世界を読み解く方法 ハンス・ヨナスの未来倫理学 東日本大震災後に偶然とリスクに関する様々な哲学・社会学の本を読んだが、当時は解説書が少なく挫折したドイツの哲学者、ハンス・ヨナス(1903~93)の思想。来週末に京都で開催されるセミナーにオンライン参... 2020.08.13 世界を読み解く方法
しあわせのかたち ショーペンハウアーが「幸福について」で富よりも大切と説いたもの。 ふとしたことから13年ぶりに読み始めたショーペンハウアー「幸福について-人生論-」ドイツの哲学者、ショーペンハウアー(1788~1860)は、人間の幸・不幸は次の3つの要素で決まると説く。その人のあり... 2020.08.05 しあわせのかたち
古典に学ぶ人生論 学ぶことの意義/中江藤樹「翁問答」 人口密集地ゆえにCOVID-19で身動きがとれず、茶番のような都知事選…。私にとって東京に住み続ける意味はなんだろう?よく考えても「美味しいものが食べたいから!」しか出てこなかった。ならば移住するに適... 2020.07.25 古典に学ぶ人生論
古典に学ぶ人生論 水戸黄門・九ケ条禁書「人生楽ありゃ苦もあるさ」 テレビドラマ「水戸黄門」の主題歌の冒頭、 「人生楽ありゃ苦もあるさ~♪」これは実際に水戸黄門(徳川光圀)が1698年に記し、1722年から江戸城の大広間に掲げられたという、「水戸黄門光圀公九ケ条禁書」... 2020.07.07 古典に学ぶ人生論
人工知能をめぐる議論 何を指しての人工知能「AI」か? 西山圭太、松尾豊、小林慶一郎「相対化する知性」の中で、現在「人工知能」が語られる際に、昔ながらのITまたはAIディープラーニングがゴチャゴチャに認識されていることが問題視されている。(例;ユヴァル・ノ... 2020.07.04 人工知能をめぐる議論
「時」を読み解く 後ろにある未来?「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 昔の人気映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」がテレビ放送されていた。 子供の頃にぼんやり見ていたので、当時はなんとも思わなかったが、このタイトル、よくよく考えると不思議なものがある。 「過去に戻る」... 2020.06.29 「時」を読み解く
世界を読み解く方法 隠岐さや香「文系と理系はなぜ分かれたのか」 今はどうだか知らないが、私が高校生だった1990年代後半は、「文系と理系のどちらを選択するか?」という問いに対して特に深くも考えずに、「数学が苦手か、得意か?」という問いにすり替えて選択する人が多かっ... 2020.06.26 世界を読み解く方法
お薦めの本 テレワークによる余暇を知的に遊べ!/ラッセル「怠惰への讃歌」 株式投資をはじめて10年ほど経った30代初めの頃、ふと疑問が生じた。 同世代と比較すれば、たしかに平均を上回る富を得られたかもしれない。でもそれで幸せになれたかというと、何かおかしい気がする…。 そん... 2020.06.23 COVID-19お薦めの本古典に学ぶ人生論
お薦めの本 ガイア理論のラヴロックが100歳で新作!「ノヴァセン 超知能が地球を更新する」 地球はひとつの巨大な自己調整システム、すなわち生命体のようなものとみなす、「ガイア理論」1960年代にジェームズ・ラヴロックが提唱した仮説だが、そのラブロックがまだ存命で(来月101歳)、新たな著作を... 2020.06.15 お薦めの本人工知能をめぐる議論
お薦めの本 お気楽人間の遺伝子と脳の秘密?/エレーヌ・フォックス「脳科学は人格を変えられるか?」 軽やかに生きているように見えるがその秘訣は?そんな風に問われて過去にまとめた人生観を読み直した。私の人生観(13/06/22)意外にもいま振り返っても、追加・修正する必要がなくて上出来。私が後に白楽天... 2020.05.18 お薦めの本脳と遺伝子の探求
お薦めの本 ウイルス・細菌の関連書籍で、人間の思い上がりを再認識する。 ウイルスや細菌に関する本をいろいろ読んでいると、私たち人間の考え方は勝手だな、と痛感させられる。COVID-19と戦う今は、ウイルスは敵だ!と思ってしまいがちだが、私たちがここまで進化するためにウイル... 2020.05.10 お薦めの本生物と生命の不思議
中国古典 風流は手の届く範囲にある/菜根譚・前集88、後集5 室町時代の「市中の山居」について先日まとめたが、似たような心得は同時代の中国で書かれた「菜根譚」にもあった。静中の静は真静に非ず。動処に静にし得来たりて、わずかにこれ性天の真境なり。楽処の楽は真楽に非... 2020.05.01 中国古典
兼好法師「徒然草」 いまこそ「市中の山居」 示唆に富んだ人生訓がちりばめられた、パスカルの「パンセ」。今ほどこの言葉が身にしみる時はない。「人間の不幸というものは、みなただ一つのこと、すなわち、部屋の中に静かに休んでいられないことから起こるのだ... 2020.04.22 COVID-19パスカル「パンセ」兼好法師「徒然草」
お薦めの本 ゆらぐ生命の定義/山内一也「ウイルスの意味論」 ウイルス探求の三冊目。山内一也「ウイルスの意味論」。前回読んだ中屋敷均「ウイルスは生きている」でも、ウイルス研究を通して、何を持って生きているとするのか?という見解が述べられていた。本書では20世紀に... 2020.04.14 お薦めの本生物と生命の不思議
お薦めの本 生とは何か?/中屋敷均「ウイルスは生きている」 中屋敷均「ウイルスは生きている」。ウイルスと感染症について学びたい!と選んだうちのひとつ。同じ著者の本は「科学と非科学」に続いて2冊目だが、前回と同様に「生とは何か?」を考えさせられる内容だった。生き... 2020.04.10 お薦めの本生物と生命の不思議
中国古典 本当の強さとは?/荘子・達生篇「木鶏」 大相撲の1939年1月場所。70連勝がかかった一番で敗れた横綱、双葉山が、師匠と仰ぐ安岡正篤にこんな電報を送ったという。「イマダモッケイタリエズ(未だ木鶏たりえず)」その「木鶏」の由来は「荘子」の達生... 2020.03.24 中国古典
情報と知性 読書はネット社会への抵抗だ!/デヴィッド・L・ユーリン「それでも、読書をやめない理由」 2010年にアメリカで出版され、2012年に翻訳された、デヴィッド・L・ユーリン「それでも、読書をやめない理由」。原題は“The Lost Art of Reading: Why Books Matt... 2020.02.26 お薦めの本情報と知性
情報と知性 知識分類のはじまり(16、17世紀)/ピーター・バーク「知識の社会史」 ピーター・バーク「知識の社会史」の第5章「知識を分類する」。ここに描かれたヨーロッパにおける知の整理が面白かったのでメモ。知の分類に関する論争1400年頃のミラノの大聖堂の建築における石工と建築家の論... 2020.02.16 お薦めの本情報と知性
世界を読み解く方法 ロジェ・カイヨワ「循環的時間、直線的時間」 新型コロナウイルス(COVID-19)の影響による経済見通しを語る時、決まって2003年のSARSの時の株価や経済統計が持ち出される。この手法で未来の何が分かるのだろう?とモヤモヤを感じながら、たまた... 2020.02.13 世界を読み解く方法
ラッセル&アランの幸福論 自分を幸せにできない人に、他者の幸福を語ることはできない。/アラン「幸福論」 幸せな人生を送る人は、人の痛みが分からないと揶揄されることがある。単なる妬みというよりも、不幸や悲しみの上にしか美徳は存在しない、という奇妙な先入観に由縁するように思える。三大幸福論と称されるうちのア... 2020.02.09 ラッセル&アランの幸福論中国古典