都内のマンション価格、高すぎない?

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2019年10月の台風を機に、今後の温暖化による異常気象を考慮すると、
多摩川近くの低地から離れた方がよかろうと、引越先を探している。

2021年に入ってから、マンション価格がおかしい気がする。
城南地区(大田区・世田谷区・品川区・目黒区)の坪単価が、
少し前の山手線内側の都心部と同じような価格になったような?

何で読んだか忘れてしまったが、
東京の不動産価格の上昇は「の」の字型で伝播する、
というような話だったので波が押し寄せてきたのだろうか?

世界的に低金利が続いている影響で、
都心のタワーマンションが投資対象になって、
価格が上昇するというのは、まぁあり得ない話ではないと思う。

でも投資用ではなく、居住用の地域まで値上がりするってどういうこと?
人口が増えることがない国でどうしてこんなことが?

自分なりに、ひとつ仮説を立ててみた。

ブランコ・ミラノヴィッチ「資本主義だけ残った」のなかで
高学歴・高収入同士の結婚が格差を広げているという指摘があった。
もしかして夫婦が2人とも住宅ローンを組むようになって、
それが住宅価格を押し上げる要因になっているのでは?

そこで日本銀行の統計から、

  • 住宅資金/新規貸出/個人向け貸出金/銀行勘定、信託勘定、海外店勘定の合計/国内銀行
  • 住宅資金/残高/個人向け貸出金/銀行勘定、信託勘定、海外店勘定の合計/国内銀行

の統計データを過去30年分グラフ化してみたのだが、

近年、住宅ローンの新規貸出が目に見えて増えた、というようなことはない。
この仮説は外れのようだ。

しかし国内の住宅ローン残高の総額が130兆円って…。

1990年のバブル崩壊にともない「購入した住宅の時価 < 住宅ローン残高」
なんて悲劇を経験した方も多いと見聞きしていた。
そして今は引退前に退職金をもらえる人も稀だろうから、
退職金を使ってローンを完済するなんてこともできない。

だから住宅ローンの新規貸出は減少しているものかと思っていたが。。。
なにやらモヤッとすることが増えただけだった。

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