社会や政治の問題など

社会や政治の問題など

比較の呪縛がある限り、格差問題はなくならない。

おそらくトマ・ピケティ「21世紀の資本」(2014)以来、格差問題に関連する書籍がいろいろ出版されたように思う。三冊をひとまとめにしておくと。 ロバート・H・フランク「幸せとお金の経済学」 ロバー...
お薦めの本

非多数派機関の憂鬱/森田長太郎「経済学はどのように世界を歪めたのか」

森田長太郎「経済学はどのように世界を歪めたのか」には、経済ポピュリズムの圧力を受ける中央銀行の金融政策が描かれている。そしてなぜ中央銀行の独立性が脅かされるのか、問題の根幹を説いた部分がとても分かりや...
社会や政治の問題など

バナナに絶滅の危機ふたたび! 生産効率追求の末路。

バナナに絶滅の危機ふたたび! バナナに絶滅の危機ふたたび!なんてニュースを夏に見かけた。 Alarm as devastating banana fungus reaches the Amer...
お薦めの本

二度と訪れることはない高度成長という奇跡/マルク・レヴィンソン「例外時代」

みすず書房が翻訳出版する経済書がおもしろいことに気が付いた。 最近再読したピケティ「21世紀の資本」に続いて手に取った、シュトレーク「時間かせぎの資本主義」が共にみすず書房の出版だった。 ほかにも...
お薦めの本

プラネタリー・バウンダリーとは?/ヨハン・ロックストローム「小さな地球の大きな世界」

先日、地球環境研究の国際プラットフォーム「Future Earth」の谷淳也さんにお目にかかり、ご紹介いただいた一冊。 ヨハン・ロックストローム「小さな地球の大きな世界」 日本のプライベートバ...
お薦めの本

預言書、スーザン・ストレンジ「カジノ資本主義」1986年刊

ふと出だしを再読したスーザン・ストレンジ「カジノ資本主義」。 現代社会を覆う金融の問題の本質を捉えており、預言書のように思えてくる。 「西側世界の金融システムは急速に巨大なカジノ以外の何物で...
文化で読む日本経済

家計貯蓄率の国際比較 1989~2018年

OECDのデータを紹介したこの記事が引用されることが多いので更新。平成元年の1989年からの30年間のデータで編集しなおした。なぜかイギリス、フランスのデータは2015年で途切れてしまっている。 主...
お薦めの本

愛と平和を説きつつ戦うのはなぜ?/石川明人「キリスト教と戦争」

なぜキリスト教は愛と平和を説きながら、戦争ができるのか? そんな素朴な疑問をキリスト教徒の著者が読み解く、 石川明人「 キリスト教と戦争」 が興味深かったのでメモ。 現在...
お薦めの本

エシカル消費よりも寄付の選別に頭を使え!/ウィリアム・マッカスキル「効果的な利他主義宣言!」

本屋でたまたま手にとった ウィリアム・マッカスキル「効果的な利他主義宣言! 慈善活動への科学的アプローチ」 目次を開いて飛び込んできた文言にビックリ。 第8章 搾取工場の商品を避ける...
日本の歴史と文化

ルターとトランプ、カルヴァンと行基がなんとなく似ている。

マックス・ヴェーバー「プロ倫」の再読のついでに、 ルターやカルヴァンの宗教改革を思い当たる話と結びつけてみる。 ルターとトランプ ルターがラテン語の聖書をドイツ語に翻訳したことは、 ローマ・カ...
社会や政治の問題など

種子法廃止と食物のタネをめぐる現在の問題点

2018年4月1日付けで廃止となった主要農作物種子法。 避難する声が多いように思うが、 そもそも種子法がどういう法律なのかよく分からないので、 農文協ブックレット...
社会や政治の問題など

殺人件数と経済成長率

妙な殺人事件のニュースが増えるとアクセス数が増える記事。 2007年までだった統計データを新しいものに差し替える更新をした。 おそらく殺人事件のニュースを多く目にすることで、 バブル...
社会や政治の問題など

希望の党の失速がもたらした未来への希望

10月24日まで続いた日経平均連騰の最長記録は16営業日でストップした。 これほど連騰が続いた要因を考えることは後知恵にすぎないが、22日投票の衆議院選に向けての「希望の党」の失速が背景にあるのでは...
社会や政治の問題など

平成期の政治的な負のスパイラルを振り返る。

まもなく「平成」が終わるので、この時代を振り返る本はないかな?と探していて出会ったのが、 小熊英二 編著「平成史」 政治の章を読んでいて、あまりの変わらなさに驚かされる。 新政党が作られては...
社会や政治の問題など

資本主義を救え!/ロバート・ライシュ「最後の資本主義」

ロバート・ライシュの本を読むのは「暴走する資本主義」以来。投資家・従業員・消費者は三位一体であるということを忘れ、投資家として自分さえ儲かればという姿勢でいると、 商品やサービスの品質低下(偽装...
社会や政治の問題など

天皇退位をめぐる元号の縁起と憲法改正

2018年12月末あたりに今の天皇が退位する方向で話が進んでいる。ここが日本の転換点になるかもしれない。そんな覚え書。 平成という元号の呪縛が終わる 「平成」という元号は縁起が悪かった可能性がある...
お薦めの本

未来の株式会社は配当が現物給付?/水野和夫「株式会社の終焉」

長期投資を前提に考えた場合、一番の不安材料と言えば、株式会社と証券市場は今のまま、あり続けられるのか?という疑問。 昨年読んだ奥村宏氏の本では、 投資家必読の一冊! 奥村宏「資本主義という...
社会や政治の問題など

BSEの時と似ている豊洲市場問題

豊洲の地下水問題とBSE問題 豊洲移転騒動にふとBSE(狂牛病)問題を思い出す。日米の貿易摩擦にまで発展した論点が、 20ヶ月齢以下の牛はBSEにならないから輸入しろと迫るアメリカ 全頭検...
社会や政治の問題など

年金制度が金融市場と後進国を蝕んでいる?

最近、株式投資の未来像が自分の中でうまく描けなくなってきた。以前こんな図とともに「自分さえ儲かれば」の投資はダメだと説いた。 でも社会の仕組み上どうしても「投資家」の要求がとおりやすい。高齢...
名言・名文

政治は国民を映す鏡/サミュエル・スマイルズ「自助論」

サミュエル・スマイルズの遺した不朽の名著「自助論」。この中に政治は国民を映す鏡であると指摘したくだりがある。 「一国の政治というものは、国民を映し出す鏡にすぎません。政治が国民のレベルより進みす...
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