人生の哲学と科学

脳と遺伝子の探求

文字を読むことの脳科学/メアリアン・ウルフ「プルーストとイカ」

先週、読書好きのための遊園地?、角川武蔵野ミュージアムを訪問。図書館や書店のような管理のしやすさを重視した本棚ではなく、目に留まったテーマから芋ずる式に読みたい本があふれだす仕組み。脳関連の棚で「こん...
世界を読み解く方法

人間の認識に客観は存在しない。あるのは主観のみ。

宇宙物理学に触れると、直感的には理解し難い話が満載。 サイクリック宇宙論…現在の宇宙はビックバン(膨張)とビッククランチ(収縮)を30~50回繰り返してできあがったもの? 私たちは50回目の宇宙を生き...
人生の哲学と科学

量子もつれに思考がもつれる

昨年2022年にノーベル物理学賞を受賞したアントン・ツァイリンガー博士。その著作「量子テレポーテーションのゆくえ」を読んでみたが、あまり理解できず、ある面での知能の衰えを感じさせられた。量子もつれが未...
人工知能をめぐる議論

知力を拠り所とする時代の終わり/出口康夫「AI親友論」

京都大学で哲学を教える出口康夫教授の「AI親友論」を読んで、私は「知」に対する執着が強すぎるのかもと感じされられた。人間は「知的能力」に自らの尊厳やを見出してきた。地球上の他の動物や自ら生み出した人工...
世界を読み解く方法

ベーコンのイドラ。帰納法で読み解くその前に。

フランシス・ベーコン(1561-1622)といえば帰納法。恥ずかしながら、それだけしか頭に残っていなかった。あらためて高校生用の倫理の参考書を読み直すと、世の中を帰納法で読み解くにあたっての前提として...
お薦めの本

動物の言語研究から人間社会を俯瞰する

ゴリラ研究の山極寿一さんと野鳥研究の鈴木俊貴さんの対談本、「動物たちは何をしゃべっているのか?」。京都大学の総長を務めた山極さんをご存じの方はほとんどだと思う。私が鈴木さんのシジュウカラ研究を知ったの...
人工知能をめぐる議論

生成AIは水をがぶ飲みする?

生成AIブームで高性能な半導体が注目されている。少し気になるのは半導体の性能が上がれば上がるほど、エネルギー消費量も増大するはずだけど、それ大丈夫? 気になってGoogleとMicrosoftの環境報...
世界を読み解く方法

好奇心の源は「問い」

先日、大学生から質問攻めにあう機会に恵まれ、株式投資に限らず、幅広く話をさせてもらって楽しかった。と同時に20代の好奇心ってすごいな!と感心した。私はちょうど10年前から2年かけて、今の中隠生活に落ち...
世界を読み解く方法

未来を他人事ではなく自分事にすることのむずかしさ

未来を憂い、現在の行動を考えることのむずかしさ。シーフードレガシーの花岡和佳男さんに、漁業の現状と未来について伺って、そうだよなぁと感じたこと。漁業は世界的には成長産業と見なされており、環境持続性や社...
お薦めの本

思考とは新皮質の座標系を歩くこと/ジェフ・ホーキンス「脳は世界をどう見ているのか」

1996年に携帯情報端末“Palm”を世に送り出したジェフ・ホーキンス。若い人は知らないだろうけど、スマホが登場する以前の世の中は、携帯電話と携帯情報端末、携帯音楽プレイヤーが別々に存在したの。その中...
「時」を読み解く

時を読み解くと、エントロピーに行き着くのはなぜ?

過去・現在・未来の時の流れについて追いかけていると、必ず熱力学第二法則が出てきて、エントロピーの話がはじまる。それがなぜなのかきちんと理解しないまま、受け入れてきた。でも、カルロ・ロヴェッリ「時間は存...
世界を読み解く方法

資本市場を有機的に理解する。マネーの進化史、適応的市場仮説。

なんとなく並べて眺めたいなと思った2冊の本の記述。多くの投資家の意思や判断が投じられる資本市場は、ある種の命をもった生物のように感じられることが多々ある。でも頭の整理をしたことがなかったので、まずはこ...
人生の哲学と科学

読書への関心は遺伝子が決める!?/飯田一史「若者の読書離れというウソ」

活字離れに読書離れ、そして出版不況と言われて久しい。一方で約30年の間で日本人の図書館利用は倍増している。 これは読書習慣のない人がドキッとするだけの統計にすぎない。どの年代が図書館を利用しているのか...
世界を読み解く方法

世界はシンプルなほど正しい。でもホヤにはなりたくない。

「オッカムの剃刀」という言葉に初めて出会ったのは、バンガードの創業者、ジョン・C・ボーグルの著作だったと思う。「必要が無いなら多くのものを定立してはならない。少数の論理でよい場合は多数の論理を定立して...
宇宙を読み解く科学

宇宙の歴史と超弦理論/野村泰紀「なぜ宇宙は存在するのか」

野村泰紀「なぜ宇宙は存在するのか」。YouTubeに登場した著者の話にわくわくしたので、「はじめての現代宇宙論」と副題の付いたこの本を読んでみた。すべてを理解するのは難しかったが、宇宙論の本をたくさん...
お薦めの本

ハイゼンベルク「部分と全体」

ウェルナー・ハイゼンベルクの自伝「部分と全体」を久しぶりに読み返した。この本をはじめて手に取ったのは2012年のこと。投資好きが興じて未来学を追い求めて挫折した過程で、ハイゼンベルク「不確定性原理」ゲ...
投資や経済の話題

ChatGPTで知恵の壁打ち/ソフトバンクグループ株主総会2023

2023年3月期決算の株主総会の中継動画を見ている中で、興味深かったのが孫正義さんのChatGPTの活用法。孫さんは夜な夜な自分のアイデアを聞かせて、何度も「そのアイデアは非現実的です」と回答してくる...
世界を読み解く方法

投資家にオススメしたい現代文の学び直し

22歳で株式投資をはじめるまでは、ほとんど本を読んでいなかった。必要に迫られて、経済、金融、会計、経営関連の書籍を読み倒したが、この世界を読み解くための方法に近づいた実感はえられなかった。30代になる...
世界を読み解く方法

投資家にオススメの社会学の名著

相場の格言に「人の行く裏に道あり花の山」というものがある。しかし多くの個人投資家はこれと逆行しているのではないか。投資家だけではなく、社会全体が一方向に触れやすくなっている。「知」を解放する装置として...
世界を読み解く方法

投資家にオススメの科学書(相対性理論・環世界)

当事者として企業価値評価を争点の裁判に関わる中、リーマン・ショックが起こり株価が暴落し、世界が大混乱。裁判になったり、株価が乱高下したりするのは、企業価値を評価する絶対的な方法がないからだよね。大学院...