投資や経済の話題

投資や経済の話題

世界の1人あたりの所得分布

BRICsという言葉が流行した2000年代前半からこの十数年、新興国を投資対象としてまったく考えてこなかった。それは次のような疑問があったから。新興国がやがて先進国へ発展するという考え方は正しいのか?...
投資や経済の話題

財務情報と乖離する株価/バルーク・レブ&フェン・グー「会計の再生」

投資家向けの情報として財務情報の有用性が低下している。そんな問題提起がされた一冊、バルーク・レブ&フェン・グー「会計の再生」。ESG投資が世界的に広まった背景の一つとして、この本の原書が紹介されていた...
食文化と美食探訪

菓子と薬の「ういろう」の歴史

おととい小田原にある「ういろう」という店に立ち寄り、病気ではないが天然植物を原料とした古来の製法による薬を買った。一般的に「ういろう」と聞くと菓子を思い浮かべる。だが元の滅亡に伴い日本に亡命した「外郎...
投信ビジネスの闇と再生への道

週刊エコノミスト1月29日号の記事への補足

今日発売の週刊エコノミスト1月29日号に寄稿した記事について、紙面の都合上、書き足りなかった内容を補足しておく。 ESG投資残高の統計データについて記事の中では日本サステナブル投資フォーラムの発表数値...
お薦めの本

宇宙ビジネスの入門書と関連ファンド

年末のランチ会で宇宙ビジネスは投資対象としてどうなのか?と問われたが、この分野をほとんど学んでいなかったので、まずは手始めに「宇宙ビジネス入門」という題の本を手に取った。 石田真康「宇宙ビジネス入門」...
投資や経済の話題

問答集2(株価暴落、S&P500とNYダウ、マリファナ)

月に1度のランチ会での問答より。(2018年12月27日実施) 問:先日の株価暴落でどう動いたか?答:クリスマスプレゼントだと思って全力買い!この日の2日前のクリスマスに日経平均が1,000円超の下落...
投資や経済の話題

個人投資家としての2018年

というタイトルで毎年まとめているが、今まさに今年はじめて投資に対して前のめりになった感じ。年末の株価下落よりも羽生さんの無冠がショック今年最も衝撃的だったのが、将棋の羽生善治さんの無冠への転落。私が投...
お薦めの本

愛と平和を説きつつ戦うのはなぜ?/石川明人「キリスト教と戦争」

なぜキリスト教は愛と平和を説きながら、戦争ができるのか?そんな素朴な疑問をキリスト教徒の著者が読み解く、石川明人「キリスト教と戦争」が興味深かったのでメモ。現在のカトリック教会の戦争に対する立場現在の...
お薦めの本

エシカル消費よりも寄付の選別に頭を使え!/ウィリアム・マッカスキル「効果的な利他主義宣言!」

本屋でたまたま手にとったウィリアム・マッカスキル「効果的な利他主義宣言! 慈善活動への科学的アプローチ」目次を開いて飛び込んできた文言にビックリ。第8章 搾取工場の商品を避けるべきでない道義的理由これ...
投資や経済の話題

問答集1(日本と韓国の関係、GAFAへの投資スタンス)

9月から月に1度、同じメンバーで昼ごはんを食べながら、投資をはじめ様々な質問に私が答えるという機会をいただいている。調べ物をしながらブログにまとめるのと違って、瞬発力で回答するから思っていることが素直...
投資や経済の話題

SBI証券iDeCoのバランスファンド・資産配分割合の比較

来週iDeCoの商品選びの解説をする際の参考資料として作ったもの。初めて投資をする方は、バランスファンドから始めるのがいいのかな。複数のファンドを組み合わせる場合でも資産配分の参考にできそうだから、S...
金融危機2007~?

リーマン・ショック後の金融緩和が格差を広げた?

最近読んだ、ジャック・ペレッティ「世界を変えた14の密約」の中で、 2008年の金融危機以降に実施された量的緩和のカネの95%が1%のカネ持ちへ流れていった。との興味深い記述があり、こういうのを見せら...
IR情報等から企業を見る

会計トリックスター・ゴーンの失脚は必然

十数年来どう評価すべきか悩みのタネだったカルロス・ゴーンの会計操作。リバイバルプランの会計演出ゴーン就任直後の1999年3月期から2000年3月期のV字回復は、会計操作による演出だった話は、たびたび紹...
IR情報等から企業を見る

40歳にして初めてディズニーランドへ行く

東京生まれの東京育ちながら、今まで縁のなかったディズニーランド。JALの顧客に貸切でディズニーシーを開放というチケットをいただいて、40歳にして生まれて初めてディズニーランドに行ってきた。19時30分...
投信ビジネスの闇と再生への道

インデックス投資の広がりは、個人投資家の金融リテラシー向上の証だろうか?

投資信託協会の統計データを使って調べ物をしていてふと気がついたこと。株式投信に占めるインデックス投信の割合がかなりの勢いで上昇している。一部の知恵ある個人投資家だけでなく、全体的に金融リテラシーが向上...
お薦めの本

日本企業に投資するなら長寿の同族企業?/ファミリービジネス白書2018

日本企業には自分の在任期間中だけなんとか乗り切れれば、といったサラリーマン経営者が多いと揶揄されることがある。私が投資している日本企業も11社のうち7社が創業家の経営者。魅力的な企業を選ぼうとすると、...
投信ビジネスの闇と再生への道

付き合う金融機関で運用損益がこんなに変わる!

森信親氏が今年7月に金融庁長官を退任。私の中での森長官のイメージは、金融機関の悪しき慣習を糾弾し、一般市民が資産形成を行う環境を改善しようと尽力してくれた人。とくに2017年4月の業界関係者に向けた講...
社会を意識した投資

海外ではバージョンアップしたSRIの定義

日本で"SRI"というと、"Socially Responsible Investment"の略であり、武器やタバコなどの社会的によろしくない産業に投資しない、ひと昔前の投資手法と認識されているように...
社会を意識した投資

CSRに熱心な企業ほど租税回避に積極的?

2014年にノーベル経済学賞を受賞したジャン・ティロール。そのティロールが一般向けに書いた経済書の翻訳本が、今夏に出版されていたことを知り、さっそく読み進めている。第7章「企業、統治、社会的責任」で、...
日本の歴史と文化

ルターとトランプ、カルヴァンと行基がなんとなく似ている。

マックス・ヴェーバー「プロ倫」の再読のついでに、ルターやカルヴァンの宗教改革を思い当たる話と結びつけてみる。ルターとトランプルターがラテン語の聖書をドイツ語に翻訳したことは、ローマ・カトリックのエリー...