流動性知能・結晶性知能(レイモンド・キャッテル)

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太刀川英輔進化思考を読んでいて、そうだよね、と実感のある話。

心理学者レイモンド・キャッテル(1905~1998)の研究によると、
人の知能には2つの異なった性質がある。

  • 流動性知能…新しいアイデアを考え出したり、新しい方法で課題を解決したり、新しいことを学習したりするための知能
  • 結晶性知能…学校での学習や社会での規範など、経験によって培われる知能

流動性知能は10代で急激に発達するが、20歳前後をピークに下がってく。
逆に結晶性知能は経験を積んで、年を重ねれば重ねるほど高まっていく。

ちなみにノーベル賞受賞者が、受賞した研究を開始した平均年齢は36.8歳だとか。

私は今年43歳なんだけど、新しいことを学習することの壁が年々高くなる印象。
25~35歳くらいまでは、年中無休で時間を問わず、どんどん学ぶことができたけど、
いまは午前中の時間帯を意識して取り組まないと、なんだかうまく頭に入ってこない。

以前、投資をはじめるのに最適な時期は?と考えをまとめたとき、
20代前半から約10年くらいの期間だろう、という結論になった。
上記の研究や私自身の実感から、結構良い線をいっているように思う。

たとえ寿命が延びても、脳の仕組みをどうこうすることはできないから、
月並みな話ではあるけど、若いときの時間って大切なんだよね。

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