しあわせのかたち

私の人生観

職業「遊び人」宣言から10年

ドラゴンクエストⅢのリメイク版が来週発売。思い出深い作品なので予約注文している。小学生の頃は、職業「遊び人」のキャラクターを育てると、ダーマ神殿で「賢者」に転職できることを、ただ笑うばかり。そのまま忘...
お薦めの本

一期一会の夜空に目を向けられる人生でありたい

「月刊星ナビ 2024年7月号」の特集、星空人生100年計画が興味深い。これまでとこれからの激レア天文現象がまとめられている。自分が物心ついた頃からの記録を抜き出してみると、日付現象1986年4月ハレ...
日本の美意識

語源に学ぶ「しあわせ」のかたち。為合わせ・仕合わせ・幸せ。

中島みゆき「糸」にこんな一節がある。縦の糸はあなた 横の糸は私逢うべき糸に 出逢えることを人は 仕合わせと呼びます「幸せ」ではなく、「仕合わせ」と表現し、さらに語源をきちんと意識した深いフレーズになっ...
私の人生観

30代前半でFIREも、2年で社会復帰。その後「中隠」へ。

FIRE。アメリカの20~30代の間で盛り上がっている“Financial Independence”(経済的自立)“Retire Early”(早期リタイア)を組み合わせた造語らしく、最近、日本でも...
お薦めの本

古いものに価値があるのはなぜか?/山田登世子「贅沢の条件」

昨年末に國分功一郎「暇と退屈の倫理学」を読み返し、自分なりの贅沢の定義を以下のようにまとめてみた。 贅沢は日常の暮らしのなかにこそあるべき 日々の食事を大切にすることが贅沢であり(料理の意義)、 がん...
古典に学ぶ人生論

夢窓国師の幸福論/夢中問答集・第1~5段

とある方の問答集を企画・編集をしようと考えていて、その参考にしようと、久しぶりに「夢中問答集」を手に取った。鎌倉末期~室町初期の臨済宗の禅僧、夢窓国師(夢窓疎石)と、室町幕府・初代将軍、足利尊氏の弟、...
しあわせのかたち

生命の仕組みに逆らわない生き方

昨年書いた記事の中で最も多くの方の目に留まったのは、孔子と荘子。未来に対する姿勢の違い。(20/01/20)1月に書いたものだったが、それからまもなく、未来が極めて不透明な世界がやってきた。ほんの少し...
しあわせのかたち

贅沢に余暇を楽しむために/國分功一郎「暇と退屈の倫理学」

テレワークにより浮いた通勤時間分の余暇をどう使うか?ラッセルの「怠惰への讃歌」で読み解いたりしてみたが、テレワークによる余暇を知的に遊べ!/ラッセル「怠惰への讃歌」(20/06/23)そういえば昔、「...
しあわせのかたち

ショーペンハウアーが「幸福について」で富よりも大切と説いたもの。

ふとしたことから13年ぶりに読み始めたショーペンハウアー「幸福について-人生論-」ドイツの哲学者、ショーペンハウアー(1788~1860)は、人間の幸・不幸は次の3つの要素で決まると説く。その人のあり...
ラッセル&アランの幸福論

自分を幸せにできない人に、他者の幸福を語ることはできない。/アラン「幸福論」

幸せな人生を送る人は、人の痛みが分からないと揶揄されることがある。単なる妬みというよりも、不幸や悲しみの上にしか美徳は存在しない、という奇妙な先入観に由縁するように思える。三大幸福論と称されるうちのア...
お薦めの本

生きるとは、分からない世界から分かることを増やすこと/中屋敷均「科学と非科学」

サイエンスエッセイ、中屋敷均「科学と非科学」がおもしろい!本書の第七話「科学と非科学のはざまで」は、2019年の東京大学の入学試験にも採用された名文だ。まず「カオスの縁」という概念を出だしで説明した上...
しあわせのかたち

夢は叶った後に気づきたい

正月休みが終わると「今年の抱負」を語らう習慣がある。世間では将来の夢や目標を持つことが美徳されるが、明確な目的を持ってそれに突き進む人生はなんだか息苦しい。今を生きることが不確実な未来のための手段にな...
しあわせのかたち

変な人になれなければ、変な人を心に棲まわせる。

このブログは記憶のバックアップ装置として続けており、その目指す編集方針は「英知を求める変人の森」だろうか。 私にとっての「英知を求める人」とは、 明確な夢や目標などは持たず、 たとえ経済的な利益や価値...
古典に学ぶ人生論

幸福と成功、希望について/三木清「人生論ノート」

本棚の隅で忘れられていた、三木清の「人生論ノート」。表現が回りくどくて、すぐに放り出してしまったのだが、今月放送のNHK「100分de名著」で再発見することができた。番組自体は去年春の再放送で見ていた...
名言・名文

人生とは星を見つけ、星座をつむぐこと。

荻原井泉水(1884~1976)のエッセイ「星を拾う」より、俳人である著者が自選の句集を編集する中でふと思い出した言葉。「人生というものは塵芥の中から宝石を見出すということである。」そしてその宝石を夜...
私の人生観

早期リタイアよりも幸福な白楽天流「中隠」生活

かねてより35歳での隠居を明言し、遂にその時がやってきた2013年。完全な隠居はあきらめて、別の生き方を探しはじめた。 世を捨てても世に捨てられずに生きる(13/05/07)思わぬ幸運のめぐりあわせで...
コラボ企画☆本日のスープ

幸福は風景みたいなもの/本日のスープ・調理場より

リレー連載企画「本日のスープ~株式投資をめぐる三重奏~」。先日rennyさんのブログに51皿目のコラムを寄稿した。富と幸福の間をどう生きるか?/本日のスープ51皿目 幸福が所有できる「モノ」のような考...
名言・名文

分かりそうで分からない。その楽しさと幸せ。

世の中の出来事で分からないことは意外と少ないもの。もし直感的に理解できないことに出会ったのなら、 世間の常識に囚われている 過去の経験が理解の邪魔をしている その分野の知識が足りないといったことが混乱...
私の人生観

株式投資に学んだ人付き合いの方法

万人と適当に付き合って誠意の欠けた人生を送るよりも、少なくてもたしかな信頼関係を築けた人生の方が価値がある。だから自分から人とつながりにいくようなことはしない。誰にでも良い顔をしていれば、仲間外れにな...
私の人生観

努力と成功を結ぶ、偶然の幸運に出会うために。

「努力は報われるか?」という質問に日本人の7割近くは、「努力すればいつかは必ず報われる」と答えるのだという。※統計数理研究所「日本人の国民性調査」最近は若い人を中心に減少傾向にあるそうだが、努力が成功...