欲求のピラミッド。マズローは否定され、今はケンリックが支持されている。

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私たち人間の欲望・欲求を構造化しようという試みの中で、
一番有名なのは1943年に心理学者、マズローが示したピラミッド。

マズローのピラミッドは、自説の補強に引用される例を多々目にするが、
近年では最新の知見を踏まえた、別のピラミッドが注目されているらしい。

その一つが進化心理学の研究から生まれた、ケンリックのピラミッド。

この論文のマズローとケンリックのピラミッドに日本語訳を付けて並べると、

ケンリックは生物が進化とともに獲得してきた欲求に沿って、
マズローのピラミッドを修正・更新したということのようだ。

ケンリックのピラミッドが一段ずつ段階を踏む形ではなく、
それぞれの欲求が重なり合っているのは、
マズローのように段階を踏んで、欲求が置き換わるものではないから。

“The model also depicts the later developing goal systems as overlapping with, rather than completely replacing, earlier developing systems. Once a goal system has developed, its activation will be triggered whenever relevant environmental cues are salient.”

この論文には下記のようなことも書かれていて、

“Unfortunately, many behavioral scientists view Maslow’s pyramid as a quaint visual artifact without much contemporary theoretical importance.”

とりあえずマズローのピラミッドを安易に引用して、
あれこれ言うのは控えた方がいいということだね。

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