食文化と美食探訪

味の素をめぐるESG投資と魯山人の言葉

自己流ESG投資で味の素を選んだが… 私が自身の株式投資にESGを組み込んでみようと思ったのは、 2009年末にブルームバーグのセミナーに参加したのがきっかけ。 BloombergのESGデータが凄すぎる!(2009/12/22)...
お薦めの本

魯山人、家庭料理の大切さを説く。

北大路魯山人は伝説の高級料亭「星岡茶寮」のイメージから、 たいそう豪華な食生活を送っていたように思われるが、 「手のこみ入ったものほどいい料理だと思ってはいないか。高価なものほど、上等だと思っていないか。」 という言葉が表すように、 ...
NO IMAGE 古典に学ぶ人生論

マキャベリ「君主論」第25章より運命論

本屋でマキャベリ「君主論」が文庫で平積みされていたので買った。 私の本棚には塩野七生の「マキアヴェッリ語録」しかなかったのだ。 あらためて全文を読むと、やはり第25章の運命論が興味深い。 「もともとこの世のことは、運命と神の支配にまか...
NO IMAGE 世界を読み解く方法

調理法と動物愛護をめぐるバカげた話

スイスでは3月からロブスターを生きたまま茹でたら違法になるそうだ。 条文ではこんな風に定められているとか。※トムソン・ロイターの記事より 「ロブスターなどの活きた甲殻類は氷や氷水に漬けて輸送してはならない。水中生物は常に自然と同じ環境で...
お薦めの本

山中伸弥×羽生善治「人間の未来 AIの未来」

山中伸弥教授と将棋の羽生善治さんの対談本を読んだ。羽生さんの発言からいくつかピックアップして編集しておく。AIに「ふなっしー」は作れない本のタイトルでもあるAIに関しては目新しい話はなかった。昨年出版された羽生善治「人工知能の核心」でも書か...
社会的投資

鎌倉投信「結い2101」とESG投資

前回の記事で世間でESG投資が騒がれる以前から、鎌倉投信が「人・共生・匠」をテーマに独自の視点で、「サスティナブル投資」に取り組んでいることを紹介した。そういえば2017年秋に鎌田社長がメルマガでこんな連載をしていた。「結い 2101」とE...
NO IMAGE 投信ビジネスの闇と再生への道

一般市民がお金の流れを変えるためにできること

ダイベストメント。 最近インベストメントの反対語として使われることが多い。 社会にとってよろしくない企業の株式を手放すこと等を指す。 たとえばノルウェーの年金基金が、 石炭火力発電関連の企業から投資資金を引き上げた例がある。 機関...
NO IMAGE 世界の名言・名文

棟方志功が「作」ではなく「柵」と書いた訳

日本民藝館の特別展「棟方志功と柳宗悦」を観に行った。 棟方志功には独特の漢字の使い方があり、 版画 → 板画 作 → 柵 仕事 → 仕業 芸術 → 芸業 といったものがある。 展示会の配布資料に棟方本人の説明が紹介されており、...
NO IMAGE 電子出版・著作集

古典に学ぶ投資の心得

久しぶりに本を書いてみた。 といってもブログに書きためてきた記事を編集し直しただけど。 今年で古典を読み漁り始めてちょうど10年になる。 投資に結びつけてまとめてみようと試みたけど、 本の形にしてみると、1万字程度の小冊子にしか...
NO IMAGE コラボ企画☆本日のスープ

「積立」×「投資」の相性はいかに?/本日のスープ95皿目

リレー連載企画「本日のスープ~株式投資をめぐる三重奏~」。 m@さんからのご寄稿コラムです。 前回、rennyさんが長く愛されるファンドを育てる上で運用報告会の開催が大事なのではないかと提案されていました。「運用報告会」で長く愛...
投資や経済の話題

持ち家神話は死なず。拡大を続ける住宅ローン。

日銀の統計データで遊んでいて驚いたこと。 バブル崩壊後の1990年代に持ち家神話が薄らぎ、 21世紀に入って以降は終身雇用の制度が消えていったことで、 個人向けの住宅ローンの貸出額は横ばいか減っているイメージだった。 毎年の新規貸出...
IR情報等から企業を見る

CSR関係者に高評価のリコー。でも企業としての先行きは?

最近はESG投資という言葉が一般的になっているので、 投資家が投資の意思決定の際に、 E(環境)、S(社会)、G(ガバナンス) の要素を考慮するのが当たり前になってきた。 ※長期投資で無意識にやっていた話が顕在化しただけかもしれない...
日記と雑談

ブログ衰亡の背景に文章の読み方の変化?

資料の整理をしていたら、懐かしいものが出てきた。 その昔、投資の話だけをブログに書いていた頃、 「ジャパンブログアワード」 というブログのアカデミー賞的なものにノミネートされたことがあった。 調べてみるとこのイベントは200...
生物と生命の不思議

フライングの脳科学。人は何秒で反応できるか?

織田一朗「時計の科学」を読んでいて、ふと気になる記述があった。 「国際陸連がフライングの規定を「1000分の100秒」に設定した根拠は、生理学の古典的な論文の「人間が外的刺激を感知し、大脳が判断して、身体が反応するのに必要な時間は、最低1...
NO IMAGE 食文化と美食探訪

食への探究心の賜物! 益田鈍翁の茶懐石。

先日のセミナーで磯田道史さんが、 菊乃井・村田吉弘さんがこんな話をしていたと紹介。 「上等な料理とは料理に対する考えや工夫が上等であること」 ただ高価な食材を使っただけでは上等な料理とは言えない。 その言葉にふと益田鈍翁(1848~...
Pythonで遊ぶ

東京で雪が降りやすい特異日はあるのか?

昨日1月22日は東京で久しぶりの大雪。 なんとなく東京で雪が降りやすいのは、 成人の日と大学入試センター試験のある1月中旬 私立中学の入学試験のある2月上旬 というような印象がある。 おそらくイベントと組み合わさって記憶に残りやす...
Pythonで遊ぶ

羽生善治さんの記者会見をテキストマイニング

年始から人工知能開発にも使われるプログラム言語「Python」を勉強中。 スマホで言うところのアプリにあたるライブラリと呼ばれるものが豊富で、 機能を拡張できるのがPythonの特徴らしいのだけど、 これらのインストールでかなり苦戦し...
食文化と美食探訪

鰻の料理史から見る料理文化の広がり(磯田道史さんの講演を中心に)

1月19日に味の素食文化センターで開催された 「江戸書物から読み解く庶民の食べ物と生活」。 磯田道史さんの講演「鰻の料理史」を中心にその内容を編集。 庶民が鰻のかばやきを食べるまで 万葉集に収録される奈良時代の歌人、大友家持(718...
日本の歴史と文化

多神教で評判が大切な日本。普遍的な枠組みへの適応は苦手。

ESG投資、スチュワードシップ・コード、SDGs、コーポーレードガバナンスなど、 国内の企業や投資家が海外からもたらされる基準や枠組みにオロオロしている。 いわゆるグローバル・スタンダードに振り回されているわけだが、 どうしていつも普...
世界の名言・名文

道を極めるとは、自らの井戸を深く掘り下げること。(早乙女哲哉・村上春樹)

年始に「みかわ是山居」で早乙女哲哉さんの天ぷらをいただいた。 今年の営業初日のお昼に訪れたところ、カウンターに日本人は私たちだけ。 当代随一と称される天ぷらを味合うのが外国人観光客ばかりで少し寂しい。 もっとも早乙女さんご本人はご機嫌...