投資や経済の話題

投資や経済の話題

貨幣に正義を見たアリストテレス(ニコマコス倫理学)

貨幣経済。これはなにかと批判の対象になる。たとえば、日本に貨幣が定着し始めた時代に書かれた蓄財批判(徒然草)児童書と思われたミヒャエル・エンデ「モモ」の背景といったあたりがすぐに思い当たる。昔も今も批...
お薦めの本

今なお続く「民主制vs独裁制」の原点/ヘロドトス「歴史」

ヘロドトス「歴史」再読まとめのつづき。クロイソスとソロンの富と幸福にまつわる問答 巻1・30~31(岩波文庫・上巻P31~36)理想の統治体制の議論 巻3・80~82(岩波文庫・上巻P392~396)...
社会や政治の問題など

民主制、寡頭制、独裁制。理想の統治体制はどれだ?/ヘロドトス「歴史」

前回に引き続き、ヘロドトス「歴史」の再読メモ。岩波文庫・上巻での読みどころは特に次の2箇所だと思う。クロイソスとソロンの富と幸福にまつわる問答 P31~36理想の統治体制の議論 P392~396リュデ...
社会や政治の問題など

日本の金融所得課税は庶民に重め

今朝、テレ東のモーサテを見ていてこんな図表が出てきたのでメモ。余談だが、毎朝録画したモーサテを観ながらヨガをするのが習慣になった。 出所が示されていなかったので調べたところ、財務省が今年1月に公開した...
COVID-19

コロナでお酒に弱くなる。ノンアルコール・ペアリングに期待!

世間では緊急事態宣言解除で酒解禁に沸いているが、私はお酒に弱くなったことを思い知らされ、今後はほとんど口にしないと思う。私にとっては定期的に口にする機会がないと、飲めなくなるものだったようだ。COVI...
COVID-19

元に戻ったら…は迷走のはじまり

ここ1年半のお決まりの挨拶に「元に戻ったら…」というのがある。その未来は来るのだろうか?  そもそも来ない方がいいのかも?バブル崩壊以前の「元に戻りたい」と願い続けた日本は、ズルズルと失われた10年、...
食文化と美食探訪

京都の料理人が定めた飲食店の安全基準

今月初めに視聴した和食文化学会のセミナーで、菊乃井や瓢亭、木乃婦などの京都の名だたる料亭が共同で、独自の安全基準“Chef's Criteria of New Normal”を策定したことを知った。現...
投資や経済の話題

株式市場にもチアリーダー効果?

チアガールは一見華やかに見えるが、改めて個々のメンバーを眺めてみると…。という現象は「チアリーダー効果」と呼ばれており、Hierarchical encoding makes individuals ...
IR情報等から企業を見る

海外との比較から鉄道事業の未来を考える

鉄道業界の2021年3月期の決算。各社一斉に最終赤字なんてことは、今後もなかなかないだろう。 いつかは2019年3月期以前の姿を取り戻すことができるのか?  この先を考える上で海外との比較が参考になる...
COVID-19

今は引きこもりが正義。世間の善悪はコロコロ変わる。

地元からほとんど動かない生活がすっかり定着した。年初から何回電車に乗ったか数えてみたら10回。仕事絡みが2回、健康診断と歯医者が1回ずつ、残りは外食。自家用車はなく、1度レンタカーを借りて箱根を旅した...
お薦めの本

平山賢一「日銀ETF問題」が提言する出口戦略

平山賢一「日銀ETF問題」を読んだのを機に、2年前に調べた日銀の統計データを更新してみた。 日銀のETF投資が東証一部時価総額に占める割合の推移。 議決権行使がどうなっているのか気になっていたのだが、...
投資や経済の話題

都内のマンション価格、高すぎない?

2019年10月の台風を機に、今後の温暖化による異常気象を考慮すると、多摩川近くの低地から離れた方がよかろうと、引越先を探している。 2021年に入ってから、マンション価格がおかしい気がする。城南地区...
資本主義問題

ゲオルク・ジンメル「近代文化における貨幣」(1898年)

投資家人生もだいたい半分を折り返し、残り20~30年だろうから、ここらで一度、資本主義の問題点を自分の中で整理し、これからを考えるヒントにしたい、というのが最近のテーマ。ゲオルク・ジンメルの「貨幣の哲...
資本主義問題

格差はエントロピー増大の帰結/矢野和男「予測不能の時代」

この宇宙で「エントロピー増大の法則」に逆らえる存在はない。この法則を経済現象に当てはめて、富が生まれる源泉を説いた、長沼伸一郎「現代経済学の直観的方法」になるほど!だった。今度は矢野和男「予測不能の時...
お薦めの本

ブランコ・ミラノヴィッチ「資本主義だけ残った」

ブランコ・ミラノヴィッチ「資本主義だけ残った」を読了。 この本の要点となる2つの資本主義のかたちについては、 リベラル能力資本主義(アメリカ) 政治的資本主義(中国)すでに著者の別の論文から、まるっと...
国際政治・外交と地政学

正義のかたちと知性の限界/高坂正堯「国際政治」

頭の中の振り子が地政学や外交の方へ振れると、読み返さなきゃ!と思うのが、高坂正堯氏(1934~96)の著作。といっても、手元には「文明が衰亡するとき」しかなかったので、先日Kindleでセールをしてい...
世界と日本の経済史

図解 ヴェネツィア 衰亡の要因/高坂正堯「文明が衰亡するとき」

繁栄を謳歌したヴェネツィアの衰亡が今の日本に似てる?と言われることもあるので、高坂正尭「文明が衰亡するとき」P116~157を再読して図解。外部環境の変化 オスマン・トルコの攻勢…1463~79の戦争...
資本主義問題

ジョージ・ソロスの“reflexivity”(再帰性・相互作用性)

“Foreign Affairs”別冊アンソロジーを読んだのを機に、グローバル資本主義の問題点をえぐった名著をということで、1998年に出版された一冊を取り寄せた(日本語版は1999年)。ジョージ・ソ...
お薦めの本

マジックマネー、資本主義の衝突、デジタル独裁国家/“Foreign Affairs”別冊アンソロジー

危機の時は“Foreign Affairs”の別冊アンソロジー東アジアの地政学について学んでいて、あ!と思い出して購入したのが、“Foreign Affairs”の別冊アンソロジー「パンデミック後の世...
国際政治・外交と地政学

東アジアの地政学を学ぶ

岡本行夫「日本にとって最大の危機とは?」を読んだのを機に、東アジアの地政学を学んでおきたいなと思い、とりあえず以下の2冊を読んだ。茂木誠「日本人が知るべき東アジアの地政学」 秋本利秋「逆さ地図で解き明...