変な人になれなければ、変な人を心に棲まわせる。

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このブログは記憶のバックアップ装置として続けており、
その目指す編集方針は「英知を求める変人の森」だろうか。

私にとっての「英知を求める人」とは、

  • 明確な夢や目標などは持たず、
  • たとえ経済的な利益や価値を生まなくても気にせず、
  • こうした姿勢に対して世間から白い目で見られても、
  • 世界をもっと知りたい!!って好奇心を抑えられない。

いつの時代にも、どの社会にも、一定割合いるはずの変人。
そんな存在になれたらいいな、といつも思っている。

私のイメージでは子供の頃に遊んだドラクエⅢで、
職業「遊び人」のキャラをレベル20になるまで育てたら、
ダーマ神殿で「賢者」に転職できる、あの感覚に近い。

でも平均的な存在こそが「正常・正義」であり、
そこから逸脱した者は「異常・悪」とみなしがちの世の中だから、
「変な人」に良いイメージはなく、不審者扱いされるのがオチだろう。

変人は神である

かつてはある共同体から「変人」として追い出さた漂泊者が、
他の共同体へ訪れて「神」とみなされていた
ような例もあった。

「折口信夫は〝まれびと〟の出自として、村八分的な刑罰によって、あるいは共同体の宗教規範に背馳したために村落共同体から排除された者、さらに物狂い(精神異常)のはなはだしい者などを想定し、そうした漂泊・放浪の人々が偶然立ち寄った村(部落)において、神秘感を漂わせる〝まれびと〟として迎えられたと説いている。」赤坂憲雄「境界の発生」P96

※折口信夫は日本の神の特徴を「まれびと(客人・稀人)」と呼んだ。

価値観の内と外を区切る境界線が豊富だった時代は、
ある意味、寛容な時代だったと言えるのかもしれない。

Apple ”Think Different”(1997)

もうすこし身近な例を示すなら、
スティーブ・ジョブズがアップルへ復帰した直後に打った1997年のCM。

“Here’s to the crazy ones. The misfits. The rebels. The troublemakers. The round pegs in the square hole. The ones who see things differently. They’re not fond of rules. And they have no respect for the status quo. You can quote them, disagree with them, glorify or vilify them. About the only thing you can’t do is ignore them. Because they change things. They push the human race forward. And while some may see them as the crazy ones, we see genius. Because the people who are crazy enough to think they can change the world are the ones who do.”

常識外れの変人こそが天才であり、
自分が世界を変えられると信じる人が、本当に世界を変える。
というのがジョブズが伝えたかったメッセージだ。

もちろん自分自身が変人として花開く人生が楽しいだろう。
でもそうはいかないものだから、少し変わった人に出会ったときに、
その独特な有り様に敬意を表することができる人生を送りたいと思う。

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