人生の哲学と科学

NO IMAGE 古典に学ぶ人生論

信頼するに足る存在とは?/内村鑑三「代表的日本人」

上場企業や運用会社のレポートで何を語って欲しいかと問われると、 きまって「失敗談が読みたい」と答えるのだが、あまり受け入れられない。 おそらく見栄やプライドが邪魔するのだろうが、 そういったものに囚われていない人こそが信頼できるのでは...
NO IMAGE 世界を読み解く方法

天職が気になって、マックス・ヴェーバー「プロ倫」を再読。

すっかり気に入ってしまったアニメ「ソードアート・オンライン」で、 「天職」や「天命」というキーワードが出てきたのがきっかけで、 マックス・ヴェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」 ...
世界を読み解く方法

高僧との禅問答のような…高川武将「超越の棋士 羽生善治との対話」

2010年9月から永世七冠達成の2018年1月までの7年間におよぶ 羽生善治さんへの全8回のインタビューをまとめた1冊、 高川武将「超越の棋士 羽生善治との対話」 うつ病経験者で...
NO IMAGE お薦めの本

体外受精はいまだ人体実験のレベルなのか?

昨年から今年にかけて開催された連続シンポジウム「激動する世界と宗教」。 その最終回の模様を収録した「宗教と生命 激動する世界と宗教」の中での、 生命倫理学を専門とする安藤泰至氏の発言に驚いた。 「体外受精の成功率を考えてみても...
NO IMAGE 人工知能をめぐる議論

シンギュラリティという言葉に気をつけろ!

最近、人工知能に関する本や記事を読んでいると、 シンギュラリティの定義が微妙にズレていることがある。 あれ? 人工知能が人より賢くなる地点じゃなかったよな? シンギュラリティとは? いま一度、本来の定義を振り返ると、 「シ...
NO IMAGE 世界を読み解く方法

絶版本 ノルベルト・ボルツ「意味に餓える社会」を要約

1997年に書かれたノルベルト・ボルツ「意味に餓える社会」。 結構お気に入りの本で、数年に1度読み返しているのだけど、 だいぶ前から絶版のまま入手困難なのが残念。 原題はドイツ語で"Die Sinngesellschaft"。 その...
NO IMAGE お薦めの本

心が通じ合うとは、相手の言葉が予測できること?/池谷裕二「できない脳ほど自信過剰」

脳科学の論文を紹介したコラムをまとめた 池谷裕二「できない脳ほど自信過剰」 このなかで一番興味深かったのは、 「気が合う」を科学的に解明しようとする研究者の論文。 ...
NO IMAGE 古典に学ぶ人生論

荘子と徒然草の人生論。人が未来を憂い、現在の欲望を抑えることは難しい?

これだけ暑い日が続くと、地球温暖化を身近に感じる人が増えるだろう。 でも将来的な気温上昇に備え、これまで何か行動してきたかというと…。 まぁ人間とはそんなものだと思う。 そもそも世界は主観的にしか捉えられないし(ユクスキュル「環世界」...
NO IMAGE 生物と生命の不思議

脳の進化にまつわる誤解。ポール・マクリーン「三位一体脳モデル」の間違え。

デイビット・J・リンデンの「 脳はいいかげんにできている」。 ふと同じような話を昔読んだことがあるような?と調べていたら、 脳の見方に関するありがちな間違えに気付かされた。 脳は3段アイスのようなもの? 「人間の脳は、三段...
世界を読み解く方法

世界は主観的にしか捉えられない/ユクスキュル「環世界」

グリーンエネルギーの旗手とされてきた原子力発電が、 押し寄せる津波により一夜にして善から悪へと転落した。 人間の知性の限界を思い知らされる事象に遭遇し、 様々な古典に世界を読み解く方法を求める中で、 最も響いた考え方が ユクスキュ...
NO IMAGE パスカル「パンセ」

知恵とは、敬意とは…/パスカル「パンセ」

久しぶりにパスカル「パンセ」を読み返し、改めて目に止まった断章をメモしておく。 知恵はわれわれを幼年に向かわせる 知恵はわれわれを幼年に向かわせる。(幼子のようにならなければ!)とくに文脈もないので勝手な解釈になるが、「知恵」とは「好奇...
パスカル「パンセ」

神はあるか、ないかの「パスカルの賭け」。神を投資に読みかえると…

フレーズ・パスカルは「パンセ」の中で読者へこう問いかける。 「 この世に神がいるか、いないか。あなたはどちらに賭けるか?」 通称「パスカルの賭け」と呼ばれる意志決定論の起源とも言える。 以前にもこの断章を用いて 投資の本質に迫ろう...
世界を読み解く方法

羽生善治さんの学習の高速道路論

毎年ゴールデンウィークに再編集することを習慣にしている、 かつて将棋の羽生善治さんが語った「学習の高速道路論」。 昨年2017年は「永世七冠」を達成するという偉業もあったので、この1年で出版された著書のほかに、その時の記者会見も含めて編集し...
NO IMAGE 古典に学ぶ人生論

明恵上人、島に宛てて手紙を書く。

19歳から死の間際まで生涯にわたって、 見た夢を記録し続けた鎌倉時代の名僧、明恵(1173~1232)。 夢に本気で取り組んだ人物を探せば、 ジークムント・フロイト(1856~1939)まで時代を下ることを考えると、 かなり尖った人...
NO IMAGE 古典に学ぶ人生論

マキャベリ「君主論」第25章より運命論

本屋でマキャベリ「君主論」が文庫で平積みされていたので買った。 私の本棚には塩野七生の「マキアヴェッリ語録」しかなかったのだ。 あらためて全文を読むと、やはり第25章の運命論が興味深い。 「もともとこの世のことは、運命と神の支配にまか...
NO IMAGE 世界を読み解く方法

調理法と動物愛護をめぐるバカげた話

スイスでは3月からロブスターを生きたまま茹でたら違法になるそうだ。 条文ではこんな風に定められているとか。※トムソン・ロイターの記事より 「ロブスターなどの活きた甲殻類は氷や氷水に漬けて輸送してはならない。水中生物は常に自然と同じ環境で...
お薦めの本

山中伸弥×羽生善治「人間の未来 AIの未来」

山中伸弥教授と将棋の羽生善治さんの対談本を読んだ。羽生さんの発言からいくつかピックアップして編集しておく。AIに「ふなっしー」は作れない本のタイトルでもあるAIに関しては目新しい話はなかった。昨年出版された羽生善治「人工知能の核心」でも書か...
生物と生命の不思議

フライングの脳科学。人は何秒で反応できるか?

織田一朗「時計の科学」を読んでいて、ふと気になる記述があった。 「国際陸連がフライングの規定を「1000分の100秒」に設定した根拠は、生理学の古典的な論文の「人間が外的刺激を感知し、大脳が判断して、身体が反応するのに必要な時間は、最低1...
NO IMAGE 人工知能をめぐる議論

脳をネットにつなぎ、思考を拡張する未来が間近?

昨年末にNHKで放送されたAIの番組がおもしろかった。 人間ってナンだ?超AI入門 特別編「今そこにある未来 ヒト×AI=∞」 昨年春に出版された、吉成真由美「人類の未来」の元になった インタビュー映像をAIを切り口に編集し直したもの...
古典に学ぶ人生論

40歳。古典に学ぶ人生論。

今年、40歳になる。 というわけで新年は40歳にちなんだ古典を読み解いてみる。 40歳の人生論(孔子・白楽天・ゲーテ) よく「不惑の四十」といわれたりするのは「論語」に由来する。 「子の曰く、吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ...