日本で”SRI“というと、
“Socially Responsible Investment”
の略であり、
武器やタバコなどの社会的によろしくない産業に投資しない、
ひと昔前の投資手法と認識されているように思う。
でも海外では”SRI”の頭文字に当てる言葉を差し替えることで、
時代に合わせた定義のバージョンアップをしている。
“Sustainable, Responsible and Impact Investing“(US SIF)
ちなみに日本のSIF(日本サステナブル投資フォーラム)では、
SRIの他に責任投資やESG投資、インパクト投資などなど
いろいろな投資手法の名称が乱立し始めたため、
全体を総称して「サステナブル投資」と呼ぶことにした。
そしてサステナブル投資を
- 地球と社会の持続可能性に配慮した投資であること
- 1.の投資プロセスや社会的な効果を資金の供給者に対して開示していること
の2つを満たした投資と定義づけしている。
定義まで読んでようやく海外のSRIと同じものというのが分かる。
本当は「サステナブル」とか「ESG」とか、
日本語に訳すのを諦めた用語を使っているうちは、
日本人の脳にしっくりこないから普及しないんだよね。
こういう経緯に関わっていて思うのだけど、
明治時代に英語を日本語に翻訳した人たちは本当に凄い!
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