世界を読み解く方法私にとって最高の投資指南書、羽生善治「決断力」 私が投資家人生で一番参考にしている方は、ウォーレン・バフェットさんよりも、将棋の羽生善治さん。rennyさんとのお話の中でそんなことを語った。 2005年に出版された「決断力」との出会いにはじま... 2022.05.19世界を読み解く方法お薦めの本
中国古典柳緑花紅真面目。「しんめんもく」と「まじめ」。 柳緑花紅真面目(柳は緑花は紅、真面目) 宋代の詩人、蘇東坡(1037~1101)の詩の一節とされる。(レファレンス共同データベースによると、出典不明で作者は謎) 蘇東坡の詩は仏教の経典や語録を... 2022.05.18中国古典
世界を読み解く方法歴史に法則はない/カール・ポパー「歴史主義の貧困」 久しぶりにカール・ポパーの「歴史主義の貧困」を再読。 前回の読書メモは、序章をちぎっているだけなので、 おそらく中身はよく理解できないまま挫折したものと思われる。 歴史の行く末は予測不能/カ... 2022.05.08世界を読み解く方法
世界を読み解く方法価値があるとはどのようなことか? ジョセフ・ラズ「価値があるとはどのようなことか」。 価値(企業価値)と価格(株価)の差異に探すのが投資家の営みだから、この本のタイトルにすごく惹かれたのだけど、理解不能な内容だった。 価値というか... 2022.05.02世界を読み解く方法
投資で創った人生哲学カジノ化する社会に振り回されずに生きる 「楽して儲けたい」とは誰もが願うこと。でも世の中そんなにウマい話はないんだよね。 投資の世界でもレバレッジを使う手法があるが、うまくいく人は一握り。それも相当な努力をして、精神をすり減らした末に得ら... 2022.04.06投資で創った人生哲学偶然とリスクの諸相
脳と遺伝子の探求過去の記憶が色あせるから、時の流れを実感できる。 もしも覚えたことをいつまでも忘れない記憶力があったなら。そんな能力を手にしたら、状況が変化したときに、以前の記憶が鮮明すぎて邪魔で、新しい環境に適応できない。 そんな研究結果をネズミを使って示した論... 2022.03.04脳と遺伝子の探求「時」を読み解く
脳と遺伝子の探求新しい習慣に慣れるのにどれくらいかかるのか? 私たちは新しい習慣に慣れるのにどれくらいかかるのか? 池谷裕二「寝る脳は風邪を引かない」で、下記の論文が紹介されており、平均して66日ほどで行動が変容するとのこと。 Phillippa L... 2022.02.28脳と遺伝子の探求
お薦めの本脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか? 2018年から活動の「池谷脳AI融合プロジェクト」。人工知能を用いて脳の新たな能力を開拓し、脳の潜在能力は一体どれほどなのかを見極めること、を目的としているという。 このプロジェクトの代表、池谷裕二... 2022.02.25お薦めの本人工知能をめぐる議論
世界を読み解く方法ポール・ヴァレリー「精神の危機」「知性について」 ポール・ヴァレリー「精神の危機 他十五篇」より、「精神の危機」と「知性について」の読書メモ。 精神の危機 ポール・ヴァレリー(1871~1945)は、産業革命や資本主義などで世界をリードしたのが、... 2022.02.02世界を読み解く方法
お薦めの本がんは進化のプロセス/アシーナ・アクティピス「がんは裏切る細胞である」 アシーナ・アクティピス「がんは裏切る細胞である」は、「癌(がん)」に関する最新の知見がまとめられた興味深い一冊。 がんは多細胞という性質に特有の問題 ひとりの人間の一生の間に繰り広げられる細胞... 2022.01.21お薦めの本脳と遺伝子の探求生物と生命の不思議
中国古典不要不急と無用の用 不要不急。 先ごろはじまったCOVID-19の第5波では、あまり見聞きしなくなった。ただ「何が自分にとって不要不急だったのか?」と振り返る機会は、今後も継続的にあった方がいいように思う。 今の経済... 2022.01.17中国古典COVID-19
世界を読み解く方法人の目を曇らせる「思想」「嗜好」「習慣」(柳宗悦) 私たちが本質を見失いがちなのはなぜか? 柳宗悦がこんな言葉を残している。 「大方の人は何かを通して眺めてしまう。いつも眼と物との間に一物を入れる。ある者は思想を入れ、ある者は嗜好を交え、ある者... 2022.01.14世界を読み解く方法脳と遺伝子の探求
脳と遺伝子の探求ビジネス書は後知恵バイアスとハロー効果だらけ ダニエル・カーネマン「ファスト&スロー」は、その内容の記憶が薄れてきたら繰り返し読むべき一冊。先ごろ出版された続編「ノイズ」を読む前の復習にもいいだろう。 いわゆるビジネス書には大きく分けて二つ... 2022.01.11脳と遺伝子の探求
お薦めの本ドーパミンと起業家精神/リーバーマン&ロング「もっと!」 ドーパミンに関する最新脳科学を紹介した一冊、ダニエル・リーバーマンとマイケル・ロングの「もっと!」を読んでいて、起業家精神で日本がアメリカに適わない理由がよく分かった。そもそも遺伝子に端を発する違いな... 2022.01.03お薦めの本脳と遺伝子の探求
偶然とリスクの諸相不確実性を飼いならす? 不確実性は私たちの存在そのものでは? 二冊の本を同時平行で読んでいて、うーん…と思ったこと。 イアン・スチュアート「不確実性を飼いならす」 ルーシー・ジョーンズ「歴史を変えた自然災害」 数学者のイアン・スチュアートは、不確実性を... 2021.12.07偶然とリスクの諸相
「時」を読み解く時を読み解く際に必要な整理。4つの知覚体験。 アラン・バーディックは「なぜ時間は飛ぶように過ぎるのか」の中で、時間にまつわる議論が混乱に陥るのは、様々な知覚体験を1つの言葉で表現しようとするからだと指摘。次の4つの知覚体験に分けて考えるべきでは?... 2021.11.28「時」を読み解く
偶然とリスクの諸相マックス・ギュンター「運とつきあう 幸せとお金を呼び込む13の方法」 マックス・ギュンター「運とつきあう」。 同じ著者の「マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール」を読まれた投資家の方も多いのではないかと思う。 運をいかにつかむか?をテーマに13の技法をま... 2021.11.26偶然とリスクの諸相
脳と遺伝子の探求セロトニン運搬遺伝子と日本人の可能性 橘玲「スピリチュアルズ」を読み進める中で(←この本おもしろい!)、以前読んだエレーヌ・フォックス「脳科学は人格を変えられるか?」について、重要な部分を読み落としていたことに気が付き、たしかめた。 ... 2021.11.21脳と遺伝子の探求
世界を読み解く方法大局観は歳とともに身につくもの? 将棋やチェスの勝負師の思考法に触れて、投資家としてこれは身につけたい!と願った「大局観」。 大局観を身につけるには?/羽生善治&カスパロフ(07/12/18) この記事は20代だった14年前に... 2021.11.09世界を読み解く方法
古典に学ぶ人生論クロイソス×ソロン問答へのアリストテレスの反論(ニコマコス倫理学) アリストテレスの「ニコマコス倫理学」に興味はあるが、なんだか難しそうと迷ったものの、結局手に取ることにした。 40歳を過ぎ、いつ老眼に襲われるか分からないので、気になる古典は今のうちに目を通してお... 2021.11.03古典に学ぶ人生論