子供の頃からミカンが好きだ。
しかし1978年生まれの私の子供の頃は、
ミカンはミカンでしかなく、今のように多品種ではなかった。
しかも味にムラがあり、当たり外れも多い果物だった。
何をきっかけにミカンパラダイスが出現したのか?
先日、生協のチラシに載っていた家系図をながめていて、
なぜ「清見オレンジ」が中心なのだろう?とふと疑問に思った。
調べてみると、栽培のしやすさ、食べやすさの両立を目指して、
1949年から31年もの研究の末に誕生した交配種が「清見」。
また「清見」以前は新たな交配種発見に10年超はかかったが、
後に「清見」が育種親としても優れていたことが判明し、
次々と新しいミカンの品種が生まれるようになったのだという。
なるほど最近よく見かけるミカンたちの品種登録された年を調べると、
- デコポン(1993年)
- はるみ(1999年)
- せとか(2001年)
- 甘平(2007年)
- 紅まどんな(2007年)
しかし今期その味に最も感動したのは「はるか」。「清見」グループではない。
代官山ASO二子玉川店でいただいた「福岡県糸島産 奇跡のみかん“はるか”のタルト」。
さわやかな甘みがあまりに素晴らしくなんだこれは!?
福岡県糸島の個人宅の庭に植わっていた「日向夏」から突然生まれた品種だとか。
やはり偶然の巡り逢わせは素晴らしい!
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