ドレイク方程式を運命の出会いに応用する。その確率は?

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夫婦円満の秘訣なんて尋ねられてもよく分からない。
とりあえず参考になるかもしれないドレイク方程式を紹介しよう。

昨年亡くなった天文学者、フランク・ドレイクが1961年に発表した方程式。
地球外の知的生命体が宇宙にどれくらいいるかを計算するための式。

これに倣って運命の人と出会う確率を計算した人がいる。

著者は現在の自分と彼女となり得る人は何人いるか以下のように求めた。

60,975,000 人(イギリスの全人口)

 × 0.51(イギリスの女性比率)

 × 0.13(ロンドン住むイギリスの女性の割合)

 × 0.20(ロンドン在住女性のうち24~34歳の割合)

 × 0.26(ロンドン在住24~34歳の女性で大学を卒業している人の割合)

 × 0.05(上記に合致する女性を著者が魅力的と感じる割合)

 × 0.05(その女性が著者を魅力的と感じる割合)

 × 0.50(そのうち独身の割合)

 × 0.10(そのうち仲良くなれる確率)

= 26人

この結果、運命の人と出会う確率を「0.0000034%」と結論づけた。
地球外生命体と出会うよりも100倍の確率だそうだ。

でも著者があげている女性に求める条件はかなり緩くない? 
「0.05」のところに趣味が合うとか、気が合う要素が入ってるのかな? 
そのあたりがよく分からないが、もっと好みをあれこれ追加すると、
宇宙人と出会うような確率となり、かぎりなくゼロに近づくのだろう。

つまり、奇跡に近いような確率を乗り越えて、
この人が運命の人である!と仮説を立てることが結婚につながる。
そして生涯にわたってこの仮説の証明に挑むことが結婚生活なのだ。

もちろん、仮説の前提となる部分で大きな勘違いがあったり、
犯罪・暴力・借金・浮気などの重大事象が起きてしまったら、
その仮説は間違えだったと投げ捨てなければ人生の無駄遣い。
だが、結婚生活での不満の多くはこのレベルのものではないだろう。
それならば、仮説の証明に勤しむ以外の選択肢はないのだ。

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