日本の歴史と文化

文化で読む日本経済

家計貯蓄率の国際比較 1989~2018年

OECDのデータを紹介したこの記事が引用されることが多いので更新。平成元年の1989年からの30年間のデータで編集しなおした。なぜかイギリス、フランスのデータは2015年で途切れてしまっている。主要先...
食文化と美食探訪

江戸前の「きす」が稀少品になりつつある?

先週末、季節に一度の贅沢「てんぷら前平」で美味を堪能した。 でもこの日は江戸前の「きす」が手に入らなかったとのことで、おあずけ。 前平さんによると「竹岡港」で揚がる「きす」が天ぷらとの相性が抜群だが、...
日本の美意識

令和が梅なら、次は桜にまつわる元号を!

桜と月に関する日本の古典を編集して本にした時、万葉集の梅から古今集の桜に関心が移る過程を簡単に紹介した。「古代の日本で「春の花」と言えば「梅」だった。いつごろ日本の関心が梅から桜へ移っていったのだろう...
文化で読む日本経済

現在の課題や将来の不安が文明発展の源

3月27日のランチ会での論点補足日本は課題が山積みで将来を不安視する人が多く、それは遺伝子的な影響が大きいと考えられる。→関連記事しかしそのおかげで勤勉な国民性を手にすることができた。もし日本が課題も...
食文化と美食探訪

みかんの家系図。ありがとう清見ちゃん!

子供の頃からミカンが好きだ。 しかし1978年生まれの私の子供の頃は、ミカンはミカンでしかなく、今のように多品種ではなかった。しかも味にムラがあり、当たり外れも多い果物だった。 何をきっかけにミカンパ...
東日本大震災

震災ドキュメンタリー「あの日の星空」が素晴らしかった

3月11日にNHKで放送された「あの日の星空」が素晴らしかった。※2021年の再放送は3月12日 午前1:45~午前2:30 あの日の夜、大停電の被災地を照らした満天の星空。仙台市天文台が追った被災者...
日本の歴史と文化

オランダ・東インド会社のアジア支配に浪人武士が活躍/藤木久志「雑兵たちの戦場」

先日読んだ、平川新「戦国日本と大航海時代」では、秀吉の朝鮮出兵が領土拡大への見果てぬ夢ではなく、列強の植民地政策への対抗手段だったことを学んだ。 朝鮮出兵は失敗したものの、その軍事力を目の当たりにした...
日本の歴史と文化

ドラマ「天正遣欧少年使節 MAGI」がおもしろい。

Amazonプライムビデオのドラマ「天正遣欧少年使節 MAGI」がおもしろい。 これまで戦国・江戸時代のキリスト教研究は、ラテン語が読めるカトリック系の大学の研究者が主導してきたため、闇の部分は覆い隠...
百人一首

百人一首せんべいを片手に、日本史の不思議に思いをはせる。

私が好きなおせんべい屋「長岡京 小倉山荘」。 この店は百人一首をモチーフにした包装に特徴があり、ウェブサイトは和歌のコラムが充実の内容で、メールマガジンに登録すると宣伝の合間に下記の連載が届く。 『小...
日本の神様と昔話

古事記と日本書紀の蛇神

神社のしめ縄は蛇の交尾の姿を現したもの!なんて説を知り、 ふと考えると、なぜか出雲神話の神様と蛇のつながりが深い。 出雲の地に降り立った素戔嗚尊が退治した八岐大蛇。 大国主命は国譲りの後、大物主神と名...
食文化と美食探訪

菓子と薬の「ういろう」の歴史

おととい小田原にある「ういろう」という店に立ち寄り、病気ではないが天然植物を原料とした古来の製法による薬を買った。一般的に「ういろう」と聞くと菓子を思い浮かべる。だが元の滅亡に伴い日本に亡命した「外郎...
食文化と美食探訪

一月十五日は小豆粥。七草粥はいつから?/土佐日記・枕草子

今朝は七日なので妻が七草粥を用意してくれた。 ふと疑問に思う、以前「春の七草」について和歌をたどると、「若菜摘み」の習慣が庶民へ広がっていく様子が分かった。 七草の習慣が庶民に広がるのは平安末期?/百...
百人一首

セレンディピティとはめぐり逢うこと。

「セレンディピティ」という言葉の持つ意味が、人生の本質を突いているように思えた。しかしカタカナ語をこれ見よがしに振りかざす人間ほど信用できないものはない。他の人々に理解しにくい言葉を使うことで、優越感...
食文化と美食探訪

2018年 美食の旅

今年も美味しいものをたくさん食べることができた。 「人には1日に3回、幸せになるチャンスがある!」 というのが私の人生哲学だったりするので、まずは美味しい料理を作ってくれる料理人のみなさまに感謝。 今...
食文化と美食探訪

雑煮は戦場の料理?

最近、我が家のお祝い事は「日本料理 太月」で食事をするのが定番。ご主人の望月さんにお雑煮の由来を教えてもらったのでメモ。雑煮は戦国時代に戦場で食べられていたものが原型。戦地で入手できる食材に餅を合わせ...
百人一首

愛ゆえに気付く命の尊さ/百人一首50「君がため…」

百人一首の恋歌で、なんとなく親しみがわくのは、陽成院の「恋ぞつもりて…」とこの一首だ。君がため 惜しからざらし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかなあなたのためなら、命も惜しくないと思っていた。 でも恋...
食文化と美食探訪

味噌の日本史

まずは931~38年に編さんされた辞典「和名類聚抄」。味噌の語源について語られている。「末醤は、高麗醤ともいい、美蘇のことである。俗に味醤の字を用いる。本来は末醤といったが、末は搗末の意味である。末を...
古今和歌集

「黄」の佐保山と「紅」の竜田川。古今集・紅葉の和歌

「もみじ」に当てられた漢字が「黄葉」から「紅葉」へ変わり、和歌に詠われるイメージも変わることを書いた。 もみじが「黄」から「紅」に変わる頃に/百人一首24「紅葉の錦 神のまにまに」これを頭に入れた上で...
万葉集

もみじが「黄」から「紅」に変わる頃に/百人一首24「紅葉の錦 神のまにまに」

もみじの語源かつて日本人は無文字社会からの移行期の万葉仮名の時代、木の葉が色を変えることを「モミツ(毛美都)」と呼んでいた。それが「モミチ(毛美知)」と名詞化し、万葉集の時代になると、「黄葉」を「モミ...
日本の歴史と文化

ルターとトランプ、カルヴァンと行基がなんとなく似ている。

マックス・ヴェーバー「プロ倫」の再読のついでに、ルターやカルヴァンの宗教改革を思い当たる話と結びつけてみる。ルターとトランプルターがラテン語の聖書をドイツ語に翻訳したことは、ローマ・カトリックのエリー...