確定申告の時期だね。
近年、ネット証券は手数料で優劣を比較できなくなったから、
特定口座の報告書が届いた順で、顧客重視の姿勢を比較するのも一興。
さて今日は例年質問が増える、海外口座で運用した場合の税金。
オフショア、タックスヘイブンという言葉にまどわされて、
海外口座にお金を移せば税金がかからないと勘違いしちゃダメ。
日本に住んでる人には「全世界の所得に対して所得税を課税」される。
あくまで口座のある国で無税であって、日本の所得税はかかるんだよ。
国内口座でも海外口座でも、日本の居住者であるかぎり、
利子は利子所得、配当は配当所得、株の譲渡益は譲渡所得。
ちなみに昔、国税庁の税務相談室へ質問をしに行ったら、
確定申告の際、取引明細を日本語訳して提出してね、と言われた。
それから「預金封鎖に備えて海外口座を!」なんて人もいるけど…。
もし預金封鎖になったら、どうやって海外から日本へ送金する気?
結局、日本に戻したときに奪われるか、そのまま寝かしておくだけかな。
いずれにせよ、中途半端なことをすると手続きが面倒なだけ。
日本を捨てて海外に移住しないかぎり、海外口座なんて無意味。
ちなみに今、日本の所得税は、株の譲渡・配当の税金は10%だよね。
こんなに税率低い国は、他の先進国に見当たらない気がするけど…。
実は日本が資産運用のタックスヘイブン国だったりして!(笑)
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