投資や経済の話題

COVID-19

暴落はなぜ起こるのか?

3月上旬、ニューヨーク市場で株価が暴落し、必殺技の名前のような「サーキットブレーカー」が連発された頃、「このような行き過ぎた株安はなぜ起こるか?」というような質問を受けて、こう答えた。私もはっきりとし...
COVID-19

17世紀の小氷期とパンデミック

歴史的な気候変動は、主に太陽の黒点活動や火山の噴火で説明されるが、興味深い説をチャールズ・C・マン「1493」の記述に見つけた。2003年に古気候学者ウィリアム・F・ラディマンが発表した説で、1550...
お薦めの本

経済学の勝者を決める同盟ゲーム/長沼伸一郎「現代経済学の直観的方法」

私が資料を作るときによく使用する図解にこんなのがある。企業は投資家・従業員・消費者すべての要求を満たすことは不可能だから、投資家が自分さえ儲かればという姿勢でいると、商品やサービスの品質低下(偽装問題...
お薦めの本

物理学で現代社会を読み解く/長沼伸一郎「現代経済学の直観的方法」

緊急事態宣言下の4月上旬に出版された、長沼伸一郎「現代経済学の直観的方法」この本は電子書籍ではなく紙で読みたくなったのだが、なかなか手に入れることができず、ようやく読み終えた。経済学の本質が直観的に分...
COVID-19

遠くの金持ちより、近くの縁者。

星野リゾートの星野佳路さんが、これらのホテル事業の展望し、「今までは首都圏や海外からの観光客に地域の魅力をアピールしていたが、これからは地元の人たちが非日常を感じられる場が求められるのでは?」というよ...
お薦めの本

ワクチンの製作過程とその種類/宮坂昌之「免疫力を強くする」

COVID-19の感染拡大がやや落ち着いたところで、ウイルスに続いて学んでおきたいのがワクチンについて。 山中伸弥教授のウェブサイトでも紹介されている、免疫学の宮坂昌之教授のブルーバックスがあったので...
お薦めの本

日銀前総裁のデフレに対する認識/白川方明「中央銀行」

なぜ中央銀行の独立性が脅かされるのか?それは民主主義の正規のプロセス外にある「非多数派機関」ゆえに、ポピュリストにとって仮想敵の要件を備えた格好の存在となってしまうから。という見解が、森田長太郎「経済...
COVID-19

緊急事態宣言下のゴールデンウィークを終えて

3月中頃にはゴールデンウィーク明けには落ち着いているはず、と勝手な見通しを立てていたが、事態はより深刻なものだった。この2ヶ月間の雑感を書き留めておこう。投資を楽しむ3月の株価暴落のサーキットブレーカ...
日本の神様と昔話

ウイルスとの戦いは神頼み!は案外正しい?

AmazonのPrime Readingでたまたま見つけた岡田能正「神社に行っても神様に守られない人、行かなくても守られる人。」を読んで、なんだか感染症対策につながるような…?と感じてしまうのは、今だ...
COVID-19

なぜ「新型」コロナと呼び続けてしまうのか?

「COVID-19」と呼称があるのに、なぜ「新型コロナウイルス」と呼び続けるのだろう?コロナウイルスの「新型」なんて、これからも次々と現れるはずだから、「新型」を強調するのは思考停止を象徴しているよう...
兼好法師「徒然草」

いまこそ「市中の山居」

示唆に富んだ人生訓がちりばめられた、パスカルの「パンセ」。今ほどこの言葉が身にしみる時はない。「人間の不幸というものは、みなただ一つのこと、すなわち、部屋の中に静かに休んでいられないことから起こるのだ...
COVID-19

国家興亡や歴史の転換点を演出した感染症

感染症について学んでいると歴史が大きく動いた時、その裏側にはパンデミックが隠れていることが多いようだ。COVID-19はアメリカから中国へ覇権が移るきっかけとなるか?シルクロード交易によるウイルスの伝...
お薦めの本

1918~20年のスペイン風邪を学ぶ

1918~20年に多くの死者を出したインフルエンザによるパンデミック、「スペイン風邪」について、これまで下記から学んだことをいったんまとめ。石弘之「感染症の世界史」(洋泉社・2014年→角川ソフィア文...
お薦めの本

人間の移動が病気を拡散する/石弘之「感染症の世界史」

この機会にウイルスや感染症について学ぼうと思ったが、関連図書は図書館では貸出待ちで、Amazonでも在庫切れ。外出自粛ならば読書、という人が意外と多いようだ。こういうときに電子書籍は便利。Kindle...
老舗企業の追っかけ

金剛組第三十二世・金剛喜定の遺言(1802年)

経済危機の時こそ、企業の本当の価値や魅力が見えてきたりするもの。より長い目で、社会にとって必要な企業とは?と考えたくなるのか、リーマン・ショックの頃も老舗企業の理念を拾い集めたりしていた。今回も手始め...
COVID-19

VIX(恐怖指数)のおさらい。VIXとS&P500の推移(2000年~)

株安祭りが開演されたようなので、リーマン・ブラザーズが破綻した頃によく紹介した指数をもう一度。VIX(Volatility Index) ※Wikipedia(意味) YahooFinance(チャー...
お薦めの本

非多数派機関の憂鬱/森田長太郎「経済学はどのように世界を歪めたのか」

森田長太郎「経済学はどのように世界を歪めたのか」には、経済ポピュリズムの圧力を受ける中央銀行の金融政策が描かれている。そしてなぜ中央銀行の独立性が脅かされるのか、問題の根幹を説いた部分がとても分かりや...
投資哲学を求めて

世間が悲観に覆われた時こそ、投資を楽しむ♪

COVID-19の世界的な感染広がりにより、経済活動が停止する中、「リーマン・ショック以来の…」という文言を見聞きすることが増えた。 約10年に1度のペースでやってくる金融危機に弱気になって、ここ2,...
投資や経済の話題

世界の貿易は金融危機以来の弱さ/World Trade Monitor に要注目

オランダ経済政策分析局が発表している"World Trade Monitor"なぜオランダがこの統計を発表しているのか経緯は知らないが、世界80カ国以上の貿易動向を集計し、毎月下旬に前々月分のデータを...
お薦めの本

金融株に投資をするなら、若奈さとみ「巨大銀行のカルテ」

昨年2019年秋にこんなに凄い本が出版されていたのを見逃していた。若奈さとみ「巨大銀行のカルテ リーマンショック後の欧米金融機関にみる銀行の未来」リーマン・ショックから10年超にわたる金融機関の動向を...