時を読み解くと、エントロピーに行き着くのはなぜ?

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過去・現在・未来の時の流れについて追いかけていると、
必ず熱力学第二法則が出てきて、エントロピーの話がはじまる。

それがなぜなのかきちんと理解しないまま、受け入れてきた。
でも、カルロ・ロヴェッリ時間は存在しないを読んで、
なるほど、そういうことだったのか!と腑に落ちた記述をメモ。

ほかのどの法則においても、過去と未来は区別できない。ニュートンの力学的世界の法則も、マクスウェルが導いた電磁気の方程式も、重力に関するアインシュタインの相対性理論の式も、量子力学のハイゼンベルクやシュレディンガーやディラックが導いた方程式も、20世紀の物理学者たちが確立した素粒子に関する方程式も、どれ一つとして過去と未来を区別することはできないのだ。つまり、これらの方程式に従って一連の出来事が起きるのであれば、同じ出来事の列を時間のなかで逆に進めることができる。この世界の基本方程式に時間の矢が登場するのは、熱が絡んでいるときに限られる。

したがって時間と熱には深いつながりがあり、過去と未来の違いが現れる場合は決まって熱が関係してくる。逆回しにしたときに理屈に合わなくなる出来事の連なりには、必ずヒートアップするものが存在するのだ。

時の流れと熱に密接な関係があるから、熱力学第二法則が出てくるのか。

アインシュタインの名言のなかに、

「過去、現在、そして未来の間の区別は、単なる幻想にすぎない。たとえ、その幻想が非常に強いものであるとしても。」

というものがある理由も理解したのだった。

時間は存在しない
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