人生の哲学と科学

生物と生命の不思議

サヴァン症候群・共感覚と私自身の謎

最近、共感覚に興味を持って下記のような本を読みあさっている。 ダニエル・タメット「ぼくには数字が風景に見える」 ジェイソン・パジェット「31歳で天才になった男」 岩崎純一「音に色が見える世界」 リチャード・サイトウィック&...
人工知能をめぐる議論

「君の名は。」に学ぶ、物語のつくりかた。

映画好きの妻に連れられて、映画「君の名は。」を観に行った。観客を引き込む物語の作り方にこの分野もそうなのか!と変に感動。 推理小説やSF小説の根幹となるトリックや仕掛けは、これまで数多く書かれてきただけに、出尽くしたようなところがある。で...
世界を読み解く方法

人は善悪の境界を引くと暴力的になる。

私たちが直面する様々な社会的課題を投資家が解決できるのでは?そんな問題意識を持って、私の元に取材にやってくる方達がいるが、ご期待にそえるような話ができたことがない。 もちろんマイクロ投資のような小さな事業への出資であれば可能だが、環境問題...
世界の名言・名文

人生とは星を見つけ、星座をつむぐこと。

荻原井泉水(1884~1976)のエッセイ「星を拾う」より、俳人である著者が自選の句集を編集する中でふと思い出した言葉。 「人生というものは塵芥の中から宝石を見出すということである。」 そしてその宝石を夜空の星に見立てて、そこに星座...
お薦めの本

人工知能 vs 棋士/大川慎太郎「不屈の棋士」

将棋界で観戦記者が、羽生善治、渡辺明をはじめとする代表的な棋士11名に、将棋ソフト(人工知能)をテーマに行ったインタビューをまとめた一冊。 多くの棋士の発言から私なりの判断をまとめると、 将棋ソフトの実力はトップレベルの棋士と同等か...
投資や経済の話題

人間より人工知能の方が投資がうまい?

イギリスのEU離脱ショックから1週間も経たずに、 金融市場ではまるで何もなかったかのような景色に戻っている。 Bloombergにこんな記事を見つけた。※和文は抄訳 勝ったのはコンピューター、生身トレーダーは防戦-英EU離脱ショック...
生物と生命の不思議

唐辛子の生存戦略。その辛さは本来、鳥へのラブコール。

昔は「ハバネロ」が世界一辛い唐辛子と聞いたような気がする。今はその数倍の辛い「キャロライナ・リーパー」という品種が世界一だとか。 辛さを追い求める人間によって世界中で生産されるようになった唐辛子。でも唐辛子の辛さは「鳥」に食べて欲しいがた...
生物と生命の不思議

脳は不平等な方が安定し、サッカーは均質な方が強い。

昨日に続き、池谷裕二「脳はなにげに不公平」より。本書のタイトルの元となった、2013年に著者が発表した論文、 Inter pyramid spike transmission stabilizes the sparseness of ...
お薦めの本

性善説が科学的に証明された?/池谷裕二「脳はなにげに不公平」

池谷裕二「脳はなにげに不公平」。脳科学者が最新の論文を紹介しながら書いたエッセイ集。 かなり面白かったのでいくつか紹介していこうと思うけど、まずは古代より続く「性善説vs性悪説」が科学的に決着?という話。もとになった論文は2012年に発表...
お薦めの本

老化の黒と若返りのピンク/野村順一「色の秘密」

白・黒・紺の服装がメインだった妻に「葬式みたいでヤダ」とねだったら、この春からピンク色や水色の服も着てくれるようになった。 最近ふと、、、キレイに見えるんじゃなくて、実際キレイになってないか?と目の錯覚か、単なる盲目か、でも昔なにかで色に...
世界を読み解く方法

ネットの評判がリアルを支配する「勝手に選別される世界」

IT革命の恩恵で簡単に多様な情報や価値観に触れられるようになった。私たちの情報収集が受動的ではなく、能動的に変わり、当初の悩みといえばあらゆる分野で「学習の高速道路」が整備され、高速道路を駆け抜けた先の大渋滞をどう抜け出すのか?だった。 ...
古典に学ぶ人生論

宮本武蔵「五輪書」の奥義を要約・編集

今月のNHK「100分 de 名著」は宮本武蔵の「五輪書」か。中国古典の諸子百家(論語や老子など)のように、読み手の立場や心境によって形を変える魅力を持つ、日本の古典の中では希有な一冊といえる。 「渡を越すといふは、たとえば、海を渡る...
お薦めの本

植物は<知性>をもっている

植物に知性はあるのか? そう問われてふと思い出すのは「CSR三角形仮説」。 CSRといっても"Corporate Social Responsibility"ではなく、 植物の生存戦略を3つに分け、その頭文字を取ったもの。 ...
世界を読み解く方法

未来のことは分からない。その善悪であればなおさらだ。

明らかに人選ミスと思われる有識者ヒアリングを受けた。 2050年のあるべき社会・経済の姿を語って欲しいと…。 ブログの過去記事を追ってもらえれば分かるとおり、 金融危機や3.11を経験したことで、 未来が現在・過去を評価するのだから… ...
世界を読み解く方法

弱さは強さの欠如ではない/松岡正剛「フラジャイル」

経済的な合理性・効率性の追求をよしとする社会では、 日本人の感覚が滑稽なものに見えるというのが前回の話。 弱みを克服しなければ!という思考に陥りがちだけど、 そうした物の見方では世界を正しく読み解けないのでは? というのが最近のモヤ...
世界を読み解く方法

プラトンの神遊び/ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」

ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」に触れた記事が最近人気。 遊びこそ文化の起源/ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」 遊び上手だった日本人/ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」 ウェブ上にこの本について言及したページが少ないからみたい。 ...
世界の名言・名文

小魚を煮るように国を治めよ/老子「治大国若烹小鮮」

老子の第60章にこんな一節がある。 治大国若烹小鮮 大国を治むるは、小鮮を烹るがごとし。 小魚を煮るときは型崩れしないように弱火でじっくりと。 大国の統治も料理と同じだと老子は説いた。 「私は収穫の時には立ち会わないかもしれないが、今...
投資で創った人生哲学

投資で学んだ論理より直感の生き方

世間的には私の結婚の決断は異常な速さだったらしい。 ふりかえればちょうど1年前の今日、交際前の妻に 「この先私が結婚することがあるなら○○さんしかいない!」 と思ったことをそのまま口にしたのが事の始まり。 その事件の約100日前には...
お薦めの本

曲解された進化論/長谷川眞理子「進化とはなんだろうか」

著者はNHK「100分de名著」のダーウィン「種の起源」の講師。 岩波ジュニア新書だから読みやすいかな?と手にとった。 進化論に対して世間が大きく誤解している点が2つあるという。 自然淘汰が適応を生み出すように目的を持って働いてい...
世界を読み解く方法

私たちは「数」で「質」を評価する方法しか持たない

今年注目のイベントといえば、やはりアメリカ大統領選挙。 共和党の候補はドナルド・トランプ氏になってしまうのか? 正気なのか、はたまた「大衆」に媚を売っているだけなのか…。 「大衆とは良い意味でも悪い意味でも、自分自身に特殊な価値を認めよう...