図解 ヴェネツィア 衰亡の要因/高坂正尭「文明が衰亡するとき」

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繁栄を謳歌したヴェネツィアの衰亡が今の日本に似てる?と言われることもあるので、
高坂正尭文明が衰亡するときP116~157を再読して図解。

外部環境の変化

  • オスマン・トルコの攻勢…1463~79の戦争の末、東地中海での交易条件が悪化。
  • フランス シャルル8世のイタリア侵攻(1494)。以後スペインなど西欧諸国による侵略が続く。
  • 東インドへの新航路(ヴァスコダガマ・喜望峰ルート 1502)→利益率の高い香料貿易の独占的な地位の消失
  • 船の材料となる木材の不足(地中海の気候は雨量が少なく夏は乾燥。樹木を伐採しすぎると再生不能に…)

内部環境(過去の成功へのこだわりとリスク回避)

  • ヴェネツィアがガレー船にこだわる中、オランダ・イギリスは大砲を備えた丸形帆船で制海権を握った。
  • リスボンとアントワープでの香料貿易の独占権を獲得するチャンスはあったが、大西洋航路の貿易に関心を示さなかった。
  • 自由と競争の象徴だったパドヴァ大学が保守化(1610年、ガリレオ・ガリレイが大学を去ったのが象徴的)
  • 貴族がリスクの高い貿易よりも、不動産収入を好むようになった。
  • 適齢期の貴族男子の未婚率が上昇。16世紀は50%、17世紀には60%。経済が収縮する中、生活水準を保つために家族を増やさない。
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