経済はコスモスとカオスの間に

この記事は約1分で読めます。

「経済」というものは、本当にとらえどころがない。

そうしみじみ感じたとき、語源のできの良さに驚いた。

"economy"の語源は、古代ギリシアの"oikonomia"。

そして"oikonomia"(オイコノミア)は、

  • 「家」を意味する"oikos"(オイコス)
  • 「規則・規範」を意味する"nomos"

の合成語。

そして「オイコス」の位置づけは、

"kosmos"(コスモス)と"chaos"(カオス)の間だ。

秩序と無秩序、有限と無限、自然と人工…

その間に挟まっているのが社会であり経済なんだ。

だから経済とは振り子のように秩序と無秩序を往き来するもの

学問の目的の1つは、カオスにコスモスをもたらすこと。

でもそれはカオスな顔をコスメテックして、コスモスを装うのと同じ。

変に化粧をせず、ありのままの世界を見たいものだ。

コメント