れは誰にとっても同じ、唯一絶対のものなのだろうか? そんな疑問が生じたときにアイン...
世界を読み解く方法

歴史家はどのように歴史像を描くのか?

エドワード・ハレット・カー「歴史とは何か」に登場する、「歴史とは現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話」という文章を目にして、投資家の思考と似ているなと感じた。 歴史とは現在と過去との対話/エ...
お薦めの本

古いものに価値があるのはなぜか?/山田登世子「贅沢の条件」

昨年末に國分功一郎「暇と退屈の倫理学」を読み返し、 自分なりの贅沢の定義を以下のようにまとめてみた。 贅沢は日常の暮らしのなかにこそあるべき 日々の食事を大切にすることが贅沢であり...
世界を読み解く方法

平易な言葉で本質を説く/酒井雄哉「一日一生」

投資家の職業病なのか、経済情勢と合わせて思い出すのだが、リーマン・ショック直後にベストセラーになった一冊、 酒井雄哉「一日一生」 ずいぶん久しぶり読み返した。著者は2013年に亡くなっている。...
世界を読み解く方法

長期投資の前提にある進化論の曲解

数年前のベストセラー、吉川浩満「理不尽な進化」が文庫化されていた。以前は図書館で借りて読んだが、この機会に購入し、マーカーで線を引いたり、付箋を付けたりしながら再読している。 チャールズ・ダーウィン...
お薦めの本

東西思想の融合の先にある真の人工知能/三宅陽一郎「人工知能が生命になるとき」

西洋の思想を基に開発が進んでいる現在の人工知能に、東洋の思想を融合することで、人工知能はもう一段階上の、「人工生命」の域に達することができるのではないか?  そんな問題提起をした一冊、 三...
世界を読み解く方法

ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」を要約・編集

ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」を久しぶりに読み直したので、頭の整理を兼ねて、要約・編集を試みた。 人間文化の根底には「遊び」があるならば、今の社会で、危惧すべき状況は何か? 破綻する仕組みは何か? ...
世界を読み解く方法

羽生善治さんの学習の高速道路論

毎年ゴールデンウィークに再編集することを習慣にしている、 かつて将棋の羽生善治さんが語った「学習の高速道路論」。 2017年の「永世七冠」達成から、2018年はまさかの「無冠」へ転落。27年9ヶ月...
世界を読み解く方法

ホイジンガ、カイヨワの「遊び」の定義

人間文化の起源をたどれば、すべて「遊び」にたどり着く。 そう解き明かした古典的名著、 ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」 ロジェ・カイヨワ「遊びと人間」 を読み返してみようと思い立った。なんと...
お薦めの本

ジェイムズ・ロム編「セネカ 死ぬときに後悔しない方法」

セネカ「生の短さについて」を再読しようと思い立ったが、誰かが編集したもので新たな視点が欲しいなと手に取った、 ジェイムズ・ロム編「セネカ 死ぬときに後悔しない方法」 でも読んでみたら、「...
世界を読み解く方法

歴史とは現在と過去との対話/エドワード・ハレット・カー「歴史とは何か」

すべての歴史は現代史と結びつけて解釈されるものだから、歴史に学ぶことで今に活かすことができる。そんな話を、本村凌二「教養としての世界史の読み方」で読んで、なるほど! と感心したが、以前から語られていた...
古典に学ぶ人生論

念仏の心がまえ?そんなものはない!「一遍上人語録」

踊り念仏で鎌倉時代の日本を遊行した時宗の開祖、一遍。久しぶりに「一遍上人語録」を読み直している。 念仏の心がまえを問われた一遍は、 「南無阿弥陀仏と申す外、さらに用心もなく、此外に又示すべき安...
世界を読み解く方法

真の進歩は不条理な苦痛の減殺とともに/市井三郎「歴史の進歩とはなにか」

人間の歴史が直線的・必然的に「進歩」を続けてきたし、今後も続けていくだろう、という価値観は幻想なのではないか? そもそも進歩の基準や価値尺度が間違っているのでは? そんな考察をした歴史哲学書、 ...
古典に学ぶ人生論

怒りの源は無知か傲慢/セネカ「怒りについて」

岩波文庫の兼利琢也訳、セネカ「怒りについて」を読んだ。 セネカの著作のなかで「対話篇」と呼ばれる全12巻の作品があり、 第1巻「摂理について」 第2巻「賢者の恒心について」 第3,4,5巻...
人工知能をめぐる議論

人間は限られた時間の中で何をやろうとしているのか?

対談集・養老孟司「AIの壁」の中での羽生善治さんの発言。 「例えば、アルファ碁は機械学習で3000万局ぐらい練習しているんです。人間が一生、一生懸命やり続けても10万局ぐらいですからね。AIと人...
世界を読み解く方法

夢窓国師の世界を読み解く方法/「夢中問答集」25~29段を中心に

引き続き「夢中問答集」を読み直す中で、夢窓国師が説いた、悟りに至る考え方のようなものが、今の私たちが世界をいかに読み解くか?という方法を探す手助けになるのではないかと感じた。 夢窓国師は「仏道」とは...
古典に学ぶ人生論

夢窓国師の幸福論/夢中問答集・第1~5段

とある方の問答集を企画・編集をしようと考えていて、その参考にしようと、久しぶりに「夢中問答集」を手に取った。 鎌倉末期~室町初期の臨済宗の禅僧、夢窓国師(夢窓疎石)と、室町幕府・初代将軍、足利尊氏の...
世界を読み解く方法

知的好奇心が本業にどのような恩恵をもたらすのか?

たぶん今年に入ってから一度も電車に乗っていないと思う。自家用車も持っていないので、地元からまったく動いていない。 でもその代わり、たとえ移動ができたとしても、遠すぎて参加できなかったイベントがオンラ...
お薦めの本

人は自分の見たい現実しか見ない/大治朋子「歪んだ正義」

ごく普通の人がなぜ過激化するのか? 大治朋子「歪んだ正義」は、このプロセスを分析した一冊だが、投資でうまくいかない人の思考例にも似ていて興味深い。 「人は自分の見たい現実しか見ない」とはカエサルが...
兼好法師「徒然草」

偽ブランドは嘘つきのはじまり/池谷裕二「脳はすごふる快楽主義」

脳科学者の池谷裕二さんが最新の論文を紹介するエッセイ集。第3巻の「脳はすごふる快楽主義」を読んだ。 このシリーズは実に面白く、前2巻で印象的だった論文もメモを残している。 心が通じ合うとは...
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